本が届いた。今日はいい日だ。 服部徹也『はじまりの漱石――『文学論』と初期創作の生成』(新曜社) 漱石の文学講義を、受講生のノートとともに検討する第一部。「文学論」講義と漱石の創作の関係を探る第二部。そして中国を含む『文学論』の受容を扱う第三部。これはすごい。 shin-yo-sha.co.jp/book/b471296.h… pic.twitter.com/dSUZ5iFHXN
2019-09-15 16:01:26服部徹也『はじまりの漱石――『文学論』と初期創作の生成』が、第28回やまなし文学賞(研究・評論部門)を受賞しました。夏目漱石『文学論』の研究に新局面を拓き、漱石の初期創作との相互関係について斬新な論を展開した力作です。ぜひご一読下さい。shin-yo-sha.co.jp/book/b471296.h…
2020-02-28 17:36:39今回やまなし文学賞を受賞された服部徹也先生の好評連載「クラルス」において、「夏目漱石はどんな授業をしたのか?――受講ノートを探す旅」も小社webマガジンクラルスにて第3回まで公開をしております。clarus.shin-yo-sha.co.jp/categories/823
2020-02-28 17:42:05『英文学者 夏目漱石』亀井俊介著 2011年刊行以来のロングセラーである本書には、貴重な写真も掲載されています。漱石が後に『文学論』となる、中川芳太郎が作成した講義草稿に容赦のない赤字を入れたものです。神奈川近代文学館のご協力で、通常展示されていない『文学論』の草稿を見せて頂き、 pic.twitter.com/Re4ClrpW4e
2020-06-01 14:13:44亀井氏が目を通して掲載すべきだと思われたページを写真室で撮影させて頂いたものです。講義を出版物にすることの難儀さも、この壮絶な赤字から想像されます。その辺りのことも、難しい言葉を使わない文章で読ませられます。shohakusha.com/book_detail/266
2020-06-01 14:13:458ページもある夏目漱石『文学論』の正誤表です。漱石先生は「校正者の不埒な為め誤字誤植雲の如く癇癪が起つて仕様がない。出来れば印刷した千部を庭へ積んで火をつけて焚いて仕舞いたい」と大層なキレっぷり。補遺まで付けた正誤表以外にも誤植が沢山あることは、知らない方が幸せだったでしょう。 pic.twitter.com/K9vJivd6yK
2020-03-10 19:37:10(・ω・) 文芸とあるけど、美術専攻向け 夏目漱石『文芸の哲学的基礎』: amazon.co.jp/%E6%96%87%E8%8… 塚本利明「『文学論』から「文芸の哲学的基礎」へ ―ロイド・モーガン『比較心理学』との関わりを中心に(I)」: google.co.jp/url?sa=t&rct=j…
2015-11-24 11:43:01(承前)『文学論』( iwnm.jp/360014 )など,漱石もジェイムズに影響を受けた一人.迷亭が苦沙弥先生を煙に巻く,こんな台詞も.「ゼームスなどにいわせると副意識下の幽冥界と僕が存在している現実界が…」☞ iwnm.jp/310101
2018-08-26 15:10:03高慢と偏見第1章/ベネット夫妻の後注に、夏目漱石『文学論』のJane Austenを絶賛している文章を一部載せました。全部訳そうとしたら英語より難しかったのであきらめました…漢文ムズい…… | ジェイン・オースティン翻訳集 janeausten-love.com/pride-and-prej…
2020-03-15 23:40:27「Jane Austenは写実の泰斗なり。 平凡にして活躍せる文字を草して技神に入るの点において、優に鬚眉の大家を凌ぐ。 余いふ。Austenを賞翫する能はざるものは遂に写実の妙味を解し能はざるものなりと。」 夏目漱石『文学論』
2016-12-15 22:00:09夏目漱石「文学論」序 「余は余の有する限りの精力を挙げて、購へる書を片端より読み、読みたる箇所に傍註を施こし、必要に逢ふ毎にノートを取れり。」
2009-12-04 00:26:13「青年の学生につぐ。春秋に富めるうちは自己が専門の学業において何者をか貢献せんとする前、先づ全般に通ずるの必要ありとし、古今上下数千年の書籍を読破せんと企つる事あり。かくの如くせば白頭に至るも遂に全般に通ずるの期はあるべからず。」(夏目漱石『文学論』)
2012-08-02 10:42:10「自然の現象を見る事深からざるものは遂にその異同を弁ずる能はず。宇宙の森羅に接する事多からざるものは比較の材料に窮す。文を作るもの往々にして小斎に孤坐し漫然陳籍を渉猟し古人の成句を綴り得て学者の能事了れりとなすものあるが如し」(夏目漱石『文学論』岩波文庫)
2012-12-14 00:53:54→成程花は科學ぢやない、然し植物學は科學である。鳥は科學ぢやない。然し動物學は科學である。文學は固より科學ぢやない、然し文學の批評又は歴史は科学である。少くとも一部分は科學的にやらなければならぬ。出來るか出來ぬかは勿論別問題である。」 (夏目漱石『文学評論』第一編)
2017-07-21 01:37:11「もし個人主義の極端を想像するとき、個人と個人が意識のあらゆる点に於て合致せざる時、社会は成立せず、況んや文芸をや。」(夏目漱石『文学論』)
2020-06-23 15:43:36"文学者の解剖と科学者のそれ と異なるところは,前者の態度は常に肉眼的にして顕微鏡的ならざるにあり,又観察に拠 りて実験を用ゐざるにあり" / “夏目漱石の『文学論』のなかの科学観について [pdf]” htn.to/xmsWKiqWz
2018-09-17 23:16:58