古い蒸気機関車などの正面に付いているでかいホースは何?

そして鉄道のブレーキ進化録が語られるのであった。
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鉄道ブレーキ進化録

IORI @3rd_coach_16

機関車含め10両編成、21軸ある列車でブレーキの利く軸が4軸しかないのはヤバすぎるので、緩急車以外の車両にも自分で止まってもらおう…というわけで明治20年頃になると客車列車には貫通ブレーキとして真空ブレーキが装備されたのです。さっきの写真はそのころのもの

2020-10-15 20:05:32
IORI @3rd_coach_16

ただ全車にブレーキ装置が付いたわけではなく、編成中半数くらいはただブレーキの引き通し管を付けただけの、制動力を持たない客車でした。(百年列車のハ16はこれ) 貨車はもっと事情が悪くて、ブレーキシリンダを持つのは緩急貨車のみという状況が大正期まで続きます

2020-10-15 20:09:54
IORI @3rd_coach_16

大正に入ってから「より制動力に優れる空気ブレーキにしようず」という流れになり、この辺りから客貨車にもほぼ全車にブレーキが付くようになってきます(このブレーキ換装と前後して行われた連結器交換により、編成長が伸びるのを考慮した可能性)

2020-10-15 20:13:31
IORI @3rd_coach_16

そんなこんなで昭和に入ると、鉄道省の所属車両は「ほぼ各個体がそれぞれ空気ブレーキシリンダを装備する」感じになり、そっからまたなんやかんやあって現代は「原則全軸ブレーキ装備」になってますね。 あれ、何の話だっけ

2020-10-15 20:16:42
IORI @3rd_coach_16

ところで明治5年当時、新橋~横浜間の所要時間は途中4駅に止まって53分。現代の京浜東北線は同じ区間を12駅、41分で走ります。 これだけ見ると「駅数が少ないとはいえ昔の汽車も結構頑張ってたんだなぁ…」位のもんですが、この貧弱な制動体制を知ると「いやめっちゃ頑張ってるなぁ」となりません? twitter.com/3rd_coach_16/s…

2020-10-15 20:24:45
IORI @3rd_coach_16

加速力もそんなないからもう全力加速、駅間はフルスピードで飛ばし、めいっぱいブレーキかけて止まってたんじゃないかと思う。 全然のんびりしてない。爆走する鉄の塊。

2020-10-15 20:27:36
牛🐄 @tamagoshida0734

@3rd_coach_16 停車駅と加減速する回数、走行速度が増えれば増えるほどブレーキとしての精度が高まっていく分かりやすい進化の過程。

2020-10-15 20:37:56
IORI @3rd_coach_16

@tamagoshida0734 そしてここまで進化するまでにたくさんの犠牲があるんですよね…

2020-10-15 20:40:03
IORI @3rd_coach_16

車両の巨大さに比して、ねじ連結器の首があまりに細くてビビる。これで牽けるんだもんなぁ twitter.com/lokfuehrer_tim…

2020-10-15 20:45:17
Tim Knopf @lokfuehrer_tim

Defekten Wagen und den Zugteil dahinter im Bahnhof abgehangen und mit Handbremsen gesichert. Neue Wagenliste und neuen Bremszettel geschrieben, alle beteiligten Stellen informiert. Dann geht es gleich mit dem Rest weiter bis nach Aachen... pic.twitter.com/40WUm6CxXV

2020-10-15 18:56:37