日本結髪史における三つ編み空白時代、平安時代頃の洗髪と櫛のこと

古代から維新後まで、日本では三つ編みがあまり見られなかったのではないか、それはなぜか、という話。
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なお、古代中国では一応、官人の五日に一度の休養日が『洗沐』という名目で与えられていて(「漢書」)必ず沐浴をしていたかはともかく数日に一度は体を洗い髪も洗っていたらしい。五日に一度は役所詰めの官人の話なので、そうでない人はもう少し頻繁に沐浴できていたかもしれない。

2020-06-27 23:50:59
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ただ当時は沐浴も休みを与えられるほど一日がかりの大仕事だったようだが。 …なので、櫛を使ったドライシャンプーに頼る必要は古代日本より少なかったのではないだろうか。

2020-06-27 23:51:33
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ま、ほぼ妄想なんだけど、とりあえず古代日本では、頻繁に髪に櫛を入れる必要性から三つ編みが好まれなかった可能性もあったのかな、と思って。 汚れだけじゃなく毛虱とか、かゆみとかも切実だったろうし…。

2020-06-28 00:05:17
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昔は髪も頻繁に洗ってなかったというイメージだけが先行してしまいがちだが、今の日々シャンプーで洗髪するさらさら清潔感とは確かに違うだろうけど、緻密な櫛目を入れられた髪は髪油等を使っていてもベタつかなかったと聞くし、当時としては鄭重なケアと清浄さを感じさせるものだったのかもしれない

2020-06-28 00:22:02
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国内のみだけど、古代~中世の櫛の遺品。すべて「日本の美術275 化粧道具」(至文堂)より。 画像1:縄文~弥生 画像2:古墳~平安 画像3:鎌倉(三嶋大社蔵) 画像4:南北朝(熊野速玉大社蔵) pic.twitter.com/R3XSw7J8ob

2020-06-28 01:00:02
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おまけ。 【装束小ネタ】みづら篇 耳は覆うか、櫛は挿したか - Togetter togetter.com/li/633863

2020-06-28 01:08:26