テレサはどうして日本語で喋っているのに怖がられるのか?

日中戦争にまでさかのぼる、もうひとつの『ローマの休日』
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ここ、きわめて重要なので青と赤でマークしますた。 日中戦争は「日本語」を産んだ。 pic.twitter.com/MAxiVBI5LA

2020-06-22 15:16:39
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明治初期にも似たような混乱があったと別の論考で読んだことがあります。兵隊を集めるとことばが通じなくて、それで小学校で「会話」の授業があったとか。今でいう共通語喋りの練習でした。 pic.twitter.com/UxAqK8NW6I

2020-06-22 15:20:54
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これは『日本語教育史研究序説』という別の本から。 pic.twitter.com/DosByWUO4r

2020-06-22 15:27:03
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大東亜共栄圏構想の下、「国語」は東アジア共通言語「日本語」に進化というか昇華される道を歩き出した。しかし敗戦で消滅、なかったことにされた。 戦後日本では「国語」が学校空間を支配し、外地引き上げ者「日本語」は教室に入れてもらえなかったのです。

2020-06-22 15:30:46
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「日本語」の復権は、東南アジア人の技術者育成計画よりスタート。日本企業によるベトナムやインドネシア進出が背後にはありました。 そしてそれを支えたのが経済産業省。当時は通産省と呼ばれていましたが。

2020-06-22 15:34:12
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戦後日本で「日本語」が育たないなか、学制改革で児童全員が中学進学で必ず英語を習うことが事実上義務化された。 母語のメカニズムをよくわからないまま、外国語を学ばせるわけです。ニホンジンの英語コンプレックスはここから始まったとみます。

2020-06-22 15:36:23
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ガイジン娘にいきなり声をかけられてパニックになる日本の男子高校生。 ちなみに左の女の子、日本語で喋っています。 pic.twitter.com/OOVRMVTRnf

2020-06-22 15:39:31
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「すみませーん!写真を撮って頂けないでしょうか。」 「アイキャントスピークイングリッシュ。」 「私の日本語・・・間違っていましたか?」 「ノー・・・イエス、オーケー。」 「お願いします。」 pic.twitter.com/7bPCvCZSHo

2020-06-22 15:41:25
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英語で(というかガイジンに)話しかけられると頭が真っ白になってしまうのは、戦後日本の産物ではないかという気がします。皆、一度は習っているからこそ、自分の英語力がまがい物だと痛いほどわかっていて、それでモノホンを前にしてびびってしまうのです。

2020-06-22 15:43:25
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私自身の経験からもわかるのですが、母語がわかっていないと外国語は学べないのです。 しかし日本は母語の輪郭すら曖昧。その裏返しで『文章読本』なる書物が途切れなく刊行される。『正しい敬語の使い方』なんて本が、ビジネス書の棚に並んでいる奇態。

2020-06-22 15:46:12

続く

まとめ テレサはどうして桜田門で怖がられてしまうのか 私たちのガイジン・コンプレックスは何に根差しているのか? 1251 pv 2