鹿児島県庁の記者クラブ「青潮会」が、地元のフリーランス有村眞由美さんの新知事就任記者会見への参加を認めず。知事は「記者会見でフリーランスも質問してかまわない」と明言

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Mayumi Arimura @arimumay

塩田康一鹿児島県新知事の記者会見でフリーランスが県政記者クラブ青潮会に質問禁止されている件につき、日本新聞協会に紛争事案として処理してもらうための申請に行きました。

2020-07-17 20:20:41
Mayumi Arimura @arimumay

2時間を超えて話し合いをしましたが、不服申立は受け付けてもらえないとのことでした。理由は、要約すれば、私が記者クラブ加盟社ではないから申立できないということになります。

2020-07-17 20:28:03
Mayumi Arimura @arimumay

日本新聞協会は「記者会見はクラブ構成員以外も参加できるよう、(中略)努めていかなければならない」と見解を示しているのに、実際に紛争が発生し、不服申立をしても、受け付けすらしてくれないことがわかりました。

2020-07-17 20:54:00

※Toggeterのバグでこの部分のFBコメントが表示されないようです

https://www.facebook.com/inciden2/posts/310307720347783

[https://www.facebook.com/inciden2/posts/310307720347783]

鹿児島県知事の記者会見で、記者クラブによりフリーランスが質問を禁止されている問題。
日本新聞協会の「見解」によれば、「記者会見はクラブ構成員以外も参加できるよう、(中略)努めていかなければならない」などとあるのに、おかしいではないかという批判があがっています。
しかし、この「見解」自体が記者クラブ制度を維持するため、時代によりコロコロ変わってきたもの。
以下の記事を読んでいただければ、「見解」のいかがわしさが十分に理解できるでしょう。

リンク note(ノート) 「記者クラブ」とは、なにものか。|寺澤有|note 主要な新聞社やテレビ局、通信社が会員となっている一般社団法人「日本新聞協会」。同協会は「記者クラブ」の定義を決定し、公表しています。 ところが、これが時代とともに変遷しているのです。その理由は、記者クラブが時代に合わないものと批判されると、記者クラブの定義を変更して批判をかわしてきたからです。 拙著『裁判所が考える「報道の自由」 判例 第1次記者クラブ訴訟』(インシデンツ)に「記者クラブの定義の変遷」というセクションがあります。これを読むと、日本新聞協会、そして、裁判所が記者クラブ制度を維持するために、な 1 user 19

https://www.facebook.com/inciden2/posts/312597476785474

[https://www.facebook.com/inciden2/posts/312597476785474]

畠山さんのたぐいまれなる交渉力により、「青潮会」(鹿児島県庁の記者クラブ)は「知事の記者会見でフリーランスは質問できない」とする差別条項を撤廃しました。
しかし、あと1つ大きな問題が残っています。
それは、知事の記者会見に参加可能なフリーランスを、
(1)大手(中央)メディアに
(2)定期的に
(3)署名記事を
執筆している者としている点です。
この条件をクリアするフリーランスは中央でも少数ですし、はたして鹿児島県に存在するのかという疑問があります。
しかも、なにより、今回、鹿児島県知事選挙の取材を通じて、塩田康一新知事、三反園訓現知事、伊藤祐一郎前知事ら候補者から、「自分が当選したら、知事の記者会見でフリーランスも質問してかまわない」という言明を引き出した、鹿児島市出身のフリーランス、有村眞由美さん自身が3条件をクリアできずに、塩田新知事の記者会見に参加できないという話になります。
これは、誰が、どう考えても理不尽です。
引き続き、畠山さんをはじめとするフリーランスと青潮会の折衝が続けられますが、下掲の市民集会で青潮会のみなさんともども、「ますます、県民、国民の知る権利に応える知事の記者会見となる」と胸を張って発表できるよう、努力してまいります。

リンク note(ノート) 鹿児島県知事記者会見、一歩前進。|畠山理仁|note 速報です。 7月28日(火)に予定される鹿児島県知事の就任記者会見で、フリーランスの記者にも質問が認められることになりました。 7月21日(火)夜、記者会見を主催する県政記者クラブ(青潮会)の幹事社・共同通信の久納宏之記者からメールで連絡を受けました。その内容は、同日午後に青潮会がクラブ総会を開き、クラブ非加盟社の記者も質問できるように規約を全会一致で変更した、というものでした。 これにより、「閉鎖的な鹿児島県知事記者会見」は、過去の遺物となりそうです。今回、就任会見に間に合うようにクラブ総会開催を呼びか 111