「分かれ道」 ジュディス・バトラー

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GMBO2008 @GMBO2008

「私だけではなく他の多くの人びとにとって、その当時、恐怖そのものがその赤裸々な怪物性の中で、あらゆる道徳的カテゴリーを超越し、司法権のあらゆる基準を吹き飛ばすかのように思えた。それは人が適切に罰することも、許すこともかなわないような類のものだった」。 「分かれ道」 バトラー

2020-05-31 15:06:07
GMBO2008 @GMBO2008

後に彼女はさらに次のように付け加える、「私たちはすべてを始めから、いわば生のままで、学ばなければならなかったーーつまり、私たちの経験を包摂するような範疇や一般的な規則の助けもなしに」と。 「分かれ道」 ジュディス・バトラー

2020-05-31 15:06:08
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この最後の要請こそ、アーレントをカントに立ち返らせたものだった。(中略)アーレントは次のように述べるーー「公準は経験から借りてくることもできないし、外部から導きだされることもできない」と。 「分かれ道」 ジュディス・バトラー

2020-05-31 15:06:13
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人は手探りですすみ、実験し、想像力に頼ることさえしなければならないーーこの時代に、そして個人主義にも集団主義にも還元することができない人間の共有される生というものの名において、判断を下そうとするならば。 「分かれ道」 ジュディス・バトラー

2020-05-31 15:06:14
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アーレントが自分自身を位置付けるのはまさにこの中間点、同時に「私」であり「私たち」であるものとしてなのである。 「分かれ道」 ジュディス・バトラー

2020-05-31 15:06:15
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