ヒト科(+ちょっと鳥綱)の動物の家族形態について思うこと

『あなたはボノボ、それともチンパンジー? 類人猿に学ぶ融和の処方箋』の感想と、動物の家族形態に関して文鳥好きとして思うことのメモです。
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@KaedeShimotsuki

ここまで来て、鳥派、特にブンチョウ贔屓の自分としては、やっぱりヒトの目指すべきところ(?)はブンチョウ的な両親が平等に近い労力で子育てする一夫一妻なのではないかと思ったりする。 ひとのみんな、文鳥を見習おうよ!

2020-07-14 19:43:16
@KaedeShimotsuki

ボノボ的な平和主義x乱婚x群れで子育てする方向性も感染症の危険以外では良いと思うけれど、愛(執着)を身につけてしまったヒトにとっては難しい気がする。 ゴリラ的な強くて家庭的な父による一夫多妻も、多くのオスにとっては厳しい道... だったら、一夫一妻の鳥をお手本にするのが良いのでは?と思う

2020-07-14 19:51:15
@KaedeShimotsuki

今日ツイートしていたヒト科の性や社会に関する内容は、『あなたはボノボ、それともチンパンジー? 類人猿に学ぶ融和の処方箋 』古市剛史 を読んでの感想です。 著者はニホンザル、ボノボ、チンパンジーを研究して来られた方で、読みやすくとても面白いので興味を持った方はぜひご一読を!

2020-07-14 19:58:25
@KaedeShimotsuki

ヒト科のオスの繁殖戦略、私が読んだ感じだと、チンパンジーはオス同士での競争においての強さと賢さが重要、ボノボではメスに選ばれるための優しさ/モテが重要、ヒトではやはりメスに選ばれることが重要だけれど中でも子育てへの労力の提供を予想させる誠実さ(愛、執着)が重要という気がしている。

2020-07-14 20:46:57
@KaedeShimotsuki

ボノボにも群れ内での順位はあるのだけれどチンパンジーよりずっとゆるいし、群れ内のオスの順位争いに重要なのは本人の能力よりママの権力らしいw

2020-07-14 20:49:24
@KaedeShimotsuki

『あなたはボノボ、それともチンパンジー? 類人猿に学ぶ融和の処方箋 』読了。 最初に「ボノボでありたいが、やはり自分はチンパンジーだ」との著者の言葉があるが、性による衝突は回避できたとはいえ、ヒトの攻撃性はボノボよりチンパンジー寄り、むしろそれ以上なのだろうなと思わざるを得ない。

2020-07-14 22:40:42
@KaedeShimotsuki

しかし、それでも攻撃的で競争的な性質を弱めて、平和的で持続可能な社会を作るために、想像力や知恵を出せるのもヒトならではなのではないかという部分に少し希望が持てるのだろうか...?

2020-07-14 22:44:10
@KaedeShimotsuki

個人的には、家族関係については一夫一妻制の先輩であり、哺乳類に負けない多様性を誇る鳥類に学ぶのが良いのではないかと思うが、集団間での争い(戦争)に関しては、ヒトの攻撃力が生物として規格外すぎるので、他にお手本を見つけるのは難しく、ヒト属自身が手探りで探していくしかないのかなあ...

2020-07-14 22:48:57
@KaedeShimotsuki

この後つらつら考えていたのだが、一夫一妻制の“愛”とは言い換えると執着、独占欲、同性間の嫉妬(競争)でもあるわけで、それまで乱婚だったヒト科のメスにとっては、獲得したものというよりも飲まざるを得なかった毒と言えるのではないだろうか?それを代償に得たのが夫であり子の父であると言えそう。

2020-07-15 00:40:55
@KaedeShimotsuki

反対にオスにとっては、一夫一妻制によって夫、父として家庭に縛られることと代償に、チンパンジーに見られる同性間の熾烈な争いから相当解放されたと言えそう。

2020-07-15 00:45:01
@KaedeShimotsuki

嫉妬って漢字で書くと両方女偏で、いかにもメスのするものって感じだが、チンパンジーの場合はむしろオスの専売特許くらいの勢いに見える。オスだけが持っていた同性への嫉妬(競争)を、一夫一妻制にするにあたってメスも持たざるを得なくなったのがヒトなのかな…と。 ボノボは両性ともに嫉妬心薄そうw

2020-07-15 00:55:57