孫泰蔵さんが、日経ビジネス2011年5月23日号、「総力取材 九州 巨大アジア市場をつかむ潜在力」を読んで考えたことまとめ

孫泰蔵さん( .@taizoson )が、日経ビジネス2011年5月23日号、「総力取材 九州 巨大アジア市場をつかむ潜在力」を読んで考えたツイートのまとめ 日経ビジネス2011年5月23日号 http://bit.ly/mAzIBd
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taizoson.eth @TaizoSon

日経ビジネス2011年5月23日号によれば、九州は総面積4.2万平方キロ、人口1,300万人、GDP3,900億ドルで、台湾(総面積3.6万平方キロ、人口2300万人、GDP4,200億ドル)とほぼ同程度の規模だそうだ。

2011-06-09 08:45:31
taizoson.eth @TaizoSon

しかし、輸出額を見ると、2,700億ドル以上ある台湾に対して九州は800億ドル程度とわずか30%にすぎない。外資系企業の進出数も台湾の2.5万社に対して九州はたったの100社。その違いはどこにあるのだろうか。久留米大学の永池克明教授は次のように語る。

2011-06-09 08:45:39
taizoson.eth @TaizoSon

永池教授:「グローバル化を真剣に進めてきたかどうかの差です。どこに拠点を於けば最適か、グローバル企業は人工衛星に乗って世界中を眺めています。」台湾との比較においてこれだけ差が生まれた理由は、グローバル企業の誘致という、未来を見すえた戦略の有無の差だと思う。

2011-06-09 08:45:47
taizoson.eth @TaizoSon

台湾は元来農業を主体としてきたが、日本に技術を学び官民一体となって輸出産業を育成し、大きく成長を遂げた。低コストのOEM(相手先ブランドによる生産)に始まりEMS(電子機器の受託製造サービス)や半導体の受託生産と技術レベルを徐々に向上、世界に冠たるハイテク産業の拠点を築き上げた。

2011-06-09 08:45:55
taizoson.eth @TaizoSon

そこには台湾という国をどのように成長・発展させていくかというビジョンとグランドデザインがあった。

2011-06-09 08:46:05
taizoson.eth @TaizoSon

一方、「博多はアジアの玄関」とよく言われるが、福岡から東京は900km、上海は880km、ソウルは500km、台北は1,200km、香港は2,000kmと、福岡にとって東京と上海は同じ距離で、本当にアジアが近い。

2011-06-09 08:46:11
taizoson.eth @TaizoSon

僕は20年九州に住み、20年東京に住んだので、愛情を持って客観的に九州を見れる人間だと思うのだが、地理的にみても人間や内容をみても、ほんとうに福岡はアジアの中で存在感を出せるポテンシャルを持った街だと思う。

2011-06-09 08:46:18
taizoson.eth @TaizoSon

日本がいま危機的な状況にある今こそ、九州もこれからのビジョンとグランドデザインを立てるべきだ。もちろん、いろいろな人のいろいろなアイデアがあっていいと思うし、どれかに絞りすぎることはないが、僕は福岡がシリコンバレーのようにICTベンチャーの集積地になるといいと思う。

2011-06-09 08:46:24
taizoson.eth @TaizoSon

僕はベンチャーが社会を先導する社会こそがこれからの社会のモデルだと思う。ベンチャーで働いている人のほうが大組織で働いている人よりよっぽどイキイキした顔をしていることが端的にそれを証明している。そして福岡にはICTベンチャーにとって良い環境が確実にある。

2011-06-09 08:46:30
taizoson.eth @TaizoSon

そのために自分に何ができるのか、何をするべきか。台湾やシンガポール、シリコンバレーなどに学び、クリエイティブなアイデアを創発しながら、大きなうねりが生まれるためのモーメンタムを作っていこうと思う。そしてそれを同時多発的に同じくポテンシャルを持った場所に立ち上げるのだ。

2011-06-09 08:46:40
taizoson.eth @TaizoSon

日経ビジネス2011年5月23日号、「総力取材 九州 巨大アジア市場をつかむ潜在力」を読んで、今朝は九州の素晴らしいポテンシャルについて学び、新たなインスピレーションを得ることができた。

2011-06-09 08:46:46