芸術の公共性とは?野田秀樹さんの劇場公演自粛に関する意見書への演劇関係者の反応

演劇関係者の反応と、それ以外の一般ユーザーの反応、さらにそれを受けての平田オリザさんのツイートをまとめました。
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平田オリザ @ORIZA_ERST_CF

阪神淡路大震災では「歌舞音曲どころではない」と慰問を断る避難所もあったようですが、東日本大震災ではそのような情景はほとんどありませんでした。芸術の果たす役割が、少しずつ認知されてきたのだと思います。

2020-03-03 11:31:34
平田オリザ @ORIZA_ERST_CF

今回はパンデミックという、特にパフォーミングアーツ系に影響の大きい、新たな想定していなかった事態が到来しました。事態が収束したら、今回の件に関して、また深い議論が必要となるでしょう。

2020-03-03 11:32:04
平田オリザ @ORIZA_ERST_CF

実は演劇界では、ここ数年、出演者のインフルエンザの発症と、それに伴う公演中止が相次ぎ、制作者間では問題となっていました。物理的に上演ができない場合は仕方ないのですが、感染予防にどこまで責任を負わなければならないのか議論になっていたのです。

2020-03-03 11:32:36
平田オリザ @ORIZA_ERST_CF

舞台芸術に関わる者として、今回の事態を深く心にとめ、また学術の世界などとも連携をして、今後の方策を練っていく必要があるかと思います。

2020-03-03 11:32:56
平田オリザ @ORIZA_ERST_CF

野田さんは「いかなる困難な時期であっても、劇場は継続されねばなりません。」と書かれています。上演が中止になっても劇場という機能は継続します。春休み後も休校措置が続くようなら、開館なった江原河畔劇場は地域の子どもたちのもっとも楽しい居場所、遊び場、そして表現を学ぶ場所になるでしょう

2020-03-03 11:34:10