トップ 2011年 7月 13日 2011年7月13日 夏のおっぱい 夏、太陽、おっぱい ネタ ポエム 現代詩 おっぱい 暑さにやられたか mayousa_desuga 10706 14 0 2 1 62 ツイート 0 いいね!1 てらまっと @teramat 不意におっぱいの感触が蘇った 2011-07-13 14:03:59 てらまっと @teramat 手のひらに触れる風の密度が、かつて自分の支配下にあったおっぱいの感触を蘇らせたのだ。これだ、とてらまっとは小さく呻いた 2011-07-13 14:10:57 てらまっと @teramat 夏のおっぱいはすぐに消えてしまった。それからてらまっとは、木の間にキャミソールを張って風を待ち続けた。 2011-07-13 14:22:07 てらまっと @teramat キャミソールをはためかせる夏の風は、大きなおっぱいから小さなおっぱい、張りのあるおっぱいから柔らかいおっぱいまで、世界中のおっぱいを彼の手のひらに運んできた 2011-07-13 14:33:17 てらまっと @teramat 本物のおっぱいがほしくならないのか、とからかわれると、てらまっとは笑いながらこう言った――「君にはこのおっぱいが見えないのかい」 2011-07-13 14:44:29 てらまっと @teramat 彼の全身に吹き渡る風、そのすべてがおっぱいだった。てらまっとはおっぱいに抱きしめられていた 2011-07-13 14:52:18 てらまっと @teramat てらまっとはおっぱいの何たるかを理解した。溢れ出る涙をおっぱいが優しくぬぐい、やがて彼もまた一陣のおっぱいとなった 2011-07-13 14:57:45 てらまっと @teramat ――キャミソールが夏の風に揺れている。通りかかった少年がまたひとり、夏のおっぱいに手を伸ばした 2011-07-13 15:08:39 てらまっと @teramat 『夏のおっぱい』おわり 2011-07-13 15:09:26