【2019.12 #調べながら考える ブックフェア #2019_bookfair】この本を わたくしが語ろう 3

『在野研究ビギナーズ』刊行記念ブックフェア「調べ・考え・書き・伝え・集まるための書棚散策」にリストされた書籍を 様々な人たちが推薦するスレッドの三つ目。 ※ブックフェアの紹介ページはこちら: http://bit.ly/201912fair ※一つ目:https://togetter.com/li/1442593 ※二つ目:https://togetter.com/li/1447678 ※四つ目:https://togetter.com/li/1454426 続きを読む
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工藤郁子 Fumiko Kudo @inflorescencia

@odg1967 今回の重版は「少部数」と伺っておりますので、ご購入される場合は、お早めをお勧めします。

2020-01-11 15:43:39

9 翻訳する(大久保ゆう選)

縮限 @contractio

紀伊國屋書店新宿本店にて開催中のブックフェア「調べ・考え・書き・伝え・集まるための書棚散策」紹介ページに、 「9 翻訳する」(大久保ゆう選) の書籍リストを掲載しました。 bit.ly/201912fair #2019_bookfair

2019-12-20 11:10:50
縮限 @contractio

本項目にリストされている  高山宏  『トランスレーティッド──高山宏の解題新書』  青土社 は、今月23日発売を予告されています。 フェア頁にも書影を掲載しておきました。 bit.ly/201912fair #2019_bookfair

2019-12-20 11:12:01
大久保ゆう @bsbakery

#調べながら考える フェア」、担当分「09 翻訳する」の選書リストが公開になりました。よくある翻訳家志望者向けというよりも、あえて「翻訳する」ことを考えるためのリストにしました。ぜひぜひフェア会場で配布のブックレット解説と合わせてどうぞ。 #2019_bookfair socio-logic.jp/events/201912_…

2019-12-20 12:31:08
大久保ゆう @bsbakery

ブックフェア 「調べ・考え・書き・伝え・集まるための書棚散策」の現場写真を見ていて、売れたとおぼしき小沢勉『情報・技術・科学系分野のための翻訳の基礎技法』は、バベル・プレス時代の『ミニマル・トランスレーション』でお世話になった方も多いかと。 socio-logic.jp/events/201912_… #2019_bookfair

2019-12-18 14:55:52
大久保ゆう @bsbakery

著者の小沢さんは、かつて翻訳者の強い味方だったバベル・プレスから、『ビジネス関連英日翻訳の基礎技法』『ミニマル・トランスレーション』の2書を出されていて、今回ピックアップした本はそのブラッシュアップ版。個人的にも定番書として定着してほしいという思いがあります。 #2019_bookfair

2019-12-18 15:02:14
大久保ゆう @bsbakery

#調べながら考える フェア 09 翻訳する」、解説冒頭に挙げたのは、詩人・野村喜和夫さんの『21世紀ポエジー計画』。このなかで語られている捉え方が、私が翻訳史のなかで翻訳論と翻訳を読む際の枠組みに大きな影響を与えています。 #2019_bookfair

2019-12-20 20:23:29
大久保ゆう @bsbakery

個人的な話になって恐縮ですが、私が翻訳の研究を始めた学部生時代、つまり2000年代の海外翻訳研究の主流は翻訳の歴史を考えるにあたってまるで役に立たず、かといって国内の翻訳関連書を何百冊読もうとも参考になるものがなかなかない状況でした。 #2019_bookfair

2019-12-20 20:28:16
大久保ゆう @bsbakery

自分ひとりで研究のための理論を組み立てなければならないときに、出会えたひとつの光明が野村さんの書いた「ベンヤミンのひそみにならって」という小品で、そこに本質に迫るものを見出したのでした。 #2019_bookfair

2019-12-20 20:32:13
大久保ゆう @bsbakery

本文は断想に近いものなので読みにくい理解しにくいものなのですが、まさに私はそこに21世紀の新しい研究のヒントを得たわけで、だからこそ、ふつう本書は翻訳関連書には挙げられることはないにもかかわらず、あえて個人的にピックアップしました。 #2019_bookfair

2019-12-20 20:36:06
大久保ゆう @bsbakery

翻訳者の創造性、翻訳のポエジーを等価論などに語らせてなるものか、という血気盛んな若者だった私に響いたわけですが、翻訳の創造性がようやくまともに語られるようになった今でも(今だからこそ?)、翻訳行為を考える上で得るところの多い本だと思います。 #2019_bookfair

2019-12-20 20:44:48
大久保ゆう @bsbakery

#調べながら考える フェア - 09 翻訳する」解説で触れられている2冊の雑誌。左が「ベンヤミンのひそみにならって」の初出、右が高山宏『トランスレーティッド』案が示されていた号。現代詩手帖にはいつでもそのページが引けるよう一つだけ付箋がありました(他は中に隠してある)。 #2019_bookfair pic.twitter.com/xyBxPW27hh

2019-12-20 21:20:05
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大久保ゆう @bsbakery

#調べながら考える フェア - 09 翻訳する」、『村上春樹「かえるくん、東京を救う」英訳完全読解』と柴田元幸『翻訳教室』は併せ読み推奨です。後者には「かえるくん」英訳からの日本語再翻訳が一部収録されていて、読み比べてみたときに残る「村上春樹らしさ」みたいな楽しみ方が。 #2019_bookfair

2019-12-22 14:02:04
大久保ゆう @bsbakery

あるいはむしろ文体の質的には村上春樹の翻訳文の方に近いものがある柴田訳だからこそ感じる「村上春樹訳のハルキ・ムラカミ」っぽさとか、そういう不思議な読み比べ方も楽しいものです。 #2019_bookfair

2019-12-22 14:10:15
大久保ゆう @bsbakery

今日12/23が発売日、「#調べながら考える フェア - 09 翻訳する」リスト書影に挙げた新刊『トランスレーティッド』は、翻訳人間・高山宏の時には「本篇よりも面白い」と言われた解題の一大集成にしてその翻訳人生の総浚え。人文翻訳書を愛する者は必ず読め。 #2019_bookfair socio-logic.jp/events/201912_…

2019-12-23 18:53:59
大久保ゆう @bsbakery

翻訳解題という文章はパラテクストないし付き物と呼ばれて文学史上では長らくおまけ扱いだったが翻訳史または知識の受容移転の歴史においてはむしろ主役。解題書けずして何が学知技芸の翻訳か。この壮大な「当たり前」を目の当たりにせよ。 #2019_bookfair

2019-12-23 19:01:07
大久保ゆう @bsbakery

収録された解題はかつて『ユリイカ』で提示した案(本書では序として収録)をはるかに上回って九百頁超。しかし我々は彼を学魔とも超人とも呼ばずに第二第三の翻訳人間として続くべきだ。たとえ出版界にもアカデミズムにも在野にもその体力がもう残されていないとしても。 #2019_bookfair

2019-12-23 19:13:23