附記:「民俗学」と「民族学」の違いについて――及び「文化人類学」と「言語学」の成り立ち――
- karaisan123
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@ryhrt ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91… jasca.org/educ/educ.html この二つですね。「筑波大学は文化人類学と民族学を併記している」とあります。後者のリンク先においても「同大学大学院人文社会科学研究科歴史・人類学専攻文化人類学分野民俗学・民族学領域(一貫制博士)」と。
2020-02-05 00:07:23@karaisan123 まさにその「人文社会科学研究科歴史・人類学専攻」の出身ですが、10年以上前にはすでに誰も「民族学」と言っていなかった(はず)ので、情報が更新されていないままなのでしょうね‥‥
2020-02-05 10:03:33@ryhrt @karaisan123 そういえば「民俗学・民族学」を略した「みんみん」という呼称だけ残存?していて、使ってましたね。「みんみん院生室」とかソフトボールの「みんみんチーム」とか。グローブにも「みんみん」って書いてあった。公式にはどうだったんですかね。今はどうなのかな。10年以上前か~
2020-02-05 12:45:36@samohide @karaisan123 略称が今でも「みんみん」だから民族学のままと思われているのかもしれませんね
2020-02-05 22:55:11追記終わり(十年前から筑波大に「民族学」という分野はないとのこと)
海外ではそうでもない国もあるみたいなのだ。文化人類学と同じ意味で使われたり、社会科学(人文科学)と自然科学で使い分けられたり。言語学的に、日本語と英語の違いがあったり、文化的背景による使いやすい語彙の違いがあったりするんだと思うのだ。
2020-02-04 01:07:40その辺りは、冒頭で触れたように日本特有の単一民族性と歴史的経緯、地理的条件が影響しているのではとは思うのだ。
2020-02-04 01:06:22けど、日本語で民族学って言う場合は「そもそもじゃあ『民族』って何よ? 特定の集団であれば血だったりイデオロギーだったり色々基準があるけど、どの定義で?」って話になるので、文化と人類っていう包括的な単語を使った方が分類をしやすいというのもあるのだ。
2020-02-04 01:07:59ともあれ、文化人類学っていうのは「文化という側面から人類を考える学問」なのだ。 「『民族』を考える学問」の百万倍わかりやすいのだ。『民族』なんて言葉、無限の意味が取れるのだ……。
2020-02-04 01:08:09「民俗学」の場合は、「『民俗』を考える学問」ということになるのだ。こっちもややこしいけれど、まだ解釈の余地はあるのだ。「folklore」≒伝承。『民』間、人民の文化風『俗』。 「人々の暮らしを考える学問」と総括することが、まだできるとは思うのだ。
2020-02-04 01:08:35「民俗学」と「文化人類学」の対比としては、「個々の文化・風俗を収拾、研究する民俗学」と「その差異や傾向を比較研究する文化人類学」として『部分』と『全体』の学問なんじゃないかなぁと。
2020-02-04 22:59:55そしてそれさえも、国家や個人によって異なる定義で、区切りなのではないのだ? 嗚呼ウィトゲンシュタイン・ウィトゲンシュタイン・ウィトゲンシュタイン・デリダ。
2020-02-04 22:59:04それでも厄介だけど。文化人類学では広すぎる区分を、より身近な範囲に近付けて区切るという意味で、わかりやすさはあると思うのだ。 「言葉」として使う意味があるのだ。 言語学的な価値なのだ。
2020-02-04 01:08:47で……どっちも曖昧な定義であり、片方は死んだ言葉でさえある「民俗学」と「民族学」の違いって、これ「明確に定義する」なんてこと、そもそも可能なのだ?
2020-02-04 01:09:02カライさんは絶対無理だと思うのだ。そもそもする意味もないのだ。一時的に、特定の文脈の中で、ならできるだろうけど。別にそれはX学とY学でだって置き換えられることなのだ。
2020-02-04 01:09:06>>そのため、実際に、文化人類学の同義語として、日本では民族学や民俗学が、英国では社会人類学が、フランスでは民族学や社会人類学が、ドイツ・ オーストリアでは民俗学や民族学が、スペインでは民俗学が、そして米国では、民俗学や文化人類学という用語がそれぞれ使われている。
2020-02-04 01:09:30……なんていうか、馬鹿馬鹿しくないのだ? 何でもかんでも最終的に言語学領域に突っ込まされるのはウィトゲンシュタイン先生のせいといえばせいなんだけれど。 だからって、わざわざややこしい言葉を使う意味もないと思うのだ。だからカライさんは「民族学」なんて単語は使いたくないのだ。
2020-02-04 01:09:55そして、大事なのはそこじゃないと思うのだ。ラベリングではなく、中身。結局「文化人類学」「民俗学」「民族学」が近縁領域で互いに重なり合って存在しているのなら、やることに大きな違いなんてないのだ。
2020-02-04 01:10:07研究者が好き勝手に三つの中の名前を自分ルールで使い分けようがなんだろうが、研究テーマと成果とアプローチを見れば、まぁ大体何の話してるかはわかるのだ。いや、せめて使うのは二つまでにして欲しいけど。意味が被りすぎるので。
2020-02-04 01:10:25というわけで、「民俗学」と「民族学」の違いは「人々の暮らしを考える学問」と「『民族』を考える学問」なのだ。前者もだけど、後者はさらに定義困難なのだ。
2020-02-04 01:10:35よって、一応の違いは上述として、カライさん自身は「そもそも民族学なんて単語は日本語としてまともに使える学術的語彙ではない」と判断するのだ。 なので、違いを考えても仕方がないと思うのだ。
2020-02-04 01:10:43なんかめちゃめちゃ民族学(単語)disることになってしまったけど、実際今は現場でほぼ使われないという以上に、自分の中で上で言った理由からピンと来ないのだ。変数の中に変数が入ってるのは気持ち悪いのだ。すまんなのだ、民族学……。
2020-02-04 01:11:04以上、「民俗学」と「民族学」の違いについてでした、なのだ。……これ、まとめに追記した方がいいのだ? うーん……。
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