「GoToキャンペーン」は、そもそも不要だったのか？ ――新型コロナの感染対策と、経済対策の選択を再考する

しろうと @sirouto

というと、「被災者の人への弱い者イジメだからダメだ」みたいな批判がよくある。しかし、そこでちょっと立ち止まって考えて欲しい。

しろうと @sirouto

たとえば、復興対象の町に、見通しの悪い場所があって、交通事故が起きやすい道路があったとしたらどうか？

しろうと @sirouto

そこで、もしかしたら、何十年も間に累積した交通事故の死亡者がいるかもしれない。国が自治体がやる公共事業には、そういう「死人に口なし」の人まで、代弁する必要がある。

しろうと @sirouto

というと、「現実には、利権（政治）で決まる」と言われるかもしれないし、それは私も感じているが、理想としては長期的な公益を想定する必要がある。

しろうと @sirouto

それから、「GoToキャンペーン」にしろ、結局は税金投入するわけで、そういう補助金が出る時には、セットで規制緩和や構造改革を同時に進めるのが望ましい、と私は考えている。

しろうと @sirouto

というと、反発があるかもしれない。「構造改革は好景気になってからすべきだ」とか。しかし、コロナショックから立ち直るのに、何年かかるか分からない。十年、二十年掛かるかもしれない。

しろうと @sirouto

日本での政治やその報道では、「善悪図式」で「二項対立」的に状況が描かれることが多い。しかし、その構図で見ると、失われる物も確実にある。

しろうと @sirouto

今回、具体的に言ってきたような問題だ。何かの政策を善悪の対立で見てしまうと、最適な解を見逃すこともよくある。

しろうと @sirouto

ネットではポジショントークが多くて、最初からポジションが決まっていて、そこの視点だけで「ためにする」議論みたいなものをよく見かける。

しろうと @sirouto

以前の私は、コンパクトシティに関連した、車社会からの脱却、ということを考えていた。が、今回コロナが流行したから、ポジションを変えている。

しろうと @sirouto

それは、「レールバイアス」で言っているわけではなくて、社会全体の公益がどうあるかを考えた結果だから、今の公益はまた別だと。

しろうと @sirouto

ネットで煽り叩きコピペを貼って回るような人は、ポジションを固定して、無限ループするわけだが、対象がよほど明確な悪でなければ、それだとまずい場合も多々あるのだ。

しろうと @sirouto

今回、「GoTo」擁護側は分が悪いかもしれない。が、ただ「天の邪鬼」で「逆張り」してるつもりではなく、社会全体での最適な解を求めるために、あえて反対側から見ている。

しろうと @sirouto

世間の「コロナ疲れ」からか、感情的な意見も、ネットでよく見る。一方だけでなく、もう一方から見直す余裕がある人が少ないかと思い、私はあえて反対から見ている。

しろうと @sirouto

もちろん、私自身が見落としている点も多いだろう。正々堂々とした批判や異論は歓迎する。議論を尽くした方が、社会はより良くなるだろう。

しろうと @sirouto

さて、深夜零時なので、キリよく終わります。お読み下さった方、ありがとうございました。