機関銃徒然と『幻の機関銃』再読

幻の機関銃を再読したものをまとめました とにかく腹立つことが一杯あるのです
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ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

河村研究報告 銃身の振動と命中精度の話。日特の河村博士の研究であり、昭和十四年の話 一般論に留まる しかしここから考えるに銃身に関しては河村博士は一線にある研究者であり独自の理論があったのではないか 銃身の跳ね上がりの話 一般論 銃身の振動と命中精度(概ね本題) 実際面白い挙動するよ

2020-01-25 17:21:41
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

銃身が蛇のようにしなるのよね で、それはだいたいどの銃も一定に出る そして反動の話だと直銃床が有利である 62式機関銃は制式のものは直銃床とは言いがたいのだとか 銃身肉厚と命中精度 薬室の話は割りとどうでもよく(今回の本題でない)が、それが関わっているのでないかと津野瀬氏は推定している pic.twitter.com/mIJDEm4xWZ

2020-01-25 17:21:42
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ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

ガスポートや規整子の話 ガス圧過大による振動を疑っている それに関しては言うことはない 私は津野瀬氏と異なり不適切なショートストローク式であるからこそ孔が拡大したものと思う 特に本銃はピストン桿が銃尾機関と完全に当たった状態から動き出すところに違和感を感じるものである pic.twitter.com/ATZmdK6CLs

2020-01-25 17:21:50
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ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

本来ショートストローク式ならピストン桿を揺底と離して、ある程度の加速したものを突き当てることで効率的に動くものである 実際M60ではそうなっている なんと云うかなんでそうしたと云うか… pic.twitter.com/6SPL2phX9K

2020-01-25 17:21:52
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ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

つぎは『緩徐抽筒』 教範の第15-2-(2) 「後退運動の初期においては、遊底の前端部は徐々に下げられるので、抽筒は比較的緩やかに行われる」 とある津野瀬氏はこれが薬莢切れ対策であるとしている このような作用は本銃の特徴ではない (64式小銃はこれを省略したので割りと詰まる時は詰まる)

2020-01-25 17:21:52
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

抽筒不良が生ずるときにあえて規整子を小さくして抽筒に効果があることもあるよって話 ブローニング機関銃にも緩緩抽筒は設計されてるよ ちなみに普通にすべてのティルトボルトは薬莢底面をこじるから、なんかねって(思うことは一杯ある) というか教範の『比較的』ってなにと比較してるんだろう?

2020-01-25 17:21:53
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

横転弾の話 弾が悪いこともあるよって話 とか、薬室の作りの話 割りとどうでといいけど水冷のブローニング撃ったときに水を入れ忘れて(幹部もそれを理解せず)撃った結果として銃身が熱で拡張し横転弾が出た逸話がある (ほんとどうでもいい) 照準の修正の話 一般論に留まる

2020-01-25 17:21:53
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

よーし、次の章いくかな! 燃え尽きてきたぜうはははははははは(ヤケクソ)

2020-01-25 17:54:44
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

第四章 六二式機関銃機能の検証 ここまでで燃え尽きた 実は前回も燃え尽きてて斜め読みしてしまったところだ この章には教範の図らしきがよく出てくる なんで教範の図だと思うかと云うと日本陸軍のそれと雰囲気が似てるから それ以外に根拠はない 夕飯のため中断する その後から仕切り直す pic.twitter.com/k7Od9zrGdR

2020-01-25 17:59:43
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ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

どうも私のTLには62MGの教範でダメージを受ける人が一定にいると云う噂があるが、私はダメージを受けないので気にしないよ

2020-01-25 18:03:34
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

風呂上がりに第四章を読み進めよう 第一に閉鎖の機構 まず閉鎖の概論 そして62式機関銃の教範では 『閉鎖とは次図のようにして弾薬が装填された後、閉鎖機構によって銃身後尾を閉鎖することをいう。遊底の前端が銃身の後端に達すると、遊底の前端部は揺底の中央部にある傾斜面により、揺底部の上に

2020-01-25 21:11:16
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

押し上げられ、その全部両側にある突起は尾筒内の閉鎖室に入って閉鎖を完全にする。この際…』 とかかれているらしい 158p八行目からチェコ系の例示があるが、遺憾ながら九六式・九九式軽機が入っている。誠に遺憾である (というか別のページで十一年式軽機関銃系とかいってたよな、この本) pic.twitter.com/RziDSiaw0e

2020-01-25 21:11:41
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ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

次に過早解放の防止 一般論に留まる 私の見立てだとこの溝の長さがその過早解放防止の意味合いを持たせたものと見てる 閂子が降下しきってもしばらく待つあたりが特徴的である (もしかすると多少摩擦で後退してるかもしれんけど) 次は半閉鎖の時の安全機構 これは一般論に留まる 面白くない pic.twitter.com/SHGDW9rbx2

2020-01-25 21:11:56
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ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

次は安全装置 これも一般論に留まるが図があるのがうれしい (教範の図めいててよい) それだけだとなんか寂しいから十一年式軽機関銃と九六式軽機関銃の図を付す 左より62、十一年式、九六式 どれもシンプルだけど62式機関銃は小さいバネがあるので、それが不安要素かなって そして九六式は部品が多い pic.twitter.com/B3OCsonIJ1

2020-01-25 21:12:12
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ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

次が弾薬の自爆防止 ブローニング機関銃はこういうのないくせにクローズボルトだよと書いてある (ちなみに私がブローニング系の機関銃を好きになれない理由である) 62式機関銃はオープンボルトであるからこれは考慮する必要がない (仮に薬室に弾がある状態で止まったなら明らかな故障である)

2020-01-25 21:12:13
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

164pから現場の苦情が例示されている 1復座バネ軸折損 復座バネ軸と尾筒底の結合部が固く止められていたために折損した これは後に改良された(年度不明) 2後退不良による暴発 これは本銃に関してあまりによく聞く言説である 私は帝国陸軍の言い回し的に「単発機能の不良」といってくれると理解できる

2020-01-25 21:12:14
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

そしてこの本の真骨頂はここから 隊員が勝手にガスポートをリーマーで広げてると当時の幹部が言ってたとの事が書いてある そして納入業者の段階で広げてる話と混ぜてある。 磨耗の具合によって後退不良の生じない個体が生まれるそうな ちなみに豊和でもそういう納入不正してたそうな

2020-01-25 21:12:14
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

機能の細かい話が170pより出てくる 171pには詳細な機関部の断面図がある (この本の価値はこの図によって極大となる) そしてお前のせいかっ!つのせぇぇぇぇ!(キレた) おのれこのこのこのこのこのこのここのこのこの!?💢💢💢💢💢 172pについてもうなにを言っていいかわからんくらいキレたから pic.twitter.com/oyiyae9eGs

2020-01-25 21:12:29
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ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

このページをそのまま添付する 図はありがたいのだが、それ以外に関して、とくにピストンの挙動が誤りである まあもうどうでもよい スゲーバネ入ってるよね、この銃のピストン関係。なんか過去にあったのじゃないかしら。試作品で事故でもやったとか? 実際かなり体力を使う本だな(キレるからでは) pic.twitter.com/3arGWLzitE

2020-01-25 21:12:37
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ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

後退不足による単発機能の不良 私は過去に十一年式でも起きてるし将校むけの取説では射撃間に行う検査の第一項になってるといったし、もう何度も触れたからいいや(燃え尽きた) そういう故障は保式や三八式機関銃でも聞くので、本銃特有ならず なので、本銃の問題は本質的に後退不良の多発でないか

2020-01-25 21:12:37
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

十一年式軽機関銃と62式機関銃を並べて指差しながら解説する動画がほしい。アニメーションでいいから (理想は現物) なんなら私が指導するから誰かつくって(私はそういうのできない) 私としてはミニミのようにして補助逆鉤を設けてやれば問題は減ずると思う(ミニミの補助逆鉤はそのためのもの)

2020-01-25 21:12:38
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

ただし、抜本的ならず(そもそも後退不良の生ずる原因がそこでない以上は) 異物の介在はどんな火器でも割りと致命的 (そして62式機関銃よりヤバイものはいくらでもある) ちなみにこの表は前もいったけど十一年式軽機関銃の取説から推定した通りであったことを述べてエンドにする これは少し自慢だ pic.twitter.com/xeXjoSGkhq

2020-01-25 21:12:50
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ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

昭和四十年から四十三年の間の事か(この人が62式機関銃の『自然撃発』について知ったのは) 以上でこの本の主題は終わる あとは弾薬や火器の概説と用語集で終わっている あとがきで64式小銃を軽機関銃にする話が出ている(どうでもよい) そのなかでミニミが64式小銃とそっくりだと言っている

2020-01-25 21:12:50
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

突っ込む気力も失せた どうも津野瀬氏の機関銃に関する鑑定眼はよろしくなさそうである

2020-01-25 21:12:51
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