シャドウランでドラッグの怖さを知る話

ヤネウラ @yanegann

先日やったシャドウランのテーマは「ドラッグ」。システム通りに運用してみたんだけど、非常にもの哀しい気分になった。 システムに、デザイナーからのメッセージがうまく組み込まれてるんだろうなぁという感想です。依存症のルールが怖い。

ヤネウラ @yanegann

キラー（男・エルフ） ピアニストになることが夢だが、堅気に戻る気配がないランナー。ちょっと前にシアトルの観光地を一通り旅行をしたおかげで、シアトルに詳しくなった。アドレナリン・ポンプと超甲状腺の手術を考えている。過活動気味になる感じの手術なので、よりアーティストチックになりそう。

ヤネウラ @yanegann

つぐみ（女・人間） 扶養家族を抱えるランナー。スノホミッシュで、妹と一緒に暮らしている。アデプトでもある。このあいだ魔力を上げて反射を強化したので、さらに強くなった。趣味は釣りで、ボートまで持っている。足の遅さがネックなので、最近、敏捷力上昇のためのトレーニングを始めた。

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セッション開始前のダウンタイム処理時に、前回、キラーが覚醒パッチを連続使用したけど、依存症テストが必要なの？という話になります。 覚醒パッチの依存値は2、依存目標値は1です。（11-依存値）週間連続使用すると、依存症テストを行うことになります。

ヤネウラ @yanegann

つまり、覚醒パッチの場合は9週間の連続使用で依存症テストが必要になります。 うちのキャンペーンの場合、ランは通常1月に1回。つまり3週間はドラッグを使っていない期間になります。1週間使用を控えると依存目標値が1減少。この場合は1週間使用しないだけで、0になりますね。 よってセーフ！

ヤネウラ @yanegann

連続でランを続けない限り、ランナーが覚醒パッチ依存になることは（プレイング傾向としてはともかくデータ的には）ないでしょう 精神に負担がかかる仕事を1時間がーっとやって納期に無理やり間に合わせるような仕事が頻繁に起こるような人なら覚醒パッチ中毒になるかもしれませんが、レアケースかな

ヤネウラ @yanegann

テストが起こるかどうかで言ったら、ソイカフの方が怖いですね。10週連続で飲んだらテストなので。 コーヒー飲むの1週間控えるとかやんないもんなぁ。

ヤネウラ @yanegann

と、依存症ルールの説明をスムーズに行ってからセッション開始。　 スムーズなのはセッションに向けて予習しておいたからです。実に自然な導入ですね。導入うま太郎。

ヤネウラ @yanegann

今回の依頼は、キラーの馴染みのマフィア系フィクサーから。 「お前ら、アーバンブロウル好きか？」 「知ってるぐらいで好きではないです」 「旅行に行ったとき観戦したけど好きってほどじゃないなぁ」

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アーバンブロウルは未来世界に復活した中世サッカー(モブフットボール)だ。中世サッカーは村落間の模擬戦闘みたいな祭りで敵チームの村の教会とかにボールを持ち込むとゴール、勝利となる荒々しいゲームだった。人々はこの無礼講的遊戯に熱狂した。

ヤネウラ @yanegann

それを第六世界に復活させたのが「アーバンブロウル」だ。中世の暴力は、銃と派手な攻撃魔法に姿を変えた。ルールによっては戦闘車両も使用できる。 人の住まなくなった区画をまるまる利用して行われる近未来の合法的暴動、それがアーバンブロウルなのだ。

ヤネウラ @yanegann

「というのがアーバンブロウル、もちろん君らのキャラクターはこの情報を知っている」 「なるほど、戦車道みたいなものですね」 「そうだね、あれのさらに荒々しいやつだ」

ヤネウラ @yanegann

「なんで、こんなスポーツが人気なのかはよくわからんが」 「覚醒とサイバー装備のせいで、選手の平等性が担保しにくくなったからですよ」 「ふぁっ？」 「アデプトになった人が陸上とかの競技大会の参加資格を失うようなことがあったんじゃないかな」

ヤネウラ @yanegann

「魔力持ちも、メタヒューマンも、サイバーも、皆が参加できるスポーツがこの世界には必要なんですよ」 「な、なるほど。魔力別とかいって分けていったら、第六世界だと限りなく細分化されちゃうからな……それは観ててもあまり面白くなさそう」

ヤネウラ @yanegann

「今回行ってもらいたいのはアーバンブロウルが盛んなオーバーン地区だ」とフィクサーは続ける。 オーバーン地区は、工場がたくさんある工業地域だ。フェデレ―テッドボーイング社をはじめとする多くの企業がここに工場を持っている（『スプロール・ワイルド』巻末の情報から）。

ヤネウラ @yanegann

「ワークハード、プレイハード」の合言葉があり、遊びやスポーツも盛ん。オーバーン・ランブラーズというアーバンブロウルチームや、アマチュア野球チームもある土地となっている。

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「このオーバーンで、アーバンブロウルの試合後に暴れるトロールがいる」 「フーリガン？」 「いや、動きを見る限りこいつらの主目的は暴れることだ。こういう奴がいると空気が悪くなる。こいつらがもう暴れないようにしろ、命令を下している組織が上にいたら壊滅させろ。上の上がいたら放っておけ」

ヤネウラ @yanegann

仕事を受けることを承諾、トロール2人の画像データをもらったランナーはオーバーンに車で向かった。 「こいつらについてわかるようなコネがないなぁ」 「いつもコネに話聞いて調査してたから勝手が違うな」 「警察系のコネないんだよなぁ」 「地道に話聞くか」 そういや、こういう話は久しぶりだなぁ

ヤネウラ @yanegann

「マスター、スタジアム周りの警備してるのって、どこ？」 「えーと、上はナイト・エラント、下は手が足りないから下請け使っていて実質ローン・スター」 「そういや、市長が業務の委託先を変えたんだったな。まぁ、結局は実質ローン・スターみたいだけど」 「混乱してそうだなぁ」 「実際してる」

ヤネウラ @yanegann

「第一印象」を持っていることもあって、キラーが情報収集をうまくこなし、トロール二人組が来そうな場所を特定する。 「そういえばこんな特徴持ってたなぁ」 コネを的確に使っていたので、あんまり使ってこなかったんだよね、第一印象。

ヤネウラ @yanegann

次に、試合の日にファンの中に紛れ込むための準備をする二人 つぐみは、選手の背番号が入ったアスリート仕様の「アーバン・エクスプローラー・ジャンプスーツ」を買う。そんなオシャレなアーマーがあったのか……シャドウラン奥が深い。音楽プレイヤー付きかよ きっと、盛んにCMやってるんだろうなー

ヤネウラ @yanegann

キラーは服にこだわりがあるので、それができない。かわりにフェイスペイントをしてもらえる店に予約し準備を整える。 そして数日後、試合の日がやってきた。

ヤネウラ @yanegann

試合の日、教えてもらった中継用巨大ビジョンがあるところで、トロールを探す（アーバンブロウルは都市を舞台にするので、目視では試合観戦しにくい。危ないし。ドローンや選手のサイバーアイなどからの映像中継で楽しむと思われる。このへんは同じく都市戦を行うガルパンの描写が参考になる）。

ヤネウラ @yanegann

アーバンブロウル応援会場のマップ。 一番下がスクリーン特設会場で、真ん中らへんには屋台がたくさん出ている。 ここでは試合はやらない。そこかしこに「試合区域は立ち入り禁止。入った場合、一切の保証を行いません」と警告がはってある pic.twitter.com/wvKIknOLJE

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ヤネウラ @yanegann

「トロールの画像データはもらってるけど、みんな同じに見えるなぁ」 「おいおい、そりゃギリギリの発言だよ」 「トロール同志なら角で見分けたりできるって話だけどさぁ」 「これは二人組が暴れるまで待つしかなさそうだな」