シャドウランで毒矢に苦しむ話

ヤネウラ @yanegann

シャドウランのCCDDEキャンペーンをまた遊びました。 テーマは「毒物」。 毒つえー。

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つぐみ（女・人間） 扶養家族を抱えるランナー。スノホミッシュで、妹と一緒に暮らしている。表向きの仕事は農場でパート。ノンサイバ―。アデプトでもある。最近魔力を上げて反射を強化したり、敏捷力を上げたりしたので、さらに強くなったようだ。車やボートなどヴィークルの運転もうまい。

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キラー（男・エルフ） ピアニストになることが夢だが、堅気に戻る気配がないランナー。種族はエルフ。そのせいで父親に捨てられた過去を持つ。この間バイオウェアの手術を受けてアドレナリン・ポンプを埋め込んだ。あんまり使わないが、第一印象と両手利きの特徴を持つ。

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「じゃあダウンタイム処理だね。なに成長させた？」 「指導技能上げましたよ。音楽教師目指してランナー辞めるというのも考えております」 「お、本気っぽい」 「あと免許買いました、たくさん。清掃員の免許（偽造）も買いました。これで就職してることになった」 「免許買ったら、会社が生えてきた」

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「つぐみは？」 「私も免許買いました。でも多いな。全部買わないとダメなんですか？」 「免許チェックの時に逃げたり、賄賂払って切り抜ければいいんじゃないの？お好きにどうぞ」 「通常弾の免許まで必要とは思えないんですよね……」 「利権があるんだよ、きっと。UCAS通常弾協会とか」

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成長や事前の買い物が終わったところで、セッション開始。今回の依頼人はマフィア系のフィクサー。 「このあいだ結果的に麻薬ルートを潰すことになった仕事をしてもらったろ？　あれが発端になって他の組織との抗争がはじまった」 「ほうほう」 「 敵組織の名前はНравится (ヌラヴィツァ）」

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「うちが管理する建物の一つの防衛任務を頼みたい。情報収集のための仕事と、防衛本番の2回荒事がある」 ランナーたちはこの仕事を受けることにする。 「情報収集と言うのは？」 「ダウンタウンの路地にいるヌラヴィッツア構成員を捕まえて話を聞くんだ」

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フィクサーから聞いた場所に行ってみると、薄暗く細い路地を通る構成員がいた。平凡なつぐみが先にちかづき、ぎりぎりのタイミングで目立つネクタイをしたキラーもあらわれ、そして見つかる。 「あ、あいつは噂に聞くシャドウランナーだ、逃げろ！」

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「さて、今回は人力チェイスです。逃げる構成員を走って捕まえてください。貴方がたがヴィークル扱いになります。移動距離から数値を計算しますよ」 「へー、そんなことができるのか」 つぐみ：操縦値、最高速度、加速値が１扱い キラーと敵：操縦値、最高速度、加速値が２扱い

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「どうやって追いかければいいんですか？」 「反射＋体術かランニングで判定ですね。それで距離が詰められますよ」 「グラップルガンでスイングして距離を詰めます」 「か、カッコいー！　じゃあ判定は、反射＋射撃でいいよ」

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つぐみが平凡な外見を活かして事前に近づいていたことと、グラップルガンを使うというアイデアによって、あっさりヌラヴィッツアの構成員は距離を詰められ、捕まえられた。 クラッシュして、露店に突っ込むところとか見たかったのに……

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よく考えたら、グラップルガンも体術で良いような気もするな。まぁ、遊んでいた時はそう思ったので良いか。

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捕まえたヌラヴィッツアの構成員から、マフィアは襲撃者の情報を聞き出す。 「連中が口を割った。今回、敵の本命部隊はクロスボウを使う連中だ。矢の中にはナルコジェクトが仕込まれている」 「ついに来たかー」 「ナルコジェクトって何です？」 「鎮静剤だ。注入されると昏睡する」

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「昏睡？」 「ルール的に言うと強度15の精神ダメージ毒。注入された戦闘ターンの終わりに強靭＋意志で判定して、15−成功度ぶんの精神ダメージを受けるよ」 「や、やばー！　化学遮断か化学防護できる装備買わないと」 「注入毒にはどっちも無意味。毒物抽出かドワーフになるかしかない」 「無理だー」

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「注入毒はダメージが入らなければいいから、組織からヘルメット付きフルボディアーマーを借りよう」 「この敵部隊はヤバいので、さすがに貸してくれる」 「今回のミッションは防衛任務だから問題なく使用できるな」 キラーはアーマーに髑髏のネクタイを描いて準備完了。 「それ買い取りな」

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準備が終わったところで戦闘開始。 敵は先発部隊8名で先行（プロ意識2）。オーク×4が正面から、ヒューマン×4が駐車場に入ってくる。クロスボウ部隊×4（プロ意識3）は後で入ってくる模様。 「プロ意識3は半分倒さないといけないから手強いなぁ」 pic.twitter.com/l7nEGPtxfe

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ランナーたちはまずオーク部隊を攻撃する。オークたちは遮蔽を取りながら移動し、やや粘るものの1人が敗れると全員降参 ヒューマン部隊は1名が車を奪う 「なにー！？」 「敵のデッカーチームがオーナー権限を奪ったようだね」 そしてキラーをひき殺そうとエンジンをかける クロスボウ部隊も侵入。 pic.twitter.com/yANZQrMV6i

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ターンの終わりぎわ、キラーがクロスボウの攻撃により、かすり傷を負い強度15毒を受けてしまう。 「あ、ダメでした。精神のコンディションモニター溢れた」 「でも、アドレナリン・ポンプの効果で昏倒しない……だよね？」 「いえ、まだ起動してないですよ」 「え、ええー？」 「昏倒しました」

ヤネウラ @yanegann

ポンプ込みでバランスを組んでいたから、ヤバいことに！ ちなみにアドレナリン・ポンプは「ストレスで勝手に起動するので、それがイヤなら判定して抑えないといけない」という弱点があるのですが、皆、すっかり忘れてました キラーさんは、この程度のことでストレスをうけない！と思っていただこう！

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つぐみは下からぐるっと回って、車の乗っているヒューマンを倒し、4人降参させる。そのまま車を奪い返し、クロスボウ部隊に体当たり攻撃を敢行！ なるほど、毒攻撃も車には効果がない！ ナイス戦術！ pic.twitter.com/Bk7idJpf0S

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クロスボウ部隊は車をなんとかするのは諦め、車の遮蔽に守られているつぐみに攻撃。 とす……　「あ」 しかし、不運にも矢で1ダメージ受けてしまい、そのまま昏倒。

ヤネウラ @yanegann

「あ、ドクワゴン契約してます。昏倒したからリストバンドで信号行きますよね」 「む……10分以内で到着か……　では君らはドクワゴン内で目を覚ました。HRTと戦うとか無理」 「その契約はしてないんですけど、敵にはわかりませんからね」 「防衛任務なんで、敵の敷地で戦っていないのも効いたね」

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「こりゃもう手榴弾とか使うしかないですよ」 「確かにそうだなぁ、こんな敵が出てきたら、そういう展開になるよな」 「という話になったところで "手榴弾？　それはもう戦争じゃないか、あんたたちだけでやってくれ！俺は抜けさせてもらう！” と言ってキラーは引退します」 「い、引退した―！」

ヤネウラ @yanegann

敵をクロスボウにしたのは、キラーのプレイヤーが「弓強いですねぇ」と言ってたから。 超筋力の弓兵部隊はさすがに選抜しすぎだなということで、クロスボウ部隊にしました。注入毒とからめると。なかなか手強い。ここでドワーフが輝くんだな。

ヤネウラ @yanegann

敵の強さを上げるタイミングと言うのはなかなか難しいものですが、今回は引退が絡んだところで上げて、予想より早かったけどキラーの決断につながったので満足 高難度のシナリオを3回くらい連続で勝利して、ヌラヴィッツアに煮え湯を飲ませ、引退せずにキャンペーンエンドしていた可能性もあったかも