90年前の天然林調査報告書
【注目プレスリリース】昭和初期の森林の姿がよみがえる!―約90年前の天然林調査報告書を再確認― / 森林総合研究所 research-er.jp/articles/view/…
2020-10-23 16:03:46日本の里山の変遷
植物学者からのこういう発表があったりするのでシンポジウムは面白い。 pic.twitter.com/HZYZL9dC3i
2016-02-20 23:26:34「里山イメージの固定化」は、シンポでの50分にわたる講演で使われた50枚以上の画像のうちの一枚。古地図や古写真が主でアニメはこれだけなので、誤解を招きかねないツイートでしたが、伝えたいことは届いたのかトンデモなリプもなく、大勢の方に里山の変遷について知っていただけて幸いでした。
2016-02-21 23:05:35@IchiroTakei 最近の本では「森林飽和」「草地と日本人」がおすすめです。こちらはシンポの演者も著者になっています。 parthenon.or.jp/goods/book/his…
2016-02-26 13:17:40トトロの時代設定と植生景観がずれてるツイートを見て 国土地理院の航空写真を使ってレンズのゆがみを直して重ねてみた。 黄色い線が山裾の道路、青い線が昭和24年の山で伐採されているエリアの上限。 pic.twitter.com/uWnPrrzujR
2016-02-21 16:19:38何度も言っているけど、トトロの時代設定は昭和30年代なのに、背景の植生が昭和60年代だったのは、いくら優秀な背景画家でもタイムスリップして取材はできないためと、先だって出た画集からも痛感した。 この話題についてのツイートがバズった時のシンポの内容はこちら。 dedoyama.blog.jp/archives/10527…
2018-08-17 22:57:13ブログ更新。 天栄・湯本 でどやま物語 : 里山の性格とその変貌 史資料にみる山林利用の変遷 dedoyama.blog.jp/archives/10527… pic.twitter.com/pW7RcVHLSS
2016-02-26 20:00:49昭和初期の比叡山。草原・藪の中に点々とアカマツ。現在の京福電鉄八瀬比叡山口駅、ケーブル八瀬駅付近から望む。 pic.twitter.com/6XTEEe4qsn
2019-05-17 08:24:11舞台と思しき北多摩地区には、アカマツの平地林も多かったはずだけれど、アニメにはほとんど登場しない。宅地化や植生の遷移進行によって姿を消し、昭和60年代には清瀬の病院街(結核研究所があった)あたりにしか残っていなかった記憶が。しかも大木になっていたから里山らしい雰囲気ではなかった。
2018-08-17 23:42:40もちろんこれによって、この作品のファンタジーとしての価値が減ずるわけではないんだけど、かつて実在した風景だと思い込んだり、まして環境保全活動の目標がそうした景観の復元とかになってくると、本末転倒な話だと思うわけですよ。
2018-08-17 23:59:34@karicobo 「人間と自然が共生していた昭和30年代」というのは、記憶が捏造されたイメージということはもっと指摘されるべきですね。
2018-08-20 09:17:44@karicobo 上映された1988年には「里山」という概念はおろか植生景観史についても、社会的にはほとんど知られていなかったわけなので、背景については仕方ないところでしょう。
2018-08-20 09:15:15トトロに描かれた雑木林はタイムスリップできなかった背景画家が描いた昭和60年代の放置され成長しきった姿。昭和30代の雑木林は戦中戦後の乱伐の影響が残った貧弱なもので痩せた土に生えるアカマツも多かった。映画の架空の風景を目標にする里山保全活動は矛盾している。 twitter.com/OrganicNewsCli…
2020-08-16 00:28:21『トトロ』が身近な雑草や木々を描き分けていて、日本の一般的なアニメの《実景とはかけ離れた特殊な空間》とは異なるという視点は、結構新鮮。 twitter.com/seijikanoh/sta…
2020-08-15 08:34:03トトロが作られた時代にはまだ「里山」の概念はなかった。しかし80年代前半に宮崎と同世代の間から「オルタナティブな文明」という方向性を志向し「昭和30年代の東京郊外には農村と都市のバランスが取れていた時期があったのではないか」と考える論調があった。トトロにもその影響が垣間見られる。
2020-08-16 00:45:58そうした漠然としたイメージを背景としたビジュアルは肯定的に受け入れられた。おそらくこの画像によって、よく言えばこの時代の体験の掘り起こし、悪く言えばマイナス要素を排除した記憶の上書きが大きく進んだに違いない。過剰な収奪という里山の「不都合な真実」は覆い尽くされてしまったと考える。
2020-08-16 00:54:36かつて植物生態学者などからは「二次的な自然」として低い評価を受けていた里山は、大した議論もなく「人間と自然が共生した理想の姿」と評価されるようになり、政策にすら反映されるほどだ。しかしようやく近年になって植生景観史などの研究から、かつての過酷な収奪が明らかになってきた。
2020-08-16 01:03:01異常なほどの昭和30年代への憧憬とビジュアル化ブームがようやく一段落した現在、その嚆矢となったトトロについての冷静な研究と評価、議論が求められるのではないだろうか。
2020-08-16 01:07:51@kobo_umuki ウチの近所の1950年代の写真では、山が段々畑にされているのが多いです。今は放置されて雑木林です。
2020-08-16 07:30:32