知っておきたい!VTuber個人勢オリジナル曲8選【2020年版】

2020年上半期のVTuber個人勢によるオリジナル曲を紹介します。(このまとめは以前NAVERまとめにて作成したものの移植です)
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みなさんは先日サービス開始したチャンネル"447 Music Radio"をご存じですか?

Lo-fi hiphopチャンネルで有名になり、今は普通に使っている人も多いと思われる
この、YouTubeliveで24時間音楽を垂れ流す配信方式。
この方式でVTuberの音楽を流すチャンネルが"447 Music Radio"です。

現在は個人勢の音楽系VTuberさんの楽曲がメインで登録されており
これをきっかけに今まで企業勢だけを見ていたVTuberファンの方が個人勢に目を向けることが増えるのでは…!?と、個人的に注目しております。

ということでこの記事では、447 Music Radioに登録されている方/されていない方関係なく、ざっくり"個人勢"のオリジナル曲をご紹介させていただきます!

VTuber個人勢の中でも有数の知名度を誇る、バーチャルナースの名取さなさん!
2020/3/6にリアルイベントとして予定されながらも新型コロナウィルスの影響で中止になってしまい、代わりにYoutube上での誕生日イベントとなった、
「さなのばくたん。 -バースデイ・サナトリウム- Powered by mouse」…改め「さなのばくさん。~イベント中止になっちゃったので新3Dお披露目しまスペシャル~」に合わせてリリースされたオリジナル曲です♪

作詞・作曲を担当するのは、往年の人気ナースアニメ「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」のOPを担当した桃井はるこさん!
これは……わざとやってますね?オタクがうれしくなっちゃうこだわりを感じられます♪

まるでライブにいるみたいに思わせられるコール&レスポンスたっぷりの楽曲で、家でも楽しくなっちゃいますね♪

2.星乃めあ「彗星」

夢見坂学院を統廃合の危機から救う為立ち上がったバーチャルシンガーの星乃めあさん!
フリーのアバター制作サービス「Vカツ」を使用して活動しているVTuberの中で最も登録者数が多く、Vカツユーザーの"星"ともいえる彼女。
そんな星乃めあさんの代表曲であるこちらの曲は、こちらに夢と未来と希望を語りかけてくるまっすぐでキラキラしたアイドルソングです♪

作詞・作曲を担当するのは難波研。
アニメ「傷物語」の音楽制作協力等をしているコンポーザーさんだとのことで
アニソンらしい盛り上がりはそこから来ているんですね♪

3.八月二雪「フロム」

八月二雪さんは、VRChatユーザーさんに特に知名度が高いんじゃないでしょうか。
Vketで音楽プレイヤーを販売する等、VRChatと深い関わりを持つバーチャルアーティスト。
今作「フロム」のMVはVRChatのワールド風景が使われており、概要欄に使用ワールドも記載されている為、ここに実際に行ってみることで"聖地巡礼"が出来てしまう…という、ニクい仕様となっております。

また、後で紹介する"memex"、"エルセとさめのぽき"とのコラボ企画の1曲でもあり
VTuber個人勢の中の、特に技術勢的な部分の際立つ方々として
この3グループはセットでチェックしておくといいかもしれません!

VRに未来を見出した人に、見たかった未来を見せてくれますよ♪

4.エルセとさめのぽき「星詠みの唄」

"エルセとさめのぽき"は、謎の女の子"エルセ"と、しゃべる鮫"さめのぽき"の二人によるユニットです。
かわいい女の子とかわいい顔した謎の鮫…?と絵面がなかなかに不思議なこちらのユニット。
今作を含む音楽シリーズではその二人のストーリーが展開されているようで、さめのぽきが作る高クオリティの音楽、さらにクリエイティブ集団ProjectBLUEの手掛けるMVも相まって非常に考察しがいのある作品ばかりになっています。

ストーリー系VTuberは初期はたくさんいましたが、最近はそこまで見ない印象。
そんな数少ないストーリー系VTuberのひとつである"エルセとさめのぽき"さん、今チェックしておかないと損ですよ♪

5.memex「Cloud Identifier: 集合知に遍在する残滓による自意識の再構成」

技術力・演出力の高さ、さらに今VTuber音楽では珍しいオルタナティブな楽曲で熱い注目を浴び続けているmemexの魅せる世界はまさに私たちの求めていた「未来」を体現しており、2020年もっとも注目すべきバーチャルアーティスト筆頭と言えます。
作曲を手掛けるのは動画内でギターを担当している方、ボカロPとして活動されていたぴぼさんです。ぴぼさんはボカロP時代も"絶対的関係性推進論"や、memexに近い曲でいうと"きみといきのね"等で注目されていたアーティストであり、現在も高いクオリティの楽曲を精力的に作っています。

5/30にバーチャルライブを予定しており、こちらも普通のバーチャルライブとは一風変わった技術が使われています。
Twitter上で解説されているので、興味のある方はこちらもチェックするべき!

6.キヌ「バーチャルYouTuberのいのち」

"ミソシタ"を代表とし、VTuber界では音楽ジャンル「ポエムコア」がひそかにブームになっています。
ポエムコアというのは音楽トラックに合わせて詩を朗読する形式の音楽…の中で

「ナイフのような自意識」
「スケベ心」
「闇」

の3要素を特徴とする楽曲群のこと。とされています。この曲はそんなポエムコアのひとつとして熱狂的な愛好家に支持されている楽曲です。
「バーチャルユーチューバー」という存在を好いたことがある人間であれば必ず刺さってしまう、まさに「ナイフのような」言葉選びは、聴き手に不安感と焦燥感を与えます。
徹底的に「バーチャルユーチューバー」である「わたし」と、「人間」である「あなた」を交互に引き合いに出しながら、いのちの話をする。そのリリックが、CeVIOさとうささらとキヌによる肉声の混じり合うポエムと融合する様はまさに天才の所業。VTuberが好きならぜひ一度聴いてみてください♪

7.羽子田チカ「モッツァレラ▲トライ▼クッキング」

現在クラブミュージック、特にFuture bassが大きく目立っているVTuber音楽界ですが、ずっと同じジャンルの曲ばかりを出し続けるわけにはいきません。私が思うに、次のブームは今羽子田チカの元にあります。

Vtuberになって両親を見つけ出し、自分の記憶を取り戻す。
そして、いつの日か故郷へ戻る為に……と活動を始めた羽子田チカさん。
初期は"カガリビト"等の歌ってみたを投稿しており、外見と相まって民族調の楽曲系VTuberなのか…と思っておりましたが、今作は渋谷系のニュアンス漂うポップな曲。
とくに途中のセリフパートはかわいらしさが満載で何度も聴きたくなります♪

羽子田チカさんは冒頭で紹介した"447 Music Radio"にも参画しており
ぜひぜひチェックしてほしいアーティストのひとりですよ♪

8.天輝おこめ「melty 2 hearts」