Mac Plus に Gemini(アクセラレータ)を取り付ける
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もう一つは Tweet で説明した通り、68000 SDIP/DIP 変換基板を改造すること。言葉で説明するより出来たものを見てもらったほうが早いが、DIP 側の端子を連結ソケットにするだけで Killy Clip と同じ役割を果たすことができる。
3. 補助電源の搭載
起動も不安定。スピーカーからバリバリ変な音が出たり、Sad Mac 出たり、格子模様だったり。強化電源が必要なのかなあ。そして FDD もイジェクトできなくなって終了。満身創痍。
2019-11-01 01:03:24Gemini 搭載 Plus 進捗。5V 電源搭載で起動時の不安定さは解決。CPU の VCC から電源とってると思ってたのに調べたら単純な結線では繋がっていない。SE の場合はスロットの 5V から電源取るみたいだけど、Plus は外部電源が必須なのかもしれない。ついでに内蔵 SCSI のコネクタアサインも調べた。 pic.twitter.com/kMaPAgCNi0
2019-11-02 23:34:40今日の Gemini 作業。Gemini 電源を手持ちの 5V 電源(10A)から、追加購入した小型のもの(5A)に変更。計測したところ 0.5A くらいしか使ってなかったのでこれで問題なし。両面テープとタイラップで固定。 pic.twitter.com/cZz8YWPTzg
2019-11-06 20:47:47純正の Gemini 電源の写真を見つけたが 5V/2A だった。接続方法も思った通り、4pin 端子からの 5V 2本、GND 2本の接続。ちょっと不安に思ってた電源周りがわかって安心。
2019-11-06 23:20:50現時点の私の理解だと Plus では別電源が必須。電源はボード上の4ピン端子から供給で、背面からみて左2本が5V、右2本が GND になっている。
この電源端子、なぜか購入時には無理やり曲げて寝かせられていた。そして Web で見かける Gemini の写真でも同じように処理されているものがある。想像だが SE に取り付けるときは曲げないと筐体とショートする危険があるのではないかと考えている(SE の場合、電源は PDS スロットから取るのでこの端子は恐らく使わない)。Plus だとちょうど筐体の穴の位置にあり、曲げなくても問題はない。
4.Gemstart (ドライバ)の組み込みと Gemini 起動
今日は Gemstart 2.1 を入れた System 6.0.5 FD を作ってみたけれど…スタートしませんね。ハード的に壊れてるのか、ディスクが悪いのか…まだ諦めない。外付け HDD に 漢字 Talk7 入れて Gemstart 3.0 入れるのが本命だったのに HDD からの起動に成功してないので、次はそのあたり。 pic.twitter.com/yorxGslSVD
2019-11-06 01:49:46Gemstart は FTP サイトから IIci でダウンロードした。Fetch でまだ取りに行けることにちょっと感動。その後、binhex をバイナリにするところまではうまくいったけど、解凍に失敗する。原因は PRAM クリアしたせいか 24bit アドレスモードになっててメモリが足りなかった。昔の事いろいろ忘れてる。
2019-11-06 01:52:47Gemstart 成功。Gemstart 3.0 を使うのが正解だったみたい。Readme で System6 は Gemstart 2.2、System7 は Gemstart 3.0 みたいなことが書いてあったから最初 2.1 を使ったんだけど。起動後の Finder 操作が速くなったように感じる。ベンチマーク用意しなくては… pic.twitter.com/OFYYbeqlxg
2019-11-06 02:29:37FD ベースの System 6.0.5 での Gemstart 3.0 動作に成功。Gemstart 2.1 が動かなかったときは故障品を掴まされたか…と思ったので、正常にアクセラレートできていそうだということがわかった瞬間はとても嬉しかった。
ここまで来たら SCSI HDD に System をセットアップするだけ、と思っていたら、そこでまた躓くことになる。
5. SCSI からのシステム起動
ここでの SCSI は M/B の SCSI の話。Gemini にも SCSI が搭載されているが、こちらは動作に成功していない。
次は HDD からのブートなんだけれど、これがなかなかうまくいかない。SCSI Probe を使えばマウントできるけど、起動時にはシステムフォルダが見つからないし、FD からのコピーも失敗する。ドライバの問題かな。ついでに Gemstart からステータスを見てみたけど、68030/20MHz/4MB FPU SCSI ありを確認。 pic.twitter.com/kBztU3sLBc
2019-11-06 23:24:34一歩前進。SD2SCSI の Plus 用設定のページを参考にしてブートに成功した。ただまだ起動後のデスクトップの作り直しでハングしてしまう。 -- Setting up your vintage (classic) 68k Macintosh – Using a SCSI2SD adapter savagetaylor.com/2018/01/05/set…
2019-11-07 00:05:10Mac Plus の HDD 起動は結局改善なし。元々 Plus の SCSI は気難しい所があるようなので、切り分けのために Gemini を外した状態でテストした方が良いかも知れない。SD2SCSI のページで気になるのは Plus の動作確認に ROM v2 とあること。うちの MB は古そうなので ROM の問題もあるのかもしれない。 pic.twitter.com/PX8nyFkYcj
2019-11-07 01:40:36SD2SCSI は2つ持ってるけれど v5b も v6 も症状としては似た感じ。Plus 本来の SCSI 問題、フォーマッター(ドライバ)、Gemini、ROM…Apple 純正 HDD を引っ張り出してこようかな。
2019-11-07 01:44:08解決してしまった。HDD ドライバを Apple HD SC Setup 7.3.5 patch から Silver lining 5.5 にしたら起動できた。Silver lining は古くからのユーザーなら定番。思い出せてよかった。Gemini 上の 4MB も認識して合計 8MB になっている。次はこれを 16MB に増やすのと、Gemini の SCSI からの起動だ。 pic.twitter.com/cZLdDa6IHx
2019-11-07 03:37:46Silver lining のドライバを書き込むときに高速なブラインド転送か安定のハンドシェイクか、みたいなのを選ぶダイアログがあって、デフォルトの Macintosh Hardware Handshake みたいなのを選んだはず。ちなみに起動一瞬です。
2019-11-07 03:39:40接続している SCSI 機器
まず最初に書いておくと、SCSI デバイスは通常の SCSI HDD ではなく SD2SCSI を使用している。v5b という少し古い赤い基板のものと、v6 という高速で青い基板のものを持っているが v6 は短期間試しただけで Plus では基本 v5b を使用している。
Micro SD Card は 2GB のものを使用し、SCSI ID:6 1GB、ID5:1GB の2デバイス設定にしている。ID:6 の方はフォーマッターでさらに 500MB の2パーティションに分けてそれぞれ別のバージョンのシステムフォルダを置いている。
問題と対策
SD2SCSI が認識されない原因は2点あった。(1) Plus 特有の SCSI セッティング (2) ドライバ。前者は SD2SCSI の Plus 用セッティングが記載されたページで解決できた。後者は手持ちの古いフォーマッター(Silver lining)を使用することで回避した。Tweet では ROM のバージョンにつても言及しているが今回これは関係なかった。
Plus 独自の仕様
Plus の SCSI についてさらに言及すると、SE/30 というか II 以降の Mac とは結構異なる仕様でびっくりした。起動ディスクは SCSI ID 6, 5, 4... という順番に検索される。また起動するシステムフォルダは他の機種のように System Switcher で切り替えることはできない(この機種はサポートしていないというメッセージが出る)。1つの SCSI ID の中に2つのパーティションを切った場合、起動するパーティションの切り替えは名前変更で行う。起動したいほうの名前をソートで上にくるようにすれば良い。