丸山天寿先生の「凄いワニが出る映画」

前回の類似まとめ 丸山天寿先生の「本物の爬虫類を恐竜だと言い張る映画 http://togetter.com/li/154226
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丸山天寿 @tenjumaruyama

先日、「本物の爬虫類を恐竜だと言い張る映画」の話をしたら、ある鰐からお叱りを受けた。曰く「その中には、トカゲとイグアナしか出て来ない。それではワニの立場がない。俺は強いよ」と。確かにイグアナよりもワニの方が強いし怖い。ワニに恨まれてはたまらないから本日は「凄いワニが出る映画」→

2011-07-03 11:01:29
丸山天寿 @tenjumaruyama

まず「アリゲーター」巨大ワニ映画の基本。等身大のハリボテと本物を巧く混ぜ合わせて撮影。水洗トイレに流された子ワニが、下水道で巨大になって大暴れ。何を食って大きくなったか秘密。下水溝を突き破って地上に出るシーンは本物で迫力満点。撮影時に下水溝に押し込んだ人は食われていないだろうか

2011-07-03 11:05:46
丸山天寿 @tenjumaruyama

「アリゲーターⅡ」前作から十数年。今度は連続殺人の犯人にされる。宅地開発業者の悪事をからめたミステリー仕立て。ワニより業者の悪徳ぶりが怖い不思議な映画。「バニック・アリゲーター」これはちゃち。人形みたいなワニが踊るだけ。このワニを退治する先住民集団の方が怖い。真に怖いのは人間→

2011-07-03 11:07:55
丸山天寿 @tenjumaruyama

「キラー・クロコダイル」これは食います。カリブ島で放射能廃棄物の影響ででかくなったワニが、生態調査団を襲う。ハリボテが使われるが、これがスチールで見ると実にカッコ良い。このシリーズのパートⅢは舞台が日本。ワニが金に目が眩んだ非道な日本人を丸飲みする。日本の景気が良い時代の作品。→

2011-07-03 11:11:12
丸山天寿 @tenjumaruyama

そして最後は「ジャイアント・クロコダイル。人食いワニ」。ーいや、実はこの作品を書きたくて前のを書いた。突っ込みどころ満載の凄い映画。これ一本をみれば他のワニ映画はいらない。タイで制作された怪作。まず設定が考えられないくらいに凄い。私の作り話ではない。本当にこんな映画なのだ。→

2011-07-03 11:13:26
丸山天寿 @tenjumaruyama

ヒロシマに落された原爆の死の灰が何故か現代のタイに降る。タイは天変地異に見舞われワニが巨大化し水牛を丸ごと食う。この水牛が本物だから、三十メートルばかりのハリボテを造ったに違いない。他の水牛がのんびりしているから、合成ではないようだ。ハリボテを少しずつ動かして撮ったのだと思う→

2011-07-03 11:15:41
丸山天寿 @tenjumaruyama

この巨大ワニ。伸び縮みする。いや、巨大さを設定していない。従容とした態度の水牛を丸のみにする時は数十メートルで、水鳥(こちらはおもちゃ)を食う時は二メートルくらい。漁師が食われる場面もあってこの時は五メートル。客船を襲う時は十メートルくらい。だが、一匹のワニ。変幻自在で素敵→

2011-07-03 11:20:26
丸山天寿 @tenjumaruyama

だが、ここまでならただの特撮映画。この後が凄い。大きな水上都市を襲うのだ。その時は信じられない巨大な尻尾で家や船をひっぱたいて破壊する。尻尾の先が家よりもでかいから、おそらく体長数百メートルに巨大化している。何でもあり。タイの人は細かい事は気にしない、と思ったら特撮担当は日本人→

2011-07-03 11:25:30
丸山天寿 @tenjumaruyama

突っ込み所満載なのが、この類の映画の魅力。映画そのものは、家、船は壊すし、人間はバリバリ食うし迫力は満点。食われた人の手足がバラバラになり川に沈むシーン等は女性は観ない方が良い。結局、妻と子供を食われた医者が退治するのだが、その方法とクライマックスも素敵。一見の価値あり。了

2011-07-03 11:27:57