【横山光輝「三国志」講座290「敗戦」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第290話「敗戦」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第15巻に収録されています。
1
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座290「敗戦」01】 第290話です。孟達が上庸の城を抜け出して、国境の関所を突破して魏に走った、との報告が玄徳にもたらされます。劉封は、狩りに出たものと思っていたと言いますが、ちょっとうっかりが過ぎますね。

2020-07-01 13:35:11
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座290「敗戦」02】 玄徳は、なんたること、とすぐに劉封に裏切り者を捕らえさせよ、と命じます。玄徳も怒りに任せ、無茶な命令を出します。劉封に魏の国境を侵せということになります。 成都からの命令に従い、劉封は直ちに五万の兵を率いて孟達を追います。

2020-07-01 13:37:38
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座290「敗戦」03】 孟達は蜀の大将だったということもあってか、降った先の魏において、曹丕直々に取り調べを受けます。曹丕は、何が不満で降伏したのか、まさか、自分の命を狙うための偽りの幸福ではないか、と疑いの言葉を投げかけます。

2020-07-01 13:42:33
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座290「敗戦」04】 孟達は、蜀の玄徳が自分を処罰しようと考えているからだ、と答えます。関羽を見殺しにしたことが尾を引いていると。曹丕は、ありそうな話だと一応は納得しますが、それだけで信用するわけにはいかないと言います。そこに、蜀の劉封が国境を侵したとの報が。

2020-07-01 13:44:08
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座290「敗戦」05】 侵入してきた蜀の兵力は5万と聞いて、襄陽には夏侯尚や徐晃が守っているから心配ないとはいいつつ、ここで孟達が本当に自分に降伏をしてきたか試す機会だと考えます。襄陽に行き、劉封の首を奪ってこいと。それによって待遇を決めると言います。

2020-07-01 13:46:23
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座290「敗戦」06】 それを聞いた孟達は、直ちに襄陽へ向かうと言い、出発します。襄陽城には、夏侯尚と徐晃が立てこもり、虎視眈々と上庸城を伺っています。魏と蜀の最前線地域だったわけです。

2020-07-01 13:48:50
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座290「敗戦」07】 徐晃は曹丕からの命令書を受け取ると、孟達にすぐに劉封に戦いを挑むがよい、と言います。劉封は五十里先に陣を構えているようです。孟達は早々に出発、劉封の陣の近くまで駒を進めます。

2020-07-01 13:50:16
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座290「敗戦」08】 孟達は劉封に降伏を勧める手紙を届けるように言います。劉封とて、自分の不利な立場は知っているはずと。降ったところで首を刎ねるつもりだったのか、そのままともに魏へ降るのか、孟達の意図は図りかねますが、使者は孟達の手紙を持って劉封の陣へ行きます。

2020-07-01 13:52:31
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座290「敗戦」09】 手紙は劉封に届けられます。玄徳が自分とともに面白からぬ感情を抱いているから、魏に降って将来を考えてはいかがか。劉封は養子であり、玄徳の後は実子が継ぐことが決まっているので、将来は明るいものではない、友として魏に移ることを勧める、という内容。

2020-07-01 13:55:37
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座290「敗戦」10】 これを読んだ劉封は激怒。養子であろうと父は父、それを裏切れというのか、と憤怒の表情とともに、手紙をビリビリ破きます。今まで同僚としていささかの友情を感じていたが、不忠不孝を勧めるとは許さん、使者を斬り、目にものをみせてくれん、と言います。

2020-07-01 13:57:22
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座290「敗戦」11】 それを聞いた部下。孟達の使者に、これが劉封の返事だと言って剣で斬り捨てます。この時代の戦場の使者って、本当に命がけの仕事だったんですね。劉封は早速出陣します。この様子を見た孟達は、自分の置かれている立場を理解せぬとは愚かな、と応戦を指示。

2020-07-01 13:59:37
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座290「敗戦」12】 孟達の所在を求める劉封。孟達はここじゃ、と現れ、二人は一騎討ちが始まります。何度か槍が合わさりますが、孟達が踵を返し逃げ出します。追跡を命じる劉封。しかし、勢いに乗ってやってくる劉封を、徐晃の部隊が待ち構えていました。

2020-07-01 14:01:28
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座290「敗戦」13】 徐晃の部隊の出現に、劉封は蹴散らせと応戦を命じます。乱戦模様となったところに、夏侯尚の兵が到着。劉封は二手に分かれて戦えと命じます。さらに乱戦となりました。

2020-07-01 14:02:57
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座290「敗戦」14】 孟達は、劉封が夏侯尚と徐晃軍に挟まれたことを見て、劉封の指揮の甘さを笑います。そして、自分たちも突っ込むと言います。逃げた孟達が戻ってきたのを見た劉封軍。三方から攻められては防ぎきれません。一時撤退をという進言に劉封も従うしかありません。

2020-07-01 14:06:03
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座290「敗戦」15】 血路を開いて上庸に引き返せ、と劉封は、必死に槍を振るい、やっとの思いで囲みを突破しますが、劉封軍はずたずたに寸断され、劉封の周りは百騎余りの兵だけしか残っていませんでした。劉封の完敗と言っていいでしょう。

2020-07-01 14:08:32
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座290「敗戦」16】 5万の兵を失ってしまった劉封。孟達を捕らえることもできず、このまま戻ってもその責任は免れないと思われますが…。はたして劉封の運命は…!?。この続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2020-07-01 14:11:09