面白かった!以下箇条書き。 ・1941年2月の「危機」は、あやうく日英開戦を起こしかけ、そうなればおそらくイギリスは単独で日独と戦う羽目になり、アジアでもヨーロッパでも敗北しただろう。その原因は当時のイギリスの諜報とその解析が最低レベルだったこと。
2019-11-01 01:44:22・しかし驚異的なのはそこからのイギリスのリカバリーで、日本のパープル暗号をアメリカとの協同戦線で解読してからは「対日戦にアメリカを引っ張りこむ」という大戦略をブレずに追求し、ついに誰もが知る「日米開戦」を実現する。チャーチルが真珠湾攻撃を知って神に感謝したのも当然。
2019-11-01 01:46:43・とはいえ当然イギリスも全能ではなく、一貫して日本の戦力を過小評価していたため、シンガポールは陥落するわレパルスとPOWを失うわ、緒戦はまるでいいところがなかったのは有名。
2019-11-01 01:52:09・日米戦争は二国間の話だけではなく、文字通り「必死の」イギリスの、諜報と外交という車の両輪によってもたらされたとすら言えることがよくわかった。それは謀略などではない。キザな言い方をするとベストを尽くした(尽くせた)者が生き残り、尽くさなかった者が滅んだと言える。
2019-11-01 01:56:32卑俗な例えをすると、「プレイヤーたちが用意ドンで水を張った洗面器に顔をつけ、苦しくなって顔を上げた者から脱落していく」で言えば、日本が真っ先に顔を上げてしまったのが太平洋戦争といえるでしょう。
2019-11-01 01:59:00ウイキペディアコモンズ File:Type 97 - Purple.jpg commons.wikimedia.org/wiki/File:Type… pic.twitter.com/F1oHXdcwFW
2020-09-26 10:44:20さすがNHK、外務省が使っていた暗号機B型(アメリカ名称:Purple)の再現セットを作って説明してわかりやすくしてあって良い。 歴史への招待 日米暗号戦争(2) 機密暗号“パープル” -NHKオンデマンド nhk-ondemand.jp/goods/G2011030…
2020-07-27 22:05:56@housematekoshow あと、もう1つ、日米間でもアメリカは日本の暗号機を撃沈した日本の潜水艦から回収して以降、日本軍の動きを逐次把握していました。 その結果山本長官が移動する際の一式陸航の編隊、護衛機数、長官の乗る機体、飛行経路まで把握してp-38によって撃墜成功しました。
2020-08-09 06:03:09@housematekoshow さらに撃墜後にはアメリカ側からは山本長官撃墜成功を発表せずに秘匿していました。 これも暗号解読の成功を日本側に察知されるのを防ぎ、暗号パターンを変えられるのを防ぐためです。 暗号解読成功は当時は絶対にさとられないようにするのが戦争に勝つための鉄則です。
2020-08-09 06:06:32@housematekoshow ちなみに日米戦において、 アメリカ側の対日暗号解読部隊は、15000人ほどらしいです。 日本側の対アメリカ暗号解読部隊は300人でしたが、、 更にイギリスは、ドイツのエニグマ解読部隊は国の最高レベルの数学学者などの7人くらいで全国的50年後ほどしてその情報を公開しました。
2020-08-09 06:10:31外交における「翻訳」 : 日本史を世界史から見直す 紀要論文 Departmental Bulletin Paper 大阪大学歴史教育研究会 成果報告書シリーズ / 10(2014-03) hdl.handle.net/11094/32760
2020-09-26 09:49:05「太平洋戦争開戦前の日本の外交暗号がアメリカが解読、「マジック」と称し、米政府の対日政策の貴重な情報源になっていたことは周知のことである。しかし、これまで発刊された、あるいは研究を発表された文献においては、アメリカが解読した日本の外交文書等は、日本の外交文書と同文(多少は異なっていたであろうが、概ね同じ)に訳されていたことが前提かと思う。
日米が同じ土俵で勝負していはずが、解読文書の誤訳により双方が違う土俵で勝負していたことになる。
ここまで、アメリカの解読者たちが、誤訳をしていたのかと思うと愕然とする。
解読にあたり、判らない語・文を、日本語の難しさ、日本人に対する蔑視、先入観等からまったく違った言葉に訳したり、付け加えたり、削除したり等々・・・
その解読文書を見た大統領以下はそれを正しい外交文書と思い、正式に届いた日本の外交文書を、改めて読まずに外交処置をするのだから、、誤った判断に進むのは推測できる。」
http://angohon.web.fc2.com/sensi/a-komatu-angomeihamagic.htm
「小松:詳細は、オックスフォード大学と大英図書館に提出した博士号論文の出版バージョン…
“Origins of the Pacific War and the Importance of ‘Magic’” (Routledge,2009)をご覧下さい
405頁から “List of Important ‘Magic’ Mistranslations, November1941”(1941年11月中の「マジック」による重大な正・誤訳表)を提示…
これは約8か月間にもおよぶ日米交渉中に頻繁に起こっていた誤訳・曲訳のうち、特に1941年11月中の1カ月間の事例を抽出してみたリスト
事例があまりにも多いため、あえて1カ月間分だけを一覧表にしてみた…
しかし、それでも、致命的と言っていいような誤訳・曲訳が…多い」
https://globalstream-news.com/tsuwamono-10172013/