村田沙耶香 松井周 共同原案 inseparable『変半身(かわりみ)』

舞台『変半身』 小説『変半身』感想など
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国生みの神話が召喚され、人類の進化と終焉に向かう、途方もないスケール感の物語に頭が揺さぶられる。祝祭と狂気、笑いと不道徳、そして悲哀。演劇という方法でしか享受できない体験を通じて、われわれはアンチ・ヒューマニズムの未来を目撃する。

2019-12-14 21:35:22
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<五十嵐太郎/建築史・建築批評家、東北大学大学院工学研究科教授> 舞台上には、小さな島の大きな開口をもつコンクリートの建物。その外部の社会構造を想像させながら、住民の会話は進むのだが、存在してはいけないはずの弟が出現すると、世界のタガが外れていく。

2019-12-14 21:35:22
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ペラペラなのに肉肉しくて、美味しいのにフェイク。食べ終わると、身体の内側と外側がこんがらがってくる。バラバラな食感と味と香りがいつのまにか混ざり合って癖になりま す。

2019-12-14 21:31:30
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<三浦直之/ロロ主宰・劇作家・演出家> 「変半身」の俳優たちの感情を発露させる瞬間が気持ちよかった。ぼくは演劇の嘘のつき方が好きで、松井さんの芝居はいつもセクシーに嘘をついてくれるから大好き。 松井さんの演劇は、たとえるなら新鮮な食品サンプルみたいな演劇だとおもう。

2019-12-14 21:31:29
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未来を、過去を、想像/創造するにふさわしい、作品。 この作品がぜひ地方にも、そして海外にも、広がっていって欲しいと強く思う。 松井周さん、素晴らしい作品をありがとうございます。

2019-12-14 21:30:15
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<死者と生者><人間と動物>境界を超えた<存在たち>がともに呼吸をし、会話し、交信していた。 その時間がなんと刺激的だったことか。未曾有の大災害が頻発するこの時代に、人間の人智を改めて批評的に問い直さないといけないと漠然とした思いがあったから。これから私たちはどう生きるべきか?

2019-12-14 21:30:14
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あれから八年。私は今も芝居を続けている。 人生どう転ぶかわからないものだ。 松井周さんが小説家の村田沙耶香さんとともに立ち上げた新作 inseparable「変半身(かわりみ)」を東京公演で拝見した。素晴らしかった。 劇場のドアの向こうには楽園があった。その楽園には、

2019-12-14 21:30:14
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進路を決めあぐねていた私は、卒業後も芝居をやろうと決めた。 映画づくりもしているがそんなこともあって自分の映画にも出始めるような始末。 芝居の面白さに気付かせてくだったその人こそ、劇作家・演出家の松井周さんだった。

2019-12-14 21:30:13
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不純な動機で飛び込んだ教室。 しかし、そのドアの向こうには楽園があった。 そこは<講師と生徒><演出家と俳優>そんな境界を微塵も感じない、創造性の溢れる場所。 私たちは互いにアイディアを出し合いながらエチュードを元に1タームのなかで、短い芝居を作った。 それが楽しかったのだ。

2019-12-14 21:30:13
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<太田信吾/映画監督・俳優> 大学を卒業して八年が経つ。 それまで演じるということに興味がなかった私。卒業単位が足らず、私は、私は専攻していた哲学以外の分野からも余分に単位を取得しなくてはならなかった。そうして「単位のため」と割りきり受講を決めた演技の講義。

2019-12-14 21:30:13
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(たぶん)訪れない。でも、神様の便秘を治す神話的な浣腸は、 ゲノム争奪戦や奇妙な祝祭の果てに、「不安で、さみしいから…嬉しい」という、不思議に美しい場所に連れて行ってくれる。

2019-12-14 21:25:29
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だって『変半身』 のキーワードの一つは「浣腸」なんだから。古代ギリシャで「悲劇による精神の浄化」の意味で使われ始めた演劇用語の「カタルシス」は、医学用語としては「下剤」や「便通」という意味がある。早い話が「ああすっとした」的感覚だ。『変半身』には「ああすっ とした」という瞬間は

2019-12-14 21:25:28
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<岡室美奈子/早稲田大学演劇博物館館長> 古代の神話的世界と未来の SF 的世界がメビウスの輪のように結ばれてゆく物語といえば、萩尾望都の傑作マンガ『銀の三角』を思い出す。松井周の『変半身(かわりみ)』は、同様に神話と未来がつながってゆく劇ながら、趣はだいぶ違う。

2019-12-14 21:25:28
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特に演劇作品で出会うことほど稀なことはない。 絶望的に稀だ。創作へのモチベーションが嘘臭くないって一番重要なことだと思う。そのエネル ギーを浴びると、そりゃあ誰でもシビレてしまうでしょ。

2019-12-14 21:23:23
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<タニノクロウ/庭劇団ペニノ主宰・劇作家・演出家> 『変半身』を観た。「シビレた」っていうのが素直な感想だ。あらためて松井さんは、想像すること、創作することに無上の喜びを持ってしまう作家だと感じた。そういう人が作る(作ってしまう)ものを、

2019-12-14 21:23:22
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そのフィクションの力を信じたがっている作家が松井周なのだ。「現代人よ、もっと想像せよ!」という声を私は聞いた。

2019-12-14 21:20:22
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ただ日々を生きているように見える我々現代人に何が足りないかと言えば、それは考えることであり想像力だと思う。それをするいとまも無い現代人は、今まさに「変態」しなければいけないのだろう。フィクションによってその想像を促し考えることに至らせる。

2019-12-14 21:20:22
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<古舘寛治/俳優> 『変半身(かわりみ)』は松井周らしい変態な世界観を失うことなく、そこに分かりやすさをプラスし、さらに先へと踏み出した作品だった。松井周の「かわりみ」を感じさせた。人類 の末期を感じさせる現代、その現実に目を背けて、

2019-12-14 21:20:21
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極限まで目を凝らして最後に残るものは一体なんでしょう。この二人は多分そんなことを考えている、奇特な仲間のように私は僭越ながら感じるのです。

2019-12-14 20:53:51
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それとはアンバランスにノスタルジックな因習、奇抜で満ちたこの舞台世界で交わされる人間の姿は反比例するように率直でもがくほどかわいらしい。人間という、絶望するには広大で希望を持つには脆すぎるこの箱のなかに、その誰もが持つ箱の中に、

2019-12-14 20:53:50
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<鳥飼 茜/漫画家> 村田沙耶香×松井周という異能の二人組は、人間が生きるための生殖、そのための食、性への欲求が過剰に消費促進される私たちの毎日を子供のように真っ直ぐに、時にめちゃくちゃ高度なインテリジェンスで問い質してくる。破天荒すぎる創世記、極端に合理化された未来の価値観と、

2019-12-14 20:53:50
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ノーマリティのなかに安住するひ とたちには異物とみなされようが、演劇や小説の枠を、男女という性別を、人間という概念を変態させ、より多様性と可能性に満ちた新たな世界を切り開く。幼年期を終えた人類の未来を先取りする小説と舞台をけっして見逃してはならない――。

2019-12-14 20:42:24
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<山本 充/筑摩書房 編集者> 「変態」は人間界ではおおむね異分子をさす言葉だが、自然界ではごく自然な成長過程である。変態する虫たちは、そうすることで新たな環境に適応し、生を紡いでいくのだ。松井周と村田沙耶香も正しく変態する生き物だ。 続→

2019-12-14 20:42:23
ワコ @eye_wako

『変半身(かわりみ)』観劇帰宅しました、近いって最高!ここの小ホールは初めてでしたが、とても観やすかった。東京で観た時より皆さんメリハリ良く手塚モドキのクニウミMC観客へのアピール上手い!丸和瞳子さんカッコいい!「あ〜ハイハイわかったわかった」のスター登場!あれは狙ってる(^^)

2019-12-14 18:41:07
MHMH @m_mahmah_m

今日は舞台「変半身」へ。久しぶりに小劇場芝居観て満たされたー。この気持ち悪さ癖になる… そして久しぶりの瞳子さん、素敵だった~ pic.twitter.com/yzLZ5qee23

2019-12-14 17:42:53
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