シャッフラーに学ぶ声楽と器楽の西洋音楽史 その1

シャッフラー(シャッフルダンス実践者)とともにギリシャ→ローマ→教会音楽(ロマネスク)の音楽の歴史を辿ります。
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Noz(のず) @rush_noz

おっと、そのところ詳しく私の方で補足するぞ。 結構重要なので。まず地理を考えると ギリシャ→ヨーロッパ全般 そして世界史的な美術様式を考えると ギリシャ→ローマ→教会音楽(ロマネスク)と辿る。 twitter.com/PSGOZMIKU/stat…

2020-08-26 13:30:44
PSGOZ @PSGOZMIKU

西欧の音楽といえば古代ギリシャのピタゴラス。ピタゴラスといえば「数字で宇宙の真理を解き明かしたい教」の教祖。魂を浄化するのが楽器、みたいな話をしていなかったっけ。しらんけど。そこから13世紀くらいまでずっと音楽(?)はとにかく「感情とは関係ない価値」でやってきた。

2020-08-07 22:42:59
Noz(のず) @rush_noz

ギリシャ時代とっても結構複雑でして。もっぱら芸術の中心としてはアテネでした。で、最初は栄えてたんだけど、ペロポネソス戦争でスパルタ軍に負けたおかげで、衆愚政治になってしまう。

2020-08-26 13:34:20

【補足】
ペロポネソス戦争(紀元前431年 - 紀元前404年)は、アテナイを中心とするデロス同盟とスパルタを中心とするペロポネソス同盟との間に発生した、古代ギリシア全域を巻き込んだ戦争。

【蛇足】
ゲーム「アサシンクリード オデッセイ」(2018年)ペロポネソス戦争を舞台にしていますね。

Ubisoftは専門家・研究者を雇い、徹底した調査に基づいてゲームを制作するというスタイルのメーカー。
https://youtu.be/fnkxgZr8RMo

Noz(のず) @rush_noz

そのアテネが平和で栄えてたころ、は芸術様式としては知的だったんだけど、衆愚政治になってしまうと不安から芸術的な様式は情緒的になっていました。

2020-08-26 13:36:37
Noz(のず) @rush_noz

確か、だからギリシャの芸術の時代は大きくわけて2つか3つに分けられて、ギリシャは知的で理論的な「古典主義」の時代と、きわめて主情的である「ヘレニズム」の時代がある。

2020-08-26 13:44:02
Noz(のず) @rush_noz

ギリシャ時代の音楽理解でまた、重要なのは都市国家の成立とギリシャの神話との関連でして、詳しくは語りませんが、ギリシャ時代の音楽は音楽を学ぶことが義務であり、神々をたたえる賛歌をうたうことが法によってきめられていた記憶があります。

2020-08-26 13:50:29

【参考】
"古代ギリシアのアテナイ市民は,「ソロンの法」により,その男子を体育と音楽によって教育すべきことが規定されていた。"

プラトンの教育課程論における「音楽」の位置に関する研究

Noz(のず) @rush_noz

ギリシャの時代で既に、音楽には理性的な主義と、感情的な主義、2つの理念は存在していることは話しましたが、それとギリシャの神々を見ても分かります。理性的な神はアポロンですが、情熱的な神はディオニューソスです。

2020-08-26 13:56:28
Noz(のず) @rush_noz

アポロンの祭礼では確か、リラが使われていました。琴に近い楽器ですね。琴で荒々しく引くのは難しいですよね。そのように感情の抑制、中庸という特質がありました。一方、ディオニューソスでは、アウロスという笛ですね。リコーダーみたいな。開放的で狂乱的でした。

2020-08-26 14:01:02
Noz(のず) @rush_noz

脇道にそれるかもですが、ギリシャ音楽でやはり外すことができないのはピタゴラスでしょう。ピタゴラスがモノコードを使って、ピタゴラス音律を作ったことに関して述べていきましょう。

2020-08-26 14:13:05
Noz(のず) @rush_noz

ピタゴラスはモノコードを使って、弦の「響き」を比率で、決定していきました2:1はオクターブ(完全8度)、3:2は完全5度、4:3は完全4度という形で。その発見から、「ピタゴラス音律」という調律法を発明しました。

2020-08-26 14:18:47
Noz(のず) @rush_noz

ピタゴラス音律の作り方は、完全五度を連続して積み重ねていき(C-G、G-D, D-A, A-E, E-B, B-F, F-C)の順に調律する、それらを1オクターブに収めるものであった。この音程は、オクターブ、4度、5度の音程は現代の調律法に近いものであるが、3度音程が遥かに広かった。

2020-08-26 14:24:18

【参考】
ピタゴラス音律の説明
https://youtu.be/kdsprCPnm9w

Noz(のず) @rush_noz

そしてピタゴラス音律の音楽においては3度は不協和と分類され、一般に使われることが無かった。1300年くらいになって、別の音律法が開発されるまで、3度音程が採用されるのは、ごく稀なことでした。

2020-08-26 14:26:06
Noz(のず) @rush_noz

この時点で私は死ぬほど面白いんですが、どうでしょうかね。あとは旋法だったり、ゲネラだったり、テトラコルド等々語るべきことは沢山あるんですが、時間がないので...

2020-08-26 14:28:06
Noz(のず) @rush_noz

@PSGOZMIKU リラという4本の弦の楽器がギリシャのころありまして、両端が4度隔たった音程(テトラコルド)でして、その中の音の体系をゲネラといいます。

2020-08-26 14:41:52

【参考】
【テトラコルドで分割して組み合わせる】
スケールの構成音を整理する話#3
https://youtu.be/Qo8epEYCuy8

Noz(のず) @rush_noz

@PSGOZMIKU 面白いのはギリシャ人は、そこでは、全音階、半音階、1/4音階をキチンと区別していたってことですね。そういうゲノス(ゲネラの単数型)が、存在したってことです。

2020-08-26 14:48:43
PSGOZ @PSGOZMIKU

@rush_noz 微分音あったのは驚き(⁽⁽╹ω╹⁾⁾)

2020-08-26 14:51:36
Noz(のず) @rush_noz

ちなみに魂の浄化と関係があるのは、アリストテレスですね。

2020-08-26 14:35:05
PSGOZ @PSGOZMIKU

@rush_noz 師匠のプラトンとかはどうなんじゃろか。

2020-08-26 14:48:12