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かねてから述べているところだが、日本でよく言われる「良いDFから良いOF」というのは因果が逆で、「入らない/崩せない悪いOFをすると、そこからのTransitionやEarlyで失点しやすい」と捉えた方が実態に合う。 MIAvsLALの点差拡大で起きていたのは、まさにこれだった。
2020-10-16 03:15:59余談になるけど、ナンのDriveを見てて「青いな」と思うのは、GapやCircle Underの意識が無いところ。 バトラーとかは特に、一発のドライブでオフェンスを終わらせようとせず、Gapで止まってパスアウトをゆっくり探すとか、Circle Underで仕切り直すとかをすごく意識してて、ナンはそれに乏しい。
2020-10-16 03:33:222Q 49.6とか典型だけど、ナンはLate Switchに対してRetreat、とかも発想に無いように見える。 バトラーとかはもはや神経質なくらいADやその他リムプロテクターのBlockを気にしているのに、その点ナンはかなりSloppyで被ブロックを連発しているような印象がある。
2020-10-16 03:35:563Q 11:35 LAL:AI → Boomerang Step-up → Roll & Replace (Dive & Lift)
2020-10-17 08:48:163Q 10:40 クラウダーのSlip Rollに対する、カルーソのSwitch & Interceptは流石。 MIAのSlip戦術に対して、一番良い形でカウンターできたシーンに見える。
2020-10-17 08:52:073Q 10:26が典型だけど、MIAはシンプルなPNRをする代わりに、一旦スクリナー役のビッグマンにパスを入れて、そこからハンドオフに向かうという、いわゆるFlip(Flip Hand-Off)というコンセプトを多用している。 ノーマルなPNRではなく、Flip Hand-Offを行うことには色々と利点があって (続く)
2020-10-17 08:58:56(続き) 一つ目は、スクリーンの難易度が比較的低下すること(ドリブルキープよりもビッグマンがホールドする方がやや安全)。 二つ目は、Hand-Off Fake Driveが選択肢に入って崩しのパターンが増えること。 三つ目は、ドリブルからのPull-up 3PよりハンドオフからのC&Sの方が難易度が低いこと。
2020-10-17 09:01:263Q 10:15 レブロンへのShowに関わる両者の攻防。 レブロンへのShowでカルーソのPopがオープンになる。 D-Boの復帰が遅れるが、そこをクラウダーがローテーションでカバー。 (クラウダーにマークされていたダニーは、あえてダイブすることでローテを防ごうとしていたが、クラウダーがこれを無視。)
2020-10-17 09:06:503Q 9:46の攻防も面白い。 ダニーが一貫して狙ってるのは、 Screen your own man気味にスクリーンをセット → D-BoがShowに出られない → バトラーのUnderも大回りになってしまう → レブロンに抜かれるか、D-BoがダニーのSUOMを避けてレブロンにスイッチするかの2択を迫る というもの。
2020-10-17 09:11:06これに対してD-Boは、SUOMを事前に察知して早めにTrapに出るという形で対処。 ただ、このシーンでは、二回目のTrapが間に合わなくて、普通にレブロンにOutsideに抜かれてしまって、そこから崩されてしまった。
2020-10-17 09:12:123Q 8:31 ヒーロー/バムのDHOの形から、バムのDHO Fake Drive ヒーローへShow / Switchに出なければならない関係上、ここが弱点になるのは相変わらずだが、それにしてもレブロンのスクリナーDは全体的にLooseに感じる。 まあこうした場面でも毎回全力でDに集中してたらガス欠するのかもしれないが。
2020-10-17 09:18:383Q 5:50 MIAのBLOB:Funnel カッターであるD-BoへのShowで、スクリナーのSlipがオープンになる形。
2020-10-17 09:30:263Q 5:32 MIAのShow to Trapに対し、レブロンがKCPのShort Rollに通してDFを崩す。 MIAはShow & Returnをここまでやっていたはずなので、Show to Trapからオフボールでのローテーションという形に切り替えたのだろうか? 何にせよ、上手く切り替えているようには見えなかった。
2020-10-17 09:33:313Q 2:27 ①AD不在 ②MIAのビッグマン枠がバムではなくオリニク というだけで、LALのリム周りの守備力がここまで大きく落ちるのは面白い。 (マーキーフがオリニクのダイブ→カットアウトに釣られてヘルプに出られず、ドラギッチvsロンドの1on1からドラギッチのContact & Runner)
2020-10-17 09:41:293Q 2:10 MIAのShowに対し、LALはEmpty Side PNRから、カルーソのコーナーへのPop。 オフボールからのヘルプも不可能なため、誰がカルーソを見るかがあやふやになり、結局レブロンのダイブがオープンになってしまう形に。 ハードなTrapでカルーソのPopへのパスを少しでも遅らせるとかが妥当か?
2020-10-17 09:48:263Q 1:57 バトラー/オリニクのFlat Screenに対し、LALはマーキーフがShowの構え。 そこでオリニクは意趣返しとばかりにScreen your own manを選択。 Showもスイッチも出来なかったマーキーフ。 バトラーのイージーなドライブ&レイアップへ。
2020-10-17 09:52:243Q 1:19 MIAの不思議なオフェンス。 ドラギッチ / バトラー&バムの”Open Side” Double Dragに合わせて、D-Boが『ボールサイドコーナーへ』とカッティング。 結果的に、マークマンのカルーソが一瞬バムのRollを気にして、D-BoのC&Sにcontestしきれず。 狙った形ではないだろうが、short PNRに似た構図?
2020-10-17 09:56:393Q 58.2 レブロンへのShowに対し、LALは引き続きカルーソのPNPで対応。そしてそこはone-pass-away(このシーンではバム)がケアしつつバムとD-BoでX-Out Rotation……と見せかけて、カルーソがPopからダイブへと切り替え。 Dive & Openの形でオープンになったロンドへ、レブロンからのSkip Pass。
2020-10-17 10:01:164Q 10:02 MIAのオフボールスイッチ。 Transitionのピックアップで発生したADvsヒーローのミスマッチを、ヒーロー↔︎バトラー、続いてバトラー↔︎オリニクのScram Switchで解消。 特にダニーのWeaksideへのカットアウトは、ADのための移動と思われるが、却ってScramの隙を与えてしまった。
2020-10-17 10:32:504Q 9:31 LAL - Stagger Step-up Double LALのDouble BSからのダニーのPopへのパスに対し、MIAはShow & Returnを諦めてSwitchへ。 一応バトラーはダニーへのSwitchに間に合うが、ピックアップの遅れもあって3Pにコンテストし切れず。
2020-10-17 10:35:504Q 9:17 MIAのオフェンス。 ドラギッチ/バムのDragから、Weakside Cornerのバトラーへの(インターセプト躱しの)バウンスパス。 ヒーローへのExtra、ヒーローのポンプフェイク→ドライブからのFloaterでフィニッシュ。 ドラギッチがハンドラーの時の展開力の安心感はやはり強い。
2020-10-17 10:41:074Q 8:57 LALがShow対策に多用しているDouble Drag Pop。 ここでMIAはウィークサイドからドラギッチがPopをケアする形を取る。 レブロンがすかさず2on1(クズマ&カルーソ vs オリニク)になっている部分を見つけてクズマに出すが、そこからのクズマのDriveが惜しくも点にならず。
2020-10-17 10:44:514Q 8:22 レブロン/ADのPNRで、レブロンvsバム、ADvsバトラーとなる。 そこからone-pass-away Dのヒーローがヘルプに寄ったのを見たレブロンは、ダニーに捌いて、ダニーのDriveに。 レイアップは外れるが、リム直下はバム不在のためADが悠々Put Back。 スイッチに対するミスマッチ攻めの教科書的な形。
2020-10-17 11:03:464Q 5:50 MIA:Elbow Chicago - DHO Slip Roll D-Boを少しでもスクリナーDF(ここではAD)がケアしようとすれば、バムのSlip Rollへのパスがあっさり通る。 コーナーがヒーローだと、コーナーDF(ここではクズマ)はがっつりtagに行くことも出来ない。
2020-10-17 11:11:264Q 5:19 ヒーローの見事なCircle Under。 バムとのDHOからのCircle UnderでADを惹きつけ、急遽逆方向に切り返し、ショットフェイクでクズマを跳ばせてからリム直下のバムへとFeed。 ADのコンテストが遅れてイージースコアとなる。 Circle Underからの展開はMIAの十八番。
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