日本人の本質4 〜アリよさらば!

第4弾になりました。日本人は働きアリとよく言われます。自分から自主的に働くアリなら良いのですが・・・ 【関連1】日本人の本質 http://togetter.com/li/129352 【関連2】日本人の本質2 〜責任の取り方 http://togetter.com/li/132369 【関連3】日本人の本質3 〜冷やし中華始めました♪ http://togetter.com/li/137634
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fever7777 @fever7777

「日本人の本質4 〜アリよさらば!」

2011-06-12 19:04:53
fever7777 @fever7777

1. 今日はまずフランスの話です。原発推進国なのですが、今回はその話題には一切触れません。萩原朔太郎の詩に「ふらんすへ行きたしと思へども ふらんすはあまりに遠し…」というのがありました。パリは食の都、ファッションの都。昔から憧れている日本人は多かったですよね。

2011-06-12 19:05:24
fever7777 @fever7777

2. シラク前大統領はかなり危険人物かと思うのですが、親日家として有名でした。一時期、シラクのおかげで浅草や秋葉原などに、多くのフランス人観光客を見ることができました。やはりフランス語の独特なイントネーション、ファッションセンスで、フランス人は目立ちますね。

2011-06-12 19:05:53
fever7777 @fever7777

3. シラク大統領時代の前のミッテラン時代、フランスにはマダム・クレッソンという首相がおりまして、この人がなかなかのクセモノだったのですね。クレッソン首相は1991年、日本人を「黄色いチビ」「何度殺しても出てくるアリ」と発言し、日本政府は猛抗議しました。酷い発言です。

2011-06-12 19:06:24
fever7777 @fever7777

4. しかしマダム・クレッソンが悪意を込めた言い方をしたことは遺憾かつ不穏当なものなのですが、古くから日本人が「働きアリ」と呼ばれていたことも、また事実ではあります。それは勿論、勤勉であるという好意的な意味においてではありますが。

2011-06-12 19:06:54
fever7777 @fever7777

5. 日本人は確かに働き者であります。例えばアメリカのエグゼクティブクラスは一般的な日本人よりもワーカーホリックではありますが、日本人は概ね半数以上の人が働き者だとみております。勿論、それ自体悪いことだとは申しませんし、これが強い日本経済の原動力になったことも事実です。

2011-06-12 19:07:29
fever7777 @fever7777

6. 1969年だったでしょうか、アメリカから日本人は「エコノミック・アニマル」だと評されたこともあります。これも日本人蔑視の言葉でして、それだけ日本人の勤勉さを海外は怖れてたということなのでしょう。有給休暇をとることさえも罪悪のように解釈されていた時代ですからね。

2011-06-12 19:08:00
fever7777 @fever7777

7. しかしなぜこんな勤勉な国民になったか、ということが問題なのですね。高度成長の頃の「所得倍増」のキャッチフレーズは勇ましかったのですが、所得が増えてもインフレが進みますから、結局ウサギ小屋に住むことがやっとだったのですね。ここに巧みな洗脳がある訳ですね。

2011-06-12 19:08:34
fever7777 @fever7777

8. 確かに自家用車やカラーテレビの普及は進みました。たくさん働いたから、夢のマイカーが買えた、と当時の国民は思い込まされていた訳です。でも実態は違いますね。需要が増えたから自動車の価格が下がっただけなのであります。凄い巧妙なトリックが仕掛けられていた訳です。

2011-06-12 19:09:05
fever7777 @fever7777

9. 月給が倍増しても、物価が倍増すれば、決して国民生活が向上する訳ではない。ただ耐久消費財の価格とコストが下がっただけなのに、公衆衛生が向上しただけなのに、豊かになったと錯角させられたのであります。まあ経済が右肩上がりの時期だからこそ、これでも良かったのですが。

2011-06-12 19:09:38
fever7777 @fever7777

10. 高度成長が終わり、低成長になって、バブル経済が崩壊して、デフレ時代になると、もう成長のトリックに騙される国民はいなくなります。でも日本人は依然としてアリのように働き続けます。なぜなら働かないと、リストラされたり、職を失ったりする可能性があるからです。

2011-06-12 19:10:09
fever7777 @fever7777

11. 小泉改革によって大資本の論理が跋扈するようになりました。コーポレートガバナンス、そもそもこの考え方を、日本のような上からの資本主義を推進してきた国に適用することには矛盾があります。会社は従業員のものだという前提があったからこそ、愛社精神が育ったのです。

2011-06-12 19:10:39
fever7777 @fever7777

12. それを突然、会社は株主のもの、と言われてもピンときませんよね。仮に企業業績や経済規模が一流であったとしても、働く者たちは不本意な状況で働かされる状況になってしまいました。まだ高度成長のトリックが生きていた時代は、騙される方も楽しく働いていたのですが…

2011-06-12 19:11:09
fever7777 @fever7777

13. で結局、日本人はアリのままなのですよね。楽しく自主的に働けた時代から、働かされるだけのアリに。結局、政財界が劣化してくると、国民には悲惨な現実しか残りません。でもそんな政治家を選んできた責任は国民にあることは明らかですよね。

2011-06-12 19:11:40
fever7777 @fever7777

14. ヨーロッパ諸国の人々からは、日本は「民度が低い」と常々言われ続けてきました。極端な例は先のマダム・クレッソンの発言です。でも悲しいかな、この発言に対して自信をもって反論できないことも、また事実かなと思います。洗脳されやすい日本人、その通りであります。

2011-06-12 19:12:09
fever7777 @fever7777

15. 昔、秦野章という法務大臣を務めた政治家が「この程度の国民にはこの程度の政治」と発言し、物議を醸しました。でも間違えだと胸を張って抗議できますか? マスメディアに洗脳されて、国民にとって好ましくない政治家を支えてきたのは、間違いなく国民なのであります。

2011-06-12 19:12:39
fever7777 @fever7777

16. 少なくとも欧州諸国では、権力を持つ側の発言や情報に対しては厳しいチェックが入ります。そして市民は自分の頭で考え行動しますよね。これがナチスを産んだ欧州市民が歴史から受けた教訓なのであります。民度とは「民主主義を自分で勝ち取る努力」そんな意味合いです。

2011-06-12 19:13:09
fever7777 @fever7777

17. 全体としてキラリと光る国ではダメなんです。所詮、国家というもの個人個人の集合体なのです。個人レベルの民度が高くないと、全体として民主主義が成熟しないのですね。衆愚とまでは申しませんが、やはり個人のアイデンティティがないとだめなのです。

2011-06-12 19:13:40
fever7777 @fever7777

18. よく連休中に観光地などで「なぜこんなに人が多いんだ」と毒づく人をみかけます。でもその答えは簡単です。「貴方みたいな人が多いからです」確かに休暇がとれる時期は皆同じでしょう。でも混雑が予想される所にわざわざ行くんですよね。

2011-06-12 19:14:09
fever7777 @fever7777

19. なぜ混雑している所に行くかと言うと、これもメディアの影響が大きいのでしょうね。結局、自主的な選択をしているのではなく、選択させられているのですよね。これもまた洗脳されているのと同じことです。

2011-06-12 19:14:39
fever7777 @fever7777

20. アリとバカにされれば誰でも怒りたくなります。でもなぜアリと呼ばれてきたか、考えてみましょう。最近メディアでは「海外から見ると、政権のコロコロ代わる国はダメ」という論調が多くなりました。しかしこんなのは嘘っぱちです。以下の理由から否定したいですね。

2011-06-12 19:15:09
fever7777 @fever7777

21. 政権がコロコロ代わるから、海外から笑われているのではありません。国民が、自分たちの自由意思で政権を選ばないから笑い物になっているのですよ。自分たちが選んだ政権なら、一生懸命支えますよね。結局、マスメディアが政権を代えたくないだけの話なのであります。

2011-06-12 19:15:39
fever7777 @fever7777

22. もうアリからは卒業しましょうよ。経済で中国やインドに負けたとしても、民度だけは世界のトップを目指したいなと思っております。(終了)

2011-06-12 19:16:09

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