アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、ワンナウツ15話脚本:中高年キャラ達の奮闘
- makimogpfb
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ15話 まとめ3 あと、気になってきたのが「電話」。昔から現在まで、ありとあらゆる作品で強調が見られる(オリジナルも多い)。 「物」に魂があるような表現は、同氏の担当作に多いが、その一環かもしれない。
2020-01-05 14:48:30#高屋敷氏脚本ワンナウツ15話 まとめ4 原作もアニメも、渡久地にまんまとやられる対戦相手や彩川が、少し可哀想に見えるわけだが、善悪問わず、人間の色々な側面を描くのをポリシーとする高屋敷氏の腕が存分に発揮されている。
2020-01-05 14:49:10#高屋敷氏脚本ワンナウツ15話 まとめ5 このような「善悪を問わない」姿勢、もしかしたら高屋敷氏の野球経験(元高校球児であり、高校野球部監督の経験あり)から来ているかもしれない。よっぽどの事が無い限り、スポーツには善も悪もない。
2020-01-05 14:50:11#高屋敷氏脚本ワンナウツ15話 まとめ6 前述の通り、最後のジョンソン対渡久地のホームスチール勝負で、城丘のモノローグが「“私”の勝ちだ」に改変されているわけだが、この僅かな改変で城丘に視点を集中させる事ができている。ここでもやはり、中高年キャラへの愛が見られる。
2020-01-05 14:51:21#高屋敷氏脚本ワンナウツ15話 まとめ7 そして、三原と渡久地の絡みに見られる、「おじさんと主人公」の構図は数々の作品で強く描かれ、興味深いところ。高屋敷氏が20代の頃の担当作にも見られる特徴であるわけで、年を重ねてからの願望というわけでもない。もともとの個性と言える。
2020-01-05 14:51:57#高屋敷氏脚本ワンナウツ15話 まとめ8 故に、中高年キャラが時折ヒロインのような役割を果たすことがある。殆ど男ばかりの本作(シリーズ構成/脚本のアカギ・カイジ・グラゼニなども同様)において、これがちょっとしたスパイスになっている。
2020-01-05 14:52:49#高屋敷氏脚本ワンナウツ15話 まとめ9 このような(良い意味での)ホモソーシャルな側面が強いのもまた、野球経験から来るものなのではないか…と、最近思えて来ている。それはともかく、高屋敷氏は男ばかり、または女ばかりの世界を絶妙なバランスで構築する。
2020-01-05 14:53:48#高屋敷氏脚本ワンナウツ15話 まとめ10 ホモソーシャルの描き方にしろ、中高年キャラの愛嬌にしろ、敵側へのシンパシーにしろ、やはり人間の色々な側面を描きたいという高屋敷氏のポリシーが根本にあるのかもしれない。
2020-01-05 14:54:38以前書いた、こちらも紹介: アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡―グラゼニ(シリーズ構成・全話脚本):アニメと原作の対比や考察メモ - Togetter togetter.com/li/1449050 #グラゼニ
2020-01-05 14:57:13続きはこちらです:
【追記 2020/5/13】
脚本クレジットが、放送版(CS等)では高屋敷英夫さんとなっていますが、DVD版(および一部配信版)では広田光毅さんとなっています。
放送版クレジット、wiki、アニメ@wiki、放送当時の掲示板、その他各話リストでは、今回の脚本は高屋敷英夫さんとなっています。
一方、ヨドバシカメラや楽天などのDVD情報では、今回の脚本は広田光毅さんとなっています。
これは、
・単なる表記ミス
・どっちかがどっちかを大幅に修正した
など、様々な原因が考えられます。
内部事情は知る術が無いため、当記事では「放送版」の脚本が高屋敷英夫さん、「DVD版」の脚本が広田光毅さんとします。
この相違をネットに発信したのは、私が最初かもしれません。実質脚本が広田さんの場合は、高屋敷さんの「シリーズ構成の妙」のみを当記事で見てみてください。