神奈川新聞成田記者による神奈川県の教科書選定問題

成田洋樹 @narita_hiroki

名古屋市では育鵬社版を推す教育委員が出版社名を挙げて意見を述べ、話し合いで不採択。話し合いはなく無記名投票で決める横浜市は、育鵬社歴史2票、公民1票で不採択でしたが、審議中に育鵬社版推しを明らかにした委員はゼロ。採択の透明性に大差。 asahi.com/articles/ASN87…

成田洋樹 @narita_hiroki

【２０２０横浜教科書採択】横浜の採択が注目されてきたのは、現場の教員の意向を無視して採択し続けてきたからです。教育委員が教員の意向を尊重すれば、協議を取りまとめるのは難しいことではないと思います。

成田洋樹 @narita_hiroki

【２０２０横浜教科書採択】５日付けの朝日新聞県内版から（リンク先は全国版）。鯉渕教育長「（推薦する教科書名を各委員が述べる形の）協議で決める教育委員会がかなりあるのは承知しているが、これだけ注目を受ける中、司会進行をしながら自分が取りまとめるのは困難」 digital.asahi.com/articles/DA3S1…

成田洋樹 @narita_hiroki

@PJuSVhoXuJJlyn2 保守系の前市長が当時任命した教育委員が育鵬社版を採択しました。

成田洋樹 @narita_hiroki

【２０２０横浜教科書採択】５日付けの朝日新聞県内版から（リンク先は全国版）。育鵬社版についての見解を問われた鯉渕教育長「歴史、公民とも面白い点、深い点はあるが、どうかという点もある」。それぞれ具体的に教科書のどこの記述を指しているのか、語っていただきたい。digital.asahi.com/articles/DA3S1…

成田洋樹 @narita_hiroki

あす６日付けの似顔絵付き短文コラム「デスクノート」。教科書採択について書きました（紙面限定）。

成田洋樹 @narita_hiroki

【２０２０横浜教科書採択】育鵬社版の採択継続について、歴史では２人の教育委員が、公民では１人の教育委員がなんら根拠を示さずに「問題ない」「４年間また使うべき」と判断したことになる。教員や市民の間に多くの反対意見がありながらもなお採択継続を願った委員がいたという事実は重い。

成田洋樹 @narita_hiroki

【２０２０横浜教科書採択】育鵬社版は中学校歴史で２票、公民で１票だった。審議の場では育鵬社という教科書会社名を挙げて「採択されるべき教科書」として推奨した教育委員はいなかった。にもかかわらず、無記名で育鵬社に票を投じる。あまりにも、こそくではないか。

成田洋樹 @narita_hiroki

【２０２０横浜教科書採択】横浜の社会科教諭「育鵬社版を疑問視する教員は少なくないと思うが、職場で議論する機会はなく、市内の社会科教諭が集まる研究会でも話題にならない」。教員間で議論することがない現状を変えるためにも、各校で教科書研究をする機会を設けるべき。 kanaloco.jp/article/entry-…

成田洋樹 @narita_hiroki

【２０２０横浜教科書採択】区ごとの採択に戻すのには時間が掛かるというのであれば、現行の採択プロセスを維持した上で、各校の教員が教科書を読み比べて調査・研究をし、審議会や教育委員に調査資料を提出する仕組みをまずは導入すべきだ。現場からのボトムアップで決める手順を整えることが不可欠。

成田洋樹 @narita_hiroki

【２０２０横浜教科書採択】教育委員が採択理由を示せないのなら、教科書選択は教員に任せるべきだ。各校の教員が教科書を読み比べてそれぞれの長所や短所を分析し、生徒に適した教科書を選ぶ。学校ごとに選ぶのが現実的でないというのなら、まずは区ごとに選べばいい。かつては区ごとだったのだから。

成田洋樹 @narita_hiroki

【２０２０横浜教科書採択】たとえ記名投票になったとしても、教育委員が持論だけ述べて議論を尽くさずに投票で決めるようであれば、今回と同様に、採択理由を示せないだろう。教育委員は「教科書を決める権限と責任がある」と常に唱えるが、採択理由を示せないなら責任を果たしたことにはならない。

成田洋樹 @narita_hiroki

【２０２０横浜教科書採択】教育長はやはり、採択理由を示せていない。そもそも、議論を尽くして採択するのではなく、委員が持論を述べた後にすぐに無記名投票で採択しているので、採択理由を示すことなんてできない。採択理由を示さずに「この教科書に決めました」と言うのは、あまりにも無責任。

成田洋樹 @narita_hiroki

【２０２０横浜教科書採択】会見した鯉渕教育長は、育鵬社版が不採択となったことについて「新学習指導要領の実施に伴い、観点が新たになったことや（教育委員の）メンバーが変わっていることも影響しているのでは」との見方を示した。kanaloco.jp/article/entry-…

成田洋樹 @narita_hiroki

横浜市教委は教科書採択前に各校の教員の意向を確認しない上に、教科書の採択理由も示さない。これでは、実際に教科書を使う教員、生徒そして保護者にあまりにも失礼な話ではないか。採択理由を示さないなんて、あまりにも無責任ではないか。

成田洋樹 @narita_hiroki

しかし、横浜市では教育委員が持論を述べた後、議論をせずにすぐに無記名投票になる。鯉渕教育長が投票結果だけを発表するので、なぜその教科書が選ばれたのかがまったく分からない。これで、説明責任を果たしたと言えるのか。

成田洋樹 @narita_hiroki

以前、県内のほかの自治体の教科書採択の審議を傍聴した。その市では、教育長も含めて全教育委員が意中の教科書会社名を挙げて持論を述べた後に、多かった数社に絞り込んで議論をして採択していた。各委員がなぜその教科書を推すのかを述べるので、当該の教科書が採択された理由を一定程度理解できた。

成田洋樹 @narita_hiroki

二票持っている鯉渕教育長は司会役だけをこなし、意見をまったく述べないまま無記名投票を粛々と投じていた。教育委員会のトップが各社の教科書をどう評価し、どのような観点で意中の教科書を選んでいるのかがまったく分からないのは異様だ。

成田洋樹 @narita_hiroki

今回は３対３の同数で割れる教科はなかったが、中学校「歴史」では帝国書院４票、育鵬社２票だった。同数になっていれば、鯉渕教育長が「２票目」を使って選ぶことになっていた。２０１５年採択では歴史・公民ともに３対３の同数になり、当時の岡田教育長がいずれも育鵬社を選んだ。

成田洋樹 @narita_hiroki

【２０２０横浜教科書採択】横浜市教委の採択プロセスには多々問題があるが、その一つが、教育委員６人の判断が３対３の同数で割れた場合の対応。この２社に絞って議論を尽くして結論を出すのではなく、教育長がすぐさまどちらかを選ぶというやり方を続けている。教育長が２票持っていることになる。

成田洋樹 @narita_hiroki

そもそも、教科内容や授業実践について熟知しているわけではない教育委員が教員の意向を十分に確認しないままでは、専門的な裏付けを欠いた印象論を述べ合う審議にならざるを得ない。まずは学校ごとに教員が教科書を読み比べて研究をし、教育委員に意見を提言する仕組みを横浜にも整える必要がある。

成田洋樹 @narita_hiroki

【２０２０横浜教科書採択】各教育委員が持論を述べるだけで、議論をしなかった。教育長は司会役だけをこなし、意見さえ述べなかった。これほど不十分な審議で教科書が決まるのは危うい。その時々の教育委員の考えいかんによって判断が変わるからだ。育鵬社版の是非を問う以前の問題が露呈した。

成田洋樹 @narita_hiroki

【２０２０横浜教科書採択】横浜市立南高校付属中学校、サイエンスフロンティア高校付属中学校もいずれも市立中学校と同じ教科書を採択。歴史・公民ともに育鵬社版不採択。

成田洋樹 @narita_hiroki

【２０２０横浜教科書採択】中学校道徳。大場、木村の２委員が教科書会社名を挙げて意見を述べた。大場委員「日本教科書の３年生の教材でユニバーサルデザインに適合していないものがある」。この後、議論はなく、すぐに無記名投票。東書６票。１８年度採択に続き、東京書籍版採択。

成田洋樹 @narita_hiroki

横浜市教育委員会は４日、中学校歴史・公民教科書ともに育鵬社版を不採択とした。横浜では「新しい歴史教科書をつくる会」の流れをくむ自由社版が２００９年度に一部の区で採択、２０１１年度からは全市で同じく同会の流れをくむ育鵬社版の採択が続いていた。歴史は帝国書院、公民は東京書籍を採択。