インプロ哲学 by 内海隆雄
インプロの学びというものはそれを経験したら世界の見え方が変わってしまうようなものなのだと思う。失敗する楽しさを知ったあとにそれ以前の世界に戻ることはできないし、ステータスを知ったあとにそれ以前の世界に戻ることはできない。隠れていたものを見つけるようなもの。
2019-07-28 00:52:41あと「インプロでコミュニケーション能力が上がる」もけっこう誤解される表現だと思う。少なくとも僕は言わない。僕はむしろ「インプロをするとコミュニケーションがうまくいかなくても大丈夫になる」だったり「インプロをするとコミュニケーションが楽になる」と言いたい。
2019-06-26 22:09:39貢献は消耗するものではなく、むしろ自分も元気になるもの。もし消耗しているならそれは貢献ではなく自己犠牲。そこには評価への恐れがある。
2019-06-24 18:38:17キース・ジョンストンのインプロとセカンド・シティーのインプロには大小様々な違いがあるけれど、「パートナーを輝かせるインプロバイザーが尊敬される」という文化はお互いにある。反対に、たとえ面白くても自分勝手なインプロバイザーは敬遠される。
2019-06-05 01:08:13舞台の上における自由とはFreeではなくSpontaneousであること。制約がないことではなく、どんな制約があろうと生き生きと動けること。
2019-04-23 12:18:36インプロのワークショップをしていると「失敗していいと言っても、現実では失敗できない」と言う人がいるけれど、それは形式的な現実の捉え方だと思う。なぜなら好むと好まざるとに関わらず人間は失敗しているのだから。問題はそれとどう向き合うかということ。
2019-03-04 23:37:43「さっと出したこと」がスポンテイニアスではなく、素早く考えたことだったりするのは、頭の回転が速いインプロバイザーにはよくあること。そしてそれはけっこう評価されたりもするけれど、本当に面白いかというとそうでもない。それは結局できることをやっているだけだから。
2019-02-24 16:04:36いいインプロバイザーは人を自由にする人。この人の前でなら頑張らなくてもいいし、恐れなくてもいいし、チャレンジしてもいいし、失敗してもいいなと思える人。さういふものに、わたしはなりたい。
2018-12-26 18:10:17たくさん考えてあんまりやらないよりも、ちょっと考えてたくさんやるほうが早くうまくなる。さっさと失敗する。たくさん失敗する。Fail fast. Fail often.
2018-12-26 17:12:24インプロを学ぶということは「分からない」に対する考え方を変えること。分からないからやらないのではなく、分からないからやってみる。そうしたら何かが分かる。
2018-12-16 21:38:32インプロバイザーは何も考えない人ではなく、考えたほうがいいことは考え、考えてもしょうがないことは考えない人。当たり前といえば当たり前のことだけど、実践するのは難しい。
2018-12-04 12:21:31「気分よくいること」は相手に対する最初の貢献で、もしかしたら最大の貢献かもしれない。なぜなら愛は与えることではなく、許すことだから。
2018-06-28 18:18:32インプロのパートナーとの間に必要なのものは仲の良さよりも信頼。そして信頼とは「この人となら一緒に失敗してもいい」と思えること。
2018-06-19 22:22:33自分に正直だったかは自分に聞けばいいし、パートナーにいい時間を与えていたかはパートナーに聞けばいいし、お客さんの期待に応えていたかはお客さんに聞けばいい。シンプルなことだけど、シンプルに行うのは意外と難しい。
2018-06-16 23:51:35ファシリテーターが失敗しても大丈夫な状態でいられるなら、失敗しても大丈夫な場所は自然と作られる。逆にファシリテーターが失敗してはいけないと思っていると、どれだけテクニックを使ってもやっぱり固さが残る。
2018-06-16 22:45:17相手にいい時間を与えている「っぽいこと」をするのではなく、「自分が考える相手」にいい時間を与えるのでもなく、目の前にいるパートナーの目を輝かせようとする。そのために自分を総動員する。「自分」を捨てる。
2018-02-10 14:40:46