佐藤先生による #1220文科省前抗議 でのスピーチ内容の補足説明

0
Moto.S @satopooh28

以前のツイート(ツリー)ですが、#1220文科省前抗議 の伏線です。 現場で一緒に汗を流した旧友が声をあげることすら難しいのは重々承知です。それでも、採点基準作成のプロの矜持はあるでしょう。将来世代を思う気持ちに違いはないでしょう。 みんな、勇気出そうよ。守りに入ってるんじゃないよ。 twitter.com/satopooh28/sta…

2019-12-22 00:04:35
Moto.S @satopooh28

#1220文科省前抗議 で名前をあげさせていただいた企業さん、自浄作用を発揮してください。寡占市場の事業者としての責務を果たしてください。 自己批判、自己検証ができなくて、どの顔を下げて教育に携わるのですか。 競争原理に任せ現場にしわ寄せする企業が、教育企業を名乗るのは感心しません。 twitter.com/satopooh28/sta…

2019-12-22 00:13:02
Moto.S @satopooh28

思考力、判断力、表現力と聞こえはいいですよ? でも、その根底に必要なのは知識であり、知識を使用する技能です。言語知識なく表現するのはボディランゲージでも使わないと無理でしょう。 思考力・判断力・表現力だけを問うなんて無理ですし、そんな客観問題があるなら見せてください。採点し(文字数

2019-12-22 11:30:38
Moto.S @satopooh28

今更ですが、あまり話題になっていないようなので。 日本テスト学会発表の共通テスト試行調査に関する意見表明です。 備忘をかねて。 jartest.jp/pdf/Iken-sho20…

2019-12-22 12:03:23
Moto.S @satopooh28

遅くなり申し訳ありません。 #1220文科省前抗議 の補足説明です。だいたいこんな内容のことをしゃべったように記憶していますが、いつものごとく原稿を用意しない性格ゆえ、論点の漏れなどございましたご指摘ください。 個別の論点ごとのツリーは別途作成します。こちらは画像化したものを添付します。 pic.twitter.com/pU31uDYJAL

2019-12-22 12:32:07
拡大
拡大
拡大
Moto.S @satopooh28

やっぱり毎度おなじみの校正のお時間です😇 論点の漏れなどぎざいました「ら」ご指摘ください。 …もはや恒例行事化してきた感😁

2019-12-22 12:40:40
Moto.S @satopooh28

一【採点ミスはなくせない】 大規模採点実務では、一気にすべての答案を採点するわけではありません。最初は確実に〇、確実に×なものだけを採点し、残りは後回しにします。いうなれば、期末試験の採点で、部分点処理の微妙な答案(で、複数出てきそうなもの)を最後に調整するために→

2019-12-22 13:19:57
Moto.S @satopooh28

→付箋をつけておくイメージです。付箋の数は、答案枚数が増えると指数的に増加することは想像に難くないと思います。これが、大規模記述採点の困難さと、知見に裏付けされた処理技術を要するゆえんです。 システム化された採点では、明らかな〇が×になったり、明らかな×が〇になったりということは→

2019-12-22 13:19:57
Moto.S @satopooh28

→「めったに」生じません。どちらかというと、中間的な類型(『類型』については過去記事参照)について、ブレや採点ミスが生じやすくなります。 確実なものの採点が一段落すると、残る答案群について採点をすすめます。→

2019-12-22 13:19:58
Moto.S @satopooh28

→〇〇×なのか、〇××なのか、この微妙な線引きを実答案の中でも特に限界的な事例をもとに基準を作り、大量採点に回せるようにします。それでもやはり採点できない答案は残ります。色の違う付箋が2枚付いたイメージです。 このような答案は、要するに「どちらとも解釈できる」答案がほとんどです。→

2019-12-22 13:19:59
Moto.S @satopooh28

→解釈の幅を広ければ〇、狭めれば×、のようなものもあれば、「文字を好意的に解釈すれば〇」のようなものもあります。この際、実務上は上からの特段の指示がない限りは〇に寄せます。すべての答案について問い合わせ、基準を策定していては納期に間に合わないためです。→

2019-12-22 13:19:59
Moto.S @satopooh28

→また、〇が×になってクレームになることはあれども、×が〇になることによってクレームになることはほとんどないのも「〇に寄せる」要因です(受験生は「ラッキー」と思うでしょう)。そうすると、〇の中に×(あるいはその疑義のあるもの、以下同様)が入ることになります。→

2019-12-22 13:20:01
Moto.S @satopooh28

→これが調査や模試であれば、(良いとは思いませんが)別段問題となることはないでしょう。しかし、点数によって相対評価される入試となると話は別です。確実な「〇」の中に「×」が入っていたとき、公平性・公正性が崩れます。→

2019-12-22 13:20:02
Moto.S @satopooh28

→そして、類型別検収、つまり「〇〇×」の類型から一定数のサンプリングをした結果、採点ミスなしと認められれば当該類型については他類型の検収合否にかかわらず、以後検収されることはなくなります。それはつまり、もし「〇××」の類型が不合格だった場合、→

2019-12-22 13:20:03
Moto.S @satopooh28

→当該類型の中から「〇〇×」と解釈できる答案をそちらへ移動させることにより、一旦検収不合格となった類型の「中身を綺麗に見せかける」ことが可能になります。類型別検収の方法をとっている全国学力学習状況調査における「採点実績」はこのようにもつくることができるものであり、それは→

2019-12-22 13:20:04
Moto.S @satopooh28

→「採点ミスなしの実績」としてはいけないものです。ましてや、システム操作により作為的に採点検収に出す答案を抽出する、あるいは傾向だたせるなどすることはもってのほかですが、システムそのものやシステムログが検証されたことはありません。これで言われる、「採点ミスなしの実績」とは、→

2019-12-22 13:20:04
Moto.S @satopooh28

→「隣の席の友達と答案を交換て採点し、お互い点数が高くなるように解答意図を説明しあったり、採点段階で答案に補正を加えて」作った実績です。 採点に「類型別検収」を採用し、「システムの検証」「採点捜査ログの検証」をしないでいる限り、「採点ミスなし」を疎明することすら不可能なのです。了

2019-12-22 13:20:05
Moto.S @satopooh28

二 記述式問題があの形になった裏側 共通テスト数学・国語の記述式採点問題はDNCの作成ですが、その作成過程にあたり、アドバイザリー業務というものが存在しました。DNCには記述式に関するノウハウがないため民間の知見を用いて、記述式問題作成及び採点の実現性を吟味検証するというものです。→

2019-12-22 13:23:03
Moto.S @satopooh28

→このアドバイザリー業務を受託したのが教育測定研究所(DNCの出願願書処理業務を10年以上にわたって随意契約)とベネッセです。すなわち両企業は「DNCの作成する問題作成に関してアドバイザリーとして関与した」ことになります。しかし、両社とも教科教育の専門家はおらず、→

2019-12-22 13:23:03
Moto.S @satopooh28

→会社によっては教員免許すら有さず、教壇に立ったことすらない人間が、「採点業務の実績」を引っ提げてアドバイザーとしてDNCの会議に出席しております。→

2019-12-22 13:23:04
Moto.S @satopooh28

→両社に教科教育の専門家がいないことは、ベネッセにおいてはその模試の問題やその解説、教育測定研究所においてはその実績をみれば内部告発をするまでもなく自明でしょう。その結果が、採点のやりやすさばかりに引きずられ、→

2019-12-22 13:23:04
Moto.S @satopooh28

→肝心の問題の質が蔑ろにされたあの「条件ガチガチ・事実上短答式の共通テスト記述式」問題です。かくして、「記述能力」を十分に問えず、採点のしやすさだけが追求された「記述式擬き」問題が共通テストに導入されることになったのです。了

2019-12-22 13:23:05
Moto.S @satopooh28

【大規模採点の寡占市場の状況について】 現在、50万通を超える規模の大規模記述式採点は全国学力学習状況調査(以下「全国学テ」。)以外にはありません。したがって、共通テスト記述式の「実績」として主張されるところのテストは全国学テ以外にはありません。→

2019-12-22 13:26:46
Moto.S @satopooh28

→その全国学テは、2014年まで小学校ベネッセ、中学校内田洋行のほぼ一社入札による独占状態が続いていました。入札価格も高止まりし、一社入札による弊害と批判されるに至りました。 そこで文科省は一計を案じ、2014年5月9日、「入札説明会」を開きました。→

2019-12-22 13:26:47