アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、ワンナウツ24話脚本:話作りの基礎
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ24話 24 地面に突っ伏して動かない渡久地を見ながら、「戦いは終わらない…これからさ」と彩川は言うのだった。「これからさ」はアニオリ。これと、実況の「大変な事になってきました」で終わるあたり、次回へのヒキや構成が上手い。 pic.twitter.com/GAF1ydOvj2
2020-02-09 14:31:24#高屋敷氏脚本ワンナウツ24話 まとめ1 まず注目したいのは、沢村の心理描写。テンポがよく、原作の長いモノローグがよくまとまっている。かつまた、これを行ったことで、沢村が渡久地を「悪」だと畏怖する顛末を印象付ける効果を生んでいる。 この事からも、構成の上手さが感じられる。
2020-02-09 14:32:20#高屋敷氏脚本ワンナウツ24話 まとめ2 つくづく思う事であるが、高屋敷氏は原作要素の取捨選択や改変のセンスが凄い。 同氏の脚本は、原作をダラダラ書き写すわけではなく、アニメのテンポと尺を考慮した作りになっており、それが実に見事。
2020-02-09 14:32:58#高屋敷氏脚本ワンナウツ24話 まとめ3 彩川と及川の会話も、原作の長台詞が所々簡潔になっているほか、場が間延びしないようにする工夫が見られる。この技術は、特にグラゼニ(シリーズ構成・全話脚本)の17・23・24話で遺憾なく発揮されており、凄まじいものがある。
2020-02-09 14:34:01#高屋敷氏脚本ワンナウツ24話 まとめ4 今回は、渡久地、沢村、ウィリアムス、南芝、リカオンズの面々、彩川、及川などなどの動向や心理が様々に描かれているわけだが、複数の状況・進行をテンポよく捌く器用さは、じゃりン子チエの脚本ほか、多くの作品で見られる。これも驚異的な技術。
2020-02-09 14:34:48#高屋敷氏脚本ワンナウツ24話 まとめ5 メインキャラを十分に立たせた上での、脇役のキャラ立ちにも注目したい。原作で名無しだったキャラに名前を与える事もあるほど、高屋敷氏のモブや脇役への愛は深い。このあたりも、カイジ(シリーズ構成・脚本)の10番や11番の活躍に活かされていると思う。
2020-02-09 14:35:36#高屋敷氏脚本ワンナウツ24話 まとめ6 忍者戦士飛影にて、高屋敷氏はダミアン(後のレギュラー)初登場回の脚本を担当しているが、ダミアンという名前が明かされるのは終盤。それでも彼が好人物である事が存分に描かれた。この事からも、(名無しでも)キャラをしっかり立てられる才が同氏にあると言える。
2020-02-09 14:40:13#高屋敷氏脚本ワンナウツ24話 まとめ7 主人公やレギュラーキャラをしっかり描きながらも、脇役やゲストキャラを引き立たせる…つまるところ、高屋敷氏は全員のキャラを立てている。話作りはキャラ作りから、という論もあるくらいキャラ作りは重要。だからこそ話もビシッと締まっているのかもしれない。
2020-02-09 14:40:49#高屋敷氏脚本ワンナウツ24話 まとめ8 こちらも紹介: 以前書いた、グラゼニ(高屋敷氏シリーズ構成・全話脚本)における密室状態での会話劇を見事に描いた回に関する記事↓ 17話 makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/04/… 23話 makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/05/… 24話 makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/05/…
2020-02-09 14:45:25#高屋敷氏脚本ワンナウツ24話 まとめ9 こちらも紹介: 以前書いた、グラゼニ(高屋敷氏シリーズ構成・全話脚本)に関するブログ記事一覧: makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego…
2020-02-09 14:46:43続きはこちらです: