- pareorogas
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.@hkdic 正直日本の戦後史と漫画史の知識がないと難しい内容だと思うのですが、海外ではどのような文脈で評価されたのか、私は英語が苦手なのでw 今度「劇画漂流」の担当編集者に尋ねてみます。アイズナー賞はアメリカでは出版界のアカデミー賞みたいなものですから、一流の書評家が
2016-09-18 23:38:15.@hkdic こぞってこの本を書評してくれたのです。アメリカでは書評家に権威があるので、欧米の年配読書家や、インテリ層に注目されることになったのです。大人向けの漫画は欧米にもありますが、辰巳ヨシヒロが「劇画」の呼称を考案したのは1957年で、この流れは世界的に一番早いのです。
2016-09-18 23:42:06.@hkdic エリック・クーがアニメーション映画化した「TATHUMI」は「劇画漂流」に描かれた辰巳の自伝の中に、辰巳の劇画作品をアニメとして挿入したもので、フィクションとノンフィクションが混合したユニークな作品です。辰巳のフィクションは、戦後日本の風俗の中で時に私小説、
2016-09-18 23:46:03.@hkdic 時に戦後の混乱期に生きた人間の浅ましい姿、また高度経済成長から取り残された人間の孤独をテーマにした文学的な作品が多く、欧米人のインテリからもユニークで文学的な漫画だと評価されているようです。
2016-09-18 23:50:24.@hkdic 日本漫画のコンテクストがほぼ存在しない欧米で、日本の現状と無関係に欧米の書評家が評価したことで、「成熟した大人の読み物」としてのコンテクストが発生した稀有な例と言えるかもしれません。エリック・クーは辰巳を非常に尊敬し、映画は漫画を執筆する辰巳の実写で終わります。
2016-09-18 23:54:21辰巳ヨシヒロの半生が描くアニメーション E・クー監督「TATSUMI」 京都で8月24日から animeanime.jp/article/2013/0… めでたいけと京都限定…関東でもやって欲しいところです。と言うよりこれが日本で映画化もされず海外で作られ、日本では公開もされないのが変と言うか
2013-08-01 22:28:57@kakitama おっしゃる通りだと思います。この映画が公開されない悔しさが積もりに積もり、京都シネマさんとマンガミュージアムさんのご協力で今回のイベントにこぎつけました。これを機会に関東でも上映をできればと思います!
2013-08-01 23:45:37@tatsumi82080160 おお!実現して何よりです、素晴らしい企画ですね。他地方での上映にも繋がります様、期待しております。
2013-08-02 00:26:12本日はこれから『TATSUMI』の試写会に行きます。シンガポールのエリック・クー監督による、元祖劇画家・辰巳ヨシヒロ作品を原作にした作品です。
2014-09-29 12:26:50辰巳ヨシヒロほど、日本と海外での「売れ方」の差が激しい作家もいないと思う。国内でこれほどマイナーな作家を海外に輸出しようという機運は殆どない。現在数ヶ国語版が出版され、海外で映画化もされたのは、すべて海外からのオファーを受けてだ。日本漫画は「売り方」を間違えているのではないか。
2014-09-29 13:53:50@kentaro666 賛成。日本のマスコミは、購買力があるとされる「子ども」を対象にしている。「大人」を見ていない。海外も、同じだというのは、おかしい。マーケット・リサーチが必要。マンガ=ゲーム=かわいい=輸出可能、という思い込みが、事態を見えなくしている。
2014-09-29 14:02:00@mundburg 辰巳ヨシヒロ氏は50年代末に「劇画」という言葉を考案し、テーマ・ストーリーともに大人向けの漫画を提唱しました。70年代にかけては売れっ子作家でしたが、80年代以降は日本の時流からズレてしまいました。90年代以降は海外での評価が高まり、今では逆転しています。
2014-09-29 14:07:14.@mundburg 現在60〜70年代の日本漫画は日本では「古く」なっていますが、単に時流に合わないというだけで、内容的には今でも面白いのです。海外の読者にはむしろ新鮮に捉えられるのでしょう。紙の本で輸出するのはなかなか大変なので、ここはネットの出番なのではないかと思います。
2014-09-29 14:11:27@kentaro666 @mundburg その頃の漫画が海外で流行ってる、あるいは評価されているという背景には、最近の漫画が進化?が過ぎて、読み手に解読の手間を僅かにでも強いるようになってて、それより解りやすいというのはないですかね?昔の漫画にはコマに番号までふってたのに…
2014-09-29 14:52:23@SagamiNoriaki @mundburg よくわかりませんが、僕はテーマ性ではないかと思います。貧困や中年男女の恋愛など、今の日本ではおよそ流行りませんから。
2014-09-29 14:59:07@kentaro666 @mundburg なるほど。そういえば『おしん』がイランや中国でも凄い人気だった…ということが過去あったようですが、そういうのは解りやすかったのかもしれませんね。
2014-09-29 15:02:52辰巳ヨシヒロの「さそり」は今の気分にむちゃくちゃハマるマンガだ。都会の片隅にいる普通の男が憐みから移民の女の子と関係を持つが、結局そこでも心は通じず、孤独は深まるばかり。それを象徴するのが「フーアーユー、オ前ハダレダ?」のセリフ pic.twitter.com/e6sCeRxJla
2016-06-25 10:16:37辰巳ヨシヒロ『さそり』 (ガロ 1970年2月号) pic.twitter.com/Sxon2IjqEG
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