SF作家山本弘の同人作『チャリス・イン・ハザード』完結！！！！

　前から僕が以前からここで宣伝していた『チャリス・イン・ハザード』が完結しました。『ファイナル・オーバーヒート〈下〉』です。僕が脳梗塞になる前に書いていた原稿。ご協力いただいた眠田直氏には感謝するしかありません。知りたければ眠田さんのページからどうぞ。

　今回はチャリスの宿敵、そして最高のライバルである悪の美少女シュラウドがついに登場、チャリスを苦しめます。いやあ、僕はチャリスも好きだけどシュラウドも大好きなんですよね。ほんとにとことん悪い奴だから！　いいところなんかは一つもない！

　考えてみると、僕はこんな悪人（それも美少女）なんて書いたことは一度もないんですよ。こういうキャラを書いたのも、作家・山本弘の一面だと思ってください。僕はチャリスも好きだけど、シュラウドも好きでたまらない。二人がものすごいはったり合戦で火花を散らすシーンなど、書いてて快感でしたね。あと、チャリスのルーツの秘密、〈ハザード・ブリード〉というものがとうとう明らかになります。

　さらにクライマックスでは、ランスとチャリスの操作するシーハリヤーと、シュラウドのシーハリヤーの一騎打ち！　「なぜ子供がシーハリヤーを操作できるんだ」とか細かいことは気にしないように（笑）。

　ちなみに、ハリヤーの排気で、マンホールの蓋が飛んだことは本当にあるそうです。少女の敵・ベインブリッジはこのぐらいの悲惨な死に方でもいいんじゃないか思ったものですから。

　これでも書く前にシーハリヤーの操作法とかはみっちり勉強しました。おかげで『気分はもう戦争』や『うる星やつら2　ビューティフル・ドリーマー』の嘘がよく分かりました。あんな風に簡単に飛ばせるもんじゃないんですよ、ハリヤーは。

『チャリス』は今回で完結です。続きを書く予定はまったくありません。

　あなたの胸にチャリスというキャラクターが残ったでしょうか。

ついに最終巻