おはようございます。新政府ラジオです。昨日の夜から「イエスという男」読んでいるんですが、イエスに共感しております。彼は別に宗教家ではなかったんですね。むしろそんなのクソクラエと言っていた人だったんですね。それを信じるものしか救わないなんて、なんということかって抗った人間だと知った
2011-06-29 08:06:09この本、講談社の川治くんから「これ、坂口くんにあげる」ってホイっとくれたんだけど、分厚いから全部読めないと思うけど、今読むべきという感じがする。僕は宗教なんて必要ないと思っている。ただ目の前の人間とどう対峙するか。目の前の事象と歴史とどう対峙するかが人生だと思っている。
2011-06-29 08:08:33自分の思考を体系化していくのではなく、ただその瞬間をどう生きるかなんだ。人を救うことではない、人とどう生きるかだけだ。新政府は組織ではない。僕の生き方の表明なんだ。ただの光源である。真っ暗闇の中、みんなでそれぞれ持っている光を当てて世界をもっとよく見ようと試みているだけ。それだけ
2011-06-29 08:11:045月の自殺者が前年と比べて547人、19.7%増えたとか普通のニュースになってるけど、あり得ないなあと思っている。だからもうそこから降りて独自に新しく生きる道を表明しなきゃ駄目だと思った。金が仕事が無くても人間は死なないと0円ハウスの師匠たちは教えてくれた。それを今伝えないと
2011-06-29 08:15:51でもゼロセンターを通じてたくさんの大人たちに会ってきたけど、今までの人生で受けてきた教育には確実に問題がある。人間同士の協力の仕方がまるで分かっていない人もいた。人に心配させておいて、自分が都合悪くなったら放っておく。心配してしまっているこちらは待ちぼうけ。そこに心遣いがない。。
2011-06-29 08:17:47自分の状況が悪く辛いんです、と言うのは簡単だ。でも言われた方はどうにかしなくては思う。つまり辛いこと自体が広がっている。もちろんそれを解決すればいいのだが、そんなにすぐに解決できるものではない。で、ゆっくりやろうとすると辛いのはすぐ無くしたいらしく、焦る。で結局やめる。いなくなる
2011-06-29 08:19:43だから今、夢があるけどどうすればいいのか分からないという25歳から30歳代の若い大人にはあんまり会いたくない。。人間というのは一度会ってしまったら一生つきあうんだよということがまるで分かっていない。興味本位で会いにきて、すぐにいなくなる。そして連絡もしない。そんなことばかりである
2011-06-29 08:21:55ずっとつきあうのは面倒くさいけどそれは木みたいにいつか大きな幹になるんだけど、それが体験として分かっていない場合が多い。それは若い人だけでなくもう完全に大人になっている人もそうであることが多いように思える。それと自殺は関連しているはずだ。しかし、それはこれまでの体験でしか学べない
2011-06-29 08:24:13だから闇雲に人と会わないことだ。興味本位で動かないことだ。ずっと付き合いたいと思える人がいたら、動くこと。それまではじっとしていればいい。なんかただ動けばいいと思って週末とかよく分からないギャラリーのオープニングなんかいかないほうがまし。それよりも一人で考える。
2011-06-29 08:25:41そして、絶対に会わなくてはいけないと思えるような人をただ一人見つける。それだけで人は死なない。家族に言えないのでって、初めて会った僕に自分の抱えていることを言う人がいるが、それじゃいけない。まずは一番大事な人ときちんと話し合う。今まで会ってきた人もこれから会う人に対してもそうだ。
2011-06-29 08:27:28自分自身を隠蔽してはいけない。完璧になんて無理だからできるだけでいいので正直にしていること。それはピントを合わせるようにすぐにズレるから、その都度合わせていく。つまり、正直にいるってことは無意識にはできない。意識的にしなくては不可能だ。その機械的な意識が人と交感し始め交流が始まる
2011-06-29 08:31:12なんでも徹底的にやったほうが「楽」になれると僕は思っている。なあなあでやった時はいつもお金も稼げないし仕事も失ってしまう。だから僕は楽になるためにわざとウザイぐらいやる。楽だともっと集中して創作することができるからだ。とにかく楽でいることだけに集中している。そうすれば適当でいれる
2011-06-29 08:45:54僕はよく「そこまでしなくても。。」とか言われるが、そこまでやればちゃんとそれがお金になるし仕事になるのだから、やったほうが楽しいじゃん、という至極単純な構図によって自分を動かしているだけである。社会を変えたいと思うのは、変わったら多くの人が楽かもと思っているから。根は適当なんです
2011-06-29 08:48:56僕は毎日、同じように働くのが嫌だなと思って高校生の時に会社員だけは無理だなと思った。でどうすればいいのか考えた。毎日やりたいようにやりたいことだけをして、かといって怠けずにできるだけ一生懸命生きる。ボンボンでもないので自分で金を稼がないといけない。どうしたら可能になるか考えていた
2011-06-29 08:51:29そこでまずは僕は「職業に就く」という概念を無くして、自分が今やっていることをそのまま延長線上に延ばして生きていくということを決めた。これが19歳の時である。僕は大学の課題で「貯水タンクに棲む」という作品を作った時だ。http://t.co/2aVLeda これで僕の人生は始まった
2011-06-29 08:54:27ここで行った実験は 1.大学の課題だけどそんなの無視して自分の一生残す作品にしろ2. 課題の規定は気にせず自分がやりたいことだけやる。規定に合わせるのは後でうまくやれ3.誰もやったことが無いことの中で自分が一番やりたいことを見つけろの三点だった。僕はいつも三つだけに絞る。これ重要
2011-06-29 08:56:40最終的に図面を提出しなくてはいけないのにドキュメンタリーを撮ったビデオテープを提出し、どうにか受諾してもらった。しかも設計をせずに元々ある貯水タンクに棲むだけでいいじゃんという作品になった。それが当時一番会いたかった人だった石山修武さんが褒めてくれた。十年後食えるって言ってくれた
2011-06-29 08:59:04やり続けろ。十年後は飯が食えるし自分の力を発揮しなくてはならない社会になる。それをただ忘れずに黙々とやれ。小賢くなるな。初期衝動を忘れずにそれを分析研究し伸ばしていけ。と言われた。僕は馬鹿だからそのままやった。そしたら本当に十年後の29歳の時僕は坂口恭平事務所を立ち上げ飯が食えた
2011-06-29 09:01:57つまり、何事も誰もが言うように十年かかるのだから、本当に自分が力を発揮するのは十年後であるから、人とも十年は最低つきあう必要があるということ。十年後、僕はその当時出会った人たちと今では一緒に仕事をしている。その付き合いは暴落しない。ずっと安定している。だから楽。揺るがないからね
2011-06-29 09:05:24その人たちは、僕が執筆、写真、現代美術、ビデオ、トーク、大学講演、ダンス、音楽、と訳の分からない分裂仕事をしていたのに驚かなかった。だってよく分からない時から知っているから。そういうもんだろうと思っていた。僕は自分の分裂症を人々を潤滑油にして操作する方法を覚えていった。
2011-06-29 09:08:36どの人もその人にしか見えない「僕の知らない僕」のことが見えている。それが面白いわけだ。どの人も違う。つまり、その分だけ自分の可能性が存在するのだと僕は知覚した。「僕の知っている僕」なんて平面的でつまらない。もっと多層レイヤーで包まれているんだということを人は教えてくれた。
2011-06-29 09:10:33だから僕は「自分自身よりも僕の可能性を信じている人々」の言葉の方に重きをおいて生きてきた。常に耳を傾ける。もちろん若いのでよくそれで喧嘩していたが、それでも耳には入ってきた可能性を次の日さっそく実行する。こっちに来いと信頼する人間が言ってくれたらわざと「悩まず」突っ込んだ。
2011-06-29 09:15:49そうすると、何かが動いたり実現したりしたら、その時言ってくれた人に電話したくなり、会いたくなるんです。僕は20歳代で小学生1年生の同級生にも担任の先生にも会いに行ったし18歳の時居候させてくれた人はゼロセンターにも来てくれた。終わらない関係は終わらない人生を意味する。だから面白い
2011-06-29 09:17:42ということで昨日の夢の中で考えていたことの表明を終わります。今からまた八百屋仕事してきまーす。これってちゃんと希望者が50名くらい集まれば、社長に行って格安とかで野菜を東日本に送れるのではないか。フーがすぐになんでも仕事にしようとするんですねと笑ったけど、そういう性格なのよ、私
2011-06-29 09:21:21またyouyouに来てます。平日なのに無茶苦茶人がいるよ。すごいここ。今日も八百屋やりまーす。仕入れ中。 http://t.co/1Do7NJM http://t.co/cQDSg4P
2011-06-29 10:24:17