編集部イチオシ

植物の標本づくり講座についての雑感

植物の標本(押し葉)づくりについて、一般向けの講座を実施していく中で出てきた雑感をまとめました。博物館の植物担当学芸員と植物学・教育学な大学教員のやりとり。研究にも利用される本格的な植物標本づくりから自然史科学の普及ツールとしての植物標本づくりまで、いろんな葛藤がありますが、地続きの話です。近いトピックのツイートは近くに配置したので必ずしも時系列にはなっていない点、ご注意ください。
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K. Nakagawa @ku_nakag

まとめ、ありがとうございました! 個人的には同様の昆虫標本バージョンも見たいな〜。 .@yokogawa12 さんの「植物の標本づくり講座についての雑感」togetter.com/li/1531856 をお気に入りにしました。

2020-06-01 21:04:06

海藻標本について、追記をいただいたので足しました。

Shingo, KOBAYASHI @405coba

海藻の押し葉のあたりで、デンプンのりを使う手法が紹介されている。これはすべての海藻に行うのではなく、藻体が紙に貼り付かない種を押すときに有効。シャジクモとかにも向いている。 twitter.com/yokogawa12/sta…

2020-12-22 00:09:12
よこがわ @yokogawa12

植物の標本づくり講座についての雑感 - Togetter togetter.com/li/1531856 @togetter_jpより 閲覧増える気がする??

2020-12-21 22:16:23
Shingo, KOBAYASHI @405coba

ただし、デンプンのりも原料の関係で虫害からは逃れられないので、理想的には合成のりが良い。昔はアメリカ製のアピレンという製品がベストだった。かつてお世話になった東邦大の吉崎先生は、製造中止になるときに買い占めたと言っていた。

2020-12-22 00:09:12
Shingo, KOBAYASHI @405coba

先生の在庫が残り少なくなった頃、自分は宇和島市水産高校の先生を通じて化学製品を製造する会社の方と知り合いになった。そこで、この合成糊の話をしたところトントン拍子で話が進み、吉崎先生の在庫を元にテストを重ねて、アピレンに近い製品が完成した。

2020-12-22 00:09:12
Shingo, KOBAYASHI @405coba

商品名はハールグリーン、千葉県にある緑化学研究所の製品です。

2020-12-22 00:09:13
Shingo, KOBAYASHI @405coba

宣伝みたいになったけど。 「自分で貼り付かない海藻には糊を足してやればいいんだよ」と吉崎先生に教わった時は眼からウロコだった。思えば本には出ていない色々なテクニックや道具について教わったなあ。

2020-12-22 00:09:13
Shingo, KOBAYASHI @405coba

吉崎先生は岩手県の山田町の鯨と海の科学館で「海藻学校」を主宰して、コンサル関係者の同定力向上を図っておられた。自分は博物館関係者向けのサテライト教室を受講して、それから押し掛け弟子になった。

2020-12-22 00:09:15
Shingo, KOBAYASHI @405coba

いつか、あんな風に海藻学校みたいなことができたらいいなぁ・・・と思い始めて何年経つのだろう。技術も知識も成長しないままの自分を、先生は天界から苦々しく眺めているに違いない。

2020-12-22 00:09:16
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