- tukumo_fast
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ケルベロスは以前としてコントライトにより光学捕捉されてはいたが、都市部に張り巡らせていた高速道路はアイギスからの予測射撃を妨害する盾として十分に機能していた。 ビルの切れ目から、電波妨害を続けるミッドナイトアイに一瞬だけ射線が繋がる。
2020-07-04 09:59:27恐らく危険を冒してケルベロスにアプローチするタイミングを図っていたのだ。 高密度レーザー通信を受信 >高高度より複数の突入体捕捉。識別アイギス所属艦載艦、強襲揚陸艇、IFF応答無し サイバーコネクターを通し即座に返信。
2020-07-04 09:59:28<貴殿の情報に感謝する。。当機に状況打開の秘策あり。以後の支援は不要、安全圏まで待避されたい。 ミッドナイトアイは、小柄な機体に不釣り合いなレドームを翼の代わりにこちらに向けて振ると、すぐに近接するビルの影にかくれた。
2020-07-04 09:59:28ミッドナイトアイからのジャミングは以前として続いている。R-9Eは異相次元戦闘機たるRナンバーではあるものの、その戦闘能力は自衛の域をでるものではない。特に機体上方からだと投影面積が最大になるため、対地装備満載の艦載艦の下方に位置するのは極めて危険だった。
2020-07-04 09:59:28恐らく、ギリギリまでこちらへの支援を続ける気だろう。あの命知らずに一杯奢る機会があるといいが。 ケルベロスは高架下をわずかに逸れると、大規模商業施設を背後にとれる場所に位置取りをした。ここなら後方より迫り来るコントライトに対し時間稼ぎをすることができる。
2020-07-04 09:59:29コントライトのバイスクローでも一区画を占有した商業施設を平らげるには時間がかかるはずだ。揚陸艇がこちらの射程に入るまで保ってくれるだろう。
2020-07-04 09:59:29パイロットはケルベロスの機首を強襲艦の降下予測ポイントにむけて上げると頸椎のサイバーコネクターに意識を集める R-13の兵装は重要軍事機密指定がされているため、戦術ネットワークにもアップロードはされていない。
2020-07-04 10:03:42ウイルスが如き状況対応速度をもつバイドにリアルタイムで応戦するスペックを持つアイギスの戦術AIも、見たこともない兵器には対応しようがない。 スタンドアロンで戦闘行動をとる揚陸艇もそれは同じだ。 パイロットは兵器優先使用コマンドをケルベロスに伝達。 それは、
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