【一般向け】放射性セシウムによる家庭菜園の土壌汚染対策の講じ方について考えてみた
@1966koenji @kaameen 人体では必要栄養素として取り込まれる際、似ている二つが誤認されてしまうのに対して、植物に吸収される場合はあくまでも電荷的結びつき、つまりイオン化傾向が重要になってきます。
2011-05-28 10:01:25@1966koenji @kaameen あくまで植物吸収においては電荷的結びが重視されることは、カリウムを大量に与えすぎるとカルシウムやマグネシウムの吸収が阻害される(カリのぜいたく吸収という)事からもわかります。(1価か2価かは無関係にイオン化傾向の高いカリウムが優先される)
2011-05-28 10:06:58@1966koenji @kaameen そもそもイオン化傾向を考えるとき、1,Cs+を土壌で吸着する 2,Cs+が根から吸収されるのを阻害する の2つがあるからややこしす。1の為にアルカリ性肥料をいれて、2のためにカリウムを投与したらそれぞれで反応しちゃうんじゃね?ってわけで
2011-05-28 10:11:18@1966koenji @kaameen そこに満を持して登場するのがゼオライト。こいつがすんばらし。 http://p.tl/1lmK ここに非常に参考になる資料があります。これよると、ケイ酸塩は特にSc+と結びつき、吸着させる性質がある。(K+<NH4+<<Cs+)
2011-05-28 10:14:55@1966koenji @kaameen このケイ酸塩のなにがすごいかって、一度セシウムを取り込んだ場合、固定化し、再び土壌にイオン化して放出されずにすむ事。ただし競合イオン(NH4+やK+)が土壌に高い濃度で添加された場合はその限りでないので注意。
2011-05-28 10:19:55@1966koenji @kaameen すばらしきケイ酸塩。広義ではゼオライトはケイ酸塩、正確にはアルミノケイ酸塩(ケイ酸塩中にあるケイ素原子の一部をアルミニウム原子に置き換えた構造を持つ物質)です。一般に性質はケイ酸塩とおなじと見なしてよいかと。
2011-05-28 10:24:21@1966koenji @kaameen ところで、土壌にセシウムの浸透速度は年に多くての数センチ程度という記述をみかけたのですが、いろいろ調べるとおおよそ正しいと見なしてよいかなと。例えばこれ。 http://p.tl/wCWR
2011-05-28 10:26:43@1966koenji @kaameen そしてゼオライトで保持されることをかんがえれば、いまはとりあず表面から5センチ程度耕してゼオライトをまぜておけば十分対応できるのかなと思った次第です。
2011-05-28 10:31:21@1966koenji @kaameen 土壌にK+があればCs+より先に根から吸収されますが、下手にまぜてゼオライトの吸着の邪魔するくらいなら、Cs+を吸着する際に放出されるK+などで十分じゃないかなというのが私の考えです。長々と失礼しました。
2011-05-28 10:31:25@1966koenji @kaameen ちなみに、ゼオライトはアルミノケイ酸塩であり、その成分は肥料ごとに異なります。 http://p.tl/8ODp なのでこのように明記されている肥料のうち、よりカリウムカルシウムの含有量が多いものを選んであげればいいんじゃないかな。
2011-05-28 10:43:14@_kotomo @1966koenji なるほど。CsとK、SrとCaは、それぞれイオン化傾向がほとんど同じ水準なので、その辺りが関係していそうですね。 RT 人体では、セシウムはカリウムと、ストロンチウムはカルシウムと認識されて取り込まれてしまう
2011-05-28 11:09:24@kaameen そうそう、おそらくそういうことです。性質も似ているから誤認してしまう。さすがに単なる電荷的な+−だけで判断するほど、人体の構造は単純ではないかと。
2011-05-28 11:17:02@_kotomo @1966koenji 例えば、塩素系漂白剤と酸性の洗剤を混ぜて使うのと同じような感じなのかな。 RT 1の為にアルカリ性肥料をいれて、2のためにカリウムを投与したらそれぞれで反応しちゃうんじゃね?
2011-05-28 11:14:23@_kotomo @1966koenji 確かにこの資料は分かりやすいかも。 RT そこに満を持して登場するのがゼオライト。こいつがすんばらし。 http://p.tl/1lmK
2011-05-28 11:15:28@_kotomo @1966koenji なるほど。その後のご説明、一通り納得です。英文180頁の資料を潔く諦めてしまう軟弱な私。w 土壌のセシウムの浸透速度が年に数センチというのは少なすぎないかと思っていましたが、もしかしたらゼオライトに似た効果が少しはあるのかと勝手に推測。
2011-05-28 11:17:29@_kotomo @1966koenji 実際に畑を耕すには、もっと深く掘らなくてはいけないので、現時点で作付けしていない畑は、取り敢えず事故が収拾するまでは諦めることになるのかな。そうか潔く全体にシャッフルしてしまうか。
2011-05-28 11:19:23@kaameen @1966koenji http://p.tl/5v31 どうやらもともとセシウムには結びついてとどまりやすい性質があるみたいですね。(文中:粘土鉱物等との強固な結合態が70%との報告がある)粘土鉱物とは一般に層状珪酸塩鉱物です。wikiより。
2011-05-28 11:23:43@_kotomo @1966koenji なるほど。吸着された分、少しは出てくると。混ぜる量で悩みそうだけど、まぁ適当にまくしかないか…。 RT よりカリウムカルシウムの含有量が多いものを選んであげればいい
2011-05-28 11:26:51@_kotomo @1966koenji なんだか、腑に落ちたというか、スッキリした気がします。大変詳しく調査・分析・レポートして頂きまして、有難うございます。30年後に我が家族が皆健康でいたらコトモさんの寄与度も認められるべきかも。計算できなさそ~。w
2011-05-28 11:29:54@kaameen @1966koenji 年月を経て5センチ以上浸透する場合も、年数に比例して次は10、15センチ、、てのもなさそう。なので放射性物質の拡散収まらぬ今はがっつり吸着させ、ある程度おさまったらカリウムなどを足すのはありだと思います。もちろん土を取り除いてもよいかと。
2011-05-28 11:31:40@kaameen @1966koenji あと、何年先のことまで考えて10センチ掘ってゼオライトを混ぜるのもありですが、吸着させて作物に吸収させないことと、放射能を帯びていることはまたは別の話。吸着させようが放射線を出しますよ。
2011-05-28 11:35:09@_kotomo @1966koenji 耕して広がるのが一番大きいのかも。あとは虫さんがどのくらい活発に活動するかとか。 土を除かない場合は、セシウムが固定化されたゼオライトがずっと残留することになりますが、少なくとも内部被曝の危険はない。品種への影響も軽微で済むのかな?
2011-05-28 11:36:48@kaameen @1966koenji 蓄積するほど放射能は強くなるので、まずは落ち着くまでの対応を考え、一回土を除去、また新たに数センチ掘ってゼオライトを混ぜた方がいいです。ただ原発ちかくでないかぎり、そこからの(人や植物の)外部被曝より土埃吸引の内部被曝に気をつけるべき。
2011-05-28 11:37:38@kaameen 少なくとも内部被曝の危険はない<これは、根から吸収したセシウムを食べることでの内部被曝ですよね。そのとおり。品種への影響に神経質にならなくても、、とわたしは思います。リスクは0ではありませんが、それだったらマスク着用とかの方がリアルな対応じゃないかなって。笑
2011-05-28 11:40:02