春の心はのどけからまし~刀剣乱舞 特命調査慶長熊本予告ムービーから(クリア後:シナリオ中の和歌について追記あり)
惟喬親王というと、私は伊勢物語の「小野の雪」なんだけど、あれも旧臣と心を通わせる話だったし、「京都の伝説民話」に拾われている各地の逸話も、里人や近習から慕われるようなものが多かった。あと、愛鷹に水を飲ませた場所だとか飼っていた雌鶏の塚だとか、慈しみ深い人物像がつくられていたんだな
2019-11-14 00:26:44なお、惟高親王(通称を小野宮など)は平安前期の皇族で、文徳帝の一宮、生母は更衣紀静子(三条町/紀有常の姉)、祖父は紀名虎。後ろ盾の強かった四宮惟仁親王(のちの清和帝)との勢力争いに負けたとされる。のち出家し小野、近江各所に隠棲し、各所に伝説を残し、木地師の祖ともされている。
2019-11-14 01:06:42もし「世の中に~」の歌が特命調査の筋に絡んでくるとしたら、伊勢物語の方かなあと思うんですが、まあ、歌自体が有名だからなあ…。 あと業平は勿論『六歌仙』『三十六歌仙』に入っています。
2020-04-24 21:46:01春の心はのどけからまし~刀剣乱舞 特命調査慶長熊本予告ムービーから - Togetter togetter.com/li/1498627
2020-04-24 22:56:11花(桜)の和歌は他にもめちゃくちゃあるし有名どころもいっぱいあるので何故そこ?っていうのがわかればいいなと思う。歌仙さんが古今集とか伊勢物語の話してくれたら大往生する
2020-04-24 23:11:13古今伝授っていうのは、簡単に言うと、和歌をどう解釈するかという歌学における秘伝を授ける、というもので、歌学の専門家やそれを生業にする家ができていく過程で生み出された免許皆伝制。他にも楽器演奏の秘曲伝授が早くからあった。
2020-04-25 01:04:34前掲リンクから 『「古今伝授」の中核は、古今和歌集の講釈と、「三木三鳥」などの秘説を、切紙で授けることです。流派により異なりますが、 三木は、おがたまの木、めどに削り花、かはなぐさ 三鳥は、よぶこどり、ももちどり、いなおほせどり とされます。』
2020-04-25 01:10:43『その後の「古今伝授」 東常縁が連歌師・宗祇に「古今伝授」を行って後、再び古今伝授はいくつかの流派に分かれます。 安土桃山時代から江戸時代へ移る慶長年間、細川幽斎は分かれた「古今伝授」を集大成します。 』→
2020-04-25 01:11:20『1600 年、幽斎は、智仁親王に「古今伝授」を始めます。折しも関ケ原の戦いの直前で石田三成方と徳川方の対立の緊張が高まり、徳川方の幽斎は居城・田辺城へ帰ります。その城を、石田三成方が包囲します。ところが、「古今伝授」の断絶を恐れた後陽成天皇の勅命により、城の包囲が解かれることに…』
2020-04-25 01:12:05三木(おがたまの木、めどに削り花、かはなぐさ)三鳥(よぶこどり、ももちどり、いなおほせどり)とは、歌の中に出てくるが何を指してるのか不明で解釈が分かれているものを、実は今で言う○○ですよ、と、秘中の秘として教えるもの。古今伝授の秘奥の一部。
2020-04-25 01:23:54これは個人的な見解だけど、古今伝授の制定自体、和歌の世が遠くなり形骸化権威化していったことを示すものだと思う。歌学の担い手も公家だけではなくなる。それでも歌への憧れは人の胸にあり続けた。自分が死んだら伝授が絶えるなんていう状況、和歌を愛した幽斎は嘆かわしく思ったんじゃないだろうか
2020-04-25 01:38:23私は、歌仙さんの歌好きはそういう、王朝の雅が遠くなった世の人間の憧れを種として芽吹いたものだとずっと思っている。王朝人や公家衆の自意識としての歌ではなく。だからちょっと雅観がトンチキなんだろうな、とか
2020-04-25 01:51:15歌人だけでなく、歌を愛した人々の心も身に受けている。和歌の子ではなく和歌享受史の子だと思うんだ…。そこが…そこがかわいいんだよ…。
2020-04-25 01:55:42慶長熊本、無事クリア出来ましたので、シナリオ中の和歌をまとめました。(ネタバレ期間中のため外部リンクになります)
【刀剣乱舞】慶長熊本シナリオ中の和歌訳注 privatter.net/p/5796813 シナリオ中に出てきた和歌に訳と語注も少し付けました。 ネタバレ期間が過ぎたらそのうち表に出すと思います。
2020-04-28 23:20:19更新:刀帳の回想番号・タイトルを付記、歌を一首追加(天津風~)しました。 twitter.com/funa6634/statu…
2020-04-29 19:26:12