薄紅天女再読しつつ感想まとめ

再読した感想です。
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すな @sunameri2015

苑上好きさんの薄紅感想わたしはうれしい(うれしい)

2020-07-18 23:53:11
すな @sunameri2015

世間知らず度は苑上ダントツ1位なんだけど、性別取っ払うと為政者に向いてる度あの三兄弟の中では実は賀美野>苑上>安殿くらいのあれで、男の子に生まれてたら各所で指摘されてる通りに政争を巻き起こしてた可能性が高いんだよね

2020-07-18 23:56:24
すな @sunameri2015

眠いのでつづきつぶやくかもだけどまた明日以降に

2020-07-19 00:12:46
すな @sunameri2015

明玉の中身?は恐らく、明姫が自らの力を献上した大王が既に歪んだ形の鞘(百襲姫)を得ていた上に、よりにもよってそれが輝の血筋だったが故に明姫の中の闇の力と拮抗して弾き飛ばされてしまったんだろうなあと… twitter.com/butaneko311/st…

2020-07-20 12:15:59
なかの🥑アボカドを育てている @butaneko311

分からんと思ったけど考えてみた。こういうことかな?「チキサニがチキサニとして生きた〜」を書いてあるのは、狭由良姫っぽい言われ方だなあと思ったからです。鳥彦が圧倒されるシーンの「水の乙女だ」的な。 pic.twitter.com/zID83IcNdS twitter.com/butaneko311/st…

2020-07-12 21:41:34
すな @sunameri2015

鞘と剣の概念は岩姫が空色勾玉で語ってるので割愛。明姫が最初から大唯に献上されていれば悲劇は起こらなかったんだよね。あと大事なのが、白鳥異伝で橘の姫が鎮めたのは、皇の本流の外に行ってしまった(皇位継承の外に行った)輝の血筋だということ

2020-07-20 12:24:52
すな @sunameri2015

本流の輝の血筋、おぐな(スマホで漢字出ない)が大蛇の剣の力をだいぶ削いだとはいえ、あの時にもたらされるはずだった救いを得ていないのである。薄紅天女、阿高はチキサニがやってしまったことの修復に来たと思ってるけど、実は白鳥で橘の一族がやりそびれたことの修復も同時にやってるんだよね。

2020-07-20 12:24:53
すな @sunameri2015

阿高とチキサニ、闇の一族の最後の姫扱いなんだけど、二人の間には大きな違いがあって、チキサニは純粋な「最後の橘の姫」なんだけど、阿高は「白鳥異伝の時代に橘の姫を得て救いを得られた完全な皇の血筋の末裔」なんだよね。

2020-07-20 12:33:48
すな @sunameri2015

阿高にはそこに「武蔵の輝の血筋にはもう必要のない(何故なら既に橘の姫に救われて安定しているから)闇の力が乗ってしまっている状態」なんだよね。阿高は本質的には天女ではなく「正統を名乗れる輝の後継者」の性質の方が強い。

2020-07-20 12:33:48
すな @sunameri2015

だから最終決戦の形態が、安殿も阿高も「龍」(=大蛇の剣の力)なのである。

2020-07-20 12:36:27
すな @sunameri2015

で、ここで苑上の役割ですよ。「輝の後継者と闇の乙女の末裔」という二重の役目を背負ってしまった阿高に対して、これまでの三部作のヒーローヒロインと最も違う立ち位置にいるのが苑上なのよね。

2020-07-20 12:40:22
すな @sunameri2015

何故なら彼女は血筋はあるとはいえ、輝の力も持っていないしもちろん闇の力も持っていない。力に振り回されている阿高の対にいるのは彼女の兄、安殿皇子。本当に何の力もない、闇と光の力のぶつかり合いの外にいる無力な皇の姫なのである。

2020-07-20 12:40:22
すな @sunameri2015

物語の中でも、彼女は大きな力のぶつかり合いに振り回されて流されているだけのように見える(なんなら本人もそう思っている)ところがだ、薄紅天女の話の流れから苑上を消してしまうと、薄紅の物語はバットエンドで終わることが確定になるのだな……

2020-07-20 12:42:29
すな @sunameri2015

苑上がそもそも生まれていない、もしくは父親の命令に従って大人しく伊勢に引っ込んでいた場合、どうなっていたか考えてみよう。 賀美野→怨霊と化した安殿に殺される 安殿→阿高と対消滅しておしまい

2020-07-20 12:48:52
すな @sunameri2015

……チキサニがやっちまったことの修復はなされるだろうし、安殿と賀美野が死んでも彼らには異母兄弟達がいるのでそこから皇の後継者は擁立されるだろうけど、当人たちに救いがなんもないバットエンドになるのがお分かりいただけるでしょうか……

2020-07-20 12:48:52
すな @sunameri2015

苑上が何をやったかはまた夜にでもつぶやくけど、結論だけ言うと、苑上、神代の力なしに自分の頭で考えて行動して、人の枠内の努力を精一杯やった結果、本人も自覚ないままに阿高の鞘(=巫女)になり、阿高を完全体の神という安殿より一段高い位置に押し上げて、阿高と安殿を取り戻しているのよね

2020-07-20 12:51:34
すな @sunameri2015

それを人の身でやりきったというのがすごいことであり、で、苑上が何をやったかを書き切るためには、薄紅は群像劇でなければならなかったというあれね。

2020-07-20 12:52:38
すな @sunameri2015

苑上、歴代の勾玉ヒロインズ(チキサニ含む)の中で一番無力なんですよね。地方の娘である千種にある巫女の予知力すら苑上にはない。だけどそれこそが重要な要素だったというあれ。

2020-07-20 12:54:01
すな @sunameri2015

勾玉はあくまでも闇の一族の力の器で、力そのものは一族の血脈の中で受け継がれている。狭也〜遠子の時代に恐らく日高見から三野に嫁いだ姫がいて、で、遠子の時代には恐らく日高見の一族は本流が途絶えている。 twitter.com/butaneko311/st…

2020-07-20 18:09:18
なかの🥑アボカドを育てている @butaneko311

勾玉の行方と力について考える。どこかで本来の顕の勾玉の力と勾玉は分離して、勾玉自体は失われてしまったんだろうか。大陸へ渡ったというその時に?あれ?でも大陸に渡ったのは明玉の力?遠子が運んだ顕玉(元は明玉)にチキサニが出会い力が戻って……この辺、二十年読んでてやっぱり分からん。

2020-07-12 21:00:23
すな @sunameri2015

本流が途絶えて明玉の力も消失したために、三野の血脈の中にサブとして保管されていた日高見の顕の力が遠子を通して顕現した、って感じかなあと理解してました。遠子と小倶那(輝)が近くで育ってたせいで、サブの日高見の顕が表に出やすい状態になってたのかも

2020-07-20 18:09:18
すな @sunameri2015

明玉の力は明姫の方で顕現してるので、もう遠子の代では顕現しない。明玉の力、明姫が大王に誤って捧げたせいで弾き飛ばされて三野の一族から離れたのかと思ったけど、もしかすると明姫と一緒に闇の女神の手許にかえったのかな…

2020-07-20 18:15:42
すな @sunameri2015

「全ての勾玉が一人の人間の元に集わないようにする」っていうのは闇の女神の意向だったはずなので、残り一つになった時点で大陸(遠子からは隔てられた場所)に飛ぶようになってたか、闇の女神が隔てられた場所に飛ばしたかどっちかだと思われる。これはどっちでもさほど変わらないかな…

2020-07-20 18:35:06
すな @sunameri2015

白鳥も再読がいるかも

2020-07-20 18:35:20
すな @sunameri2015

白鳥の大王が百襲姫を鞘に定めてしまっていたのは文庫版白鳥異伝の下巻P166で分かります。遠子が「明ねえさまが大王の心にはわたくしより先に誰か住んでいたと言っていた」という旨のことを言ってる twitter.com/sunameri2015/s…

2020-07-20 20:54:07
すな @sunameri2015

この記述を見つけるために駆け足で白鳥流し読みしてる…

2020-07-20 20:54:35
すな @sunameri2015

空色も引っ張り出してきたので。岩姫が「神は巫女を得ずには神にはなれぬし、巫女は神を得ずに巫女にはなれぬということじゃ」といってるのは文庫版空色417ページ。

2020-07-20 20:57:32
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