シャドウランで範囲呪文を撃たれる話

ヤネウラ @yanegann

シャドウラン、今回のテーマは「範囲攻撃」。 R&R190号の「シャドウラン 5th Editionユーザーズ・ガイド」で紹介された、範囲攻撃回避用の追加割り込み動作「命がけで走れ」を導入してのプレイだったんだけど、面白いねー、範囲攻撃。 ＃シャドウラン

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つぐみ（女・人間） 扶養家族を抱えるランナー。スノホミッシュで、妹と一緒に暮らしている。先月、相棒のキラーに引退され、1人でランナーを続けることになる。今までキラーのコネに頼りきって仕事を受けていたので、新たにコネを開拓することに。

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このキャンペーンではカルマを払ってコネを取得できるようにしているので、まずはフィクサーを決めることに。 「私の育ての親がランナーだったんですよ」 「ほうほう」 「その親の仲間だったフェイスが今フィクサーをやっていることがわかったので、その人に頼むことにしました」

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「あ、古のドワーフポジションだ。ロードスとかでもいた」 「フェイスの人はオークの男性です」 「じゃあ、けっこう老化してるな」 「老化早いみたいですからねぇ」 「ゲーム内小説にもいたな、あれを参考にしようっと」

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オークのフィクサーは、つぐみともう一人のランナーに仕事を依頼することにした。打ち合わせ場所は、とにかく腹いっぱいになれる安レストランだ。 そこにやってきたのは工具箱を持ち、高級な服に身を包んだヒューマンの女性のランナーだった。

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田中綺羅星（女・人間）） 17歳。カナダ系の日系人。今回のランナーネームは、ジェーン・ドゥ。工具箱にモノフィラメント・チェーンソーを入れて持ち運んでいる。射撃武器はテイザー・ダート。服は、瞬時に色などを変えられる高級品、車はフォード・アメリカ。ヘルメス様式の魔法が使える。

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「たなか・きらぼし？」 「いえ、たなか・みるきーうぇい」 「綺羅星でミルキーウェイ！」 「でも、今はジェーン・ドゥと名乗ります」 「毎回、名前変えると混乱するから、ここでは綺羅星って書くよ」 「つぐみもランナーネーム決めました、ヌエです。矢で敗れたから」 「つぐみでヌエは、まぁ確かに」

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手の内を明かしすぎないように気を付けつつ、互いのできることの情報を確認してから、依頼内容をオークのフィクサーから聞く2人。 「今回の依頼人は小さな魔術結社、翡翠の瞳だ。」 「お、魔法系の依頼だ」 「ああ、そうだ。だから、魔法を使えるランナーに求人を出した」

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「翡翠の瞳は、同じく小さな結社レッド・サンシャインと揉めたので、それを決着するための儀礼決闘をしたいそうだ。その決闘のお膳立てと、決闘の代理人を募集している」 「揉めた原因は？」 「下っ端構成員同士の喧嘩だな。メイジとシャーマンのどっちが優れた様式だとか」 「ああ、それは揉める」

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「その争いがエスカレートした。どちらの結社も上の方はもう終わりにしたいが、メンツの問題もあって、なかなか終わりにできない。そこで第三の結社に見届け人になってもらい、決闘をして、終わりにしたいそうだ」 「なるほど」 「第三の結社との仲も大事だから停戦した……なら、下っ端も納得する」

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「内部での根回しはすでに終わっている。君たちへの依頼は、実力者のランナーとして儀礼決闘の提案をして、第三者の結社へのわたりをつけ、その後決闘にも参加し戦闘することだ」 「けっこう複雑な依頼だなぁ」 「イニシエーションとか考えるなら、結社に恩を売っておくのは悪くないぞ」

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とりあえず仕事を受けることにする2人は、まずは翡翠の瞳のサロンを訪れることにする。 非覚醒者の下っ端構成員（兼金づる）は、なんだこいつらみたいな目で見てくる。抗争を納めたい上の人は「汝らのアルカナの知識を示せ」（下っ端を黙らせるレベルの能力があることを示してくれー）と言ってくる。

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アルカナ知識はランナー2人とも1ヒット。 「では、次はフォース５の炎の精霊と戦い、その力を示せ」（実戦の方が得意そうだからそっちでお願いします）と、耐火の部屋にに案内され戦闘開始。 つぐみが精霊を撃つが、回避される。 やはりF５の精霊は素早い。

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「綺羅星はどうする？」 「論理力減衰をかけます」 「なるほど、デバフ呪文か（論理力さげるメリットってなんだ？）」 「論理力がゼロになると行動できなくなります」 「あ、強い！」 精霊は運良く抵抗。 でも、決まれば一発勝利もありうるな……強い

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殴りかかってきた精霊の攻撃を避けるつぐみ。 つぐもの反撃は避けられる。 綺羅星の放った魔法に抵抗しようとして精霊がグリッチ。精霊って転びそうもないなぁということで、壁にめり込んでもらうことに。 ここで魔術会の代表が勝負ありと裁定して勝利。

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魔法で一つの能力値のみで抵抗することもあるから、グリッチを誘いやすいんですねー、なるほど。 この巧みなTKO勝ちに、下っ端構成員も納得。この人たちになら任せても良いだろうという空気になる。

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すでにイニシエーションを1回行い、魔術コミュニティにも詳しい綺羅星が、第三者の魔術会に渡りをつけ、仲介になてもらえるよう説得し、成功。 儀式決闘の準備が整う。

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翡翠の瞳は戦い方にも条件をつけてきた 「敵はシャーマン2名と非覚醒者8名のグループだ。我々としては魔法は強いという印象を付けたい。勝っても非覚醒者に侮られてはダメなのだ。そこでプロ意識1の非覚醒者を倒した後でシャーマンを倒してほしい。この条件を守ってくれた3000新円のボーナスを出す」

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「加えて、シャーマンは殺さないでほしい。覚醒者は数が少ないから貴重なのだ。これを守ってくれたら1500新円のボーナスを出す。二つの条件をクリア出来たら、2人で合計9000新円のボーナスと言うわけだ」 「その条件を破ったら？」 「ボーナスは無しだが、通常の料金はきっちり払う」 「了解だ！」

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序盤は、波乱なく進行。非覚醒者たちは遮蔽とりつつ前進。つぐみが前線をうけもち、田中綺羅星が後ろから魔法を飛ばすという体制に。 田中は反射増強の魔法をカルマで永続化させており、なかなかイニシアチブも高い。 pic.twitter.com/JP1DhK2VQl

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つぐみが遮蔽に隠れたところで、レッド・サンシャインのシャーマンが雷球をキャスト。目標はつぐみのいる地点、フォースを上げて範囲とダメージとAPを増強して発動は成功。 「電気ダメージは当たってもイニシアチブ下がるからなぁ、命がけで走れをします」 pic.twitter.com/fR8qgTVplC

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「じゃあ、まずイニシアチブ減らして。それから、今現在移動できる距離のうちから、好きなだけ移動して」 「ここまで戻ります」 「OK。こっちの着弾判定が失敗すれば、2d6メートル着弾位置がずれるけど、そこでいいね？」 「OKです」 「よーし、着弾判定するぞ！」 pic.twitter.com/SaZPJXPPsg

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「着弾判定成功！　狙ったところで雷球は破裂した」 「範囲でけぇ！」 「いや、でも命がけで走れされると、簡単に回避されちゃうねぇ。とはいえ、遮蔽から追い出せた。そこが良い！」 「うーん、確かに追い出されてしまいました」 「範囲呪文面白いね」 「D&Dの制御役的面白さがありますよね」 pic.twitter.com/ZKs4kBanb7

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「右の非覚醒者たちは敵が見えたら撃つで、待機」 「ほうほう」 「そして、2人目のシャーマンが移動して、つぐみのところにまた雷球を投げるぞ」 「あ、もう移動力がない」 「フォースを上げて範囲も増強、つぐみと綺羅星に同時攻撃だ。綺羅星が走れば、撃たれるという寸法ですよ！」 pic.twitter.com/ukmdLJXlYP

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「命がけで走れ、する？」 「綺羅星は移動しません」 「つぐみは移動できません」 「じゃあ、着弾判定だ！……あ、失敗……方向は右か」 「ふふ、画面外に転がっていきましたね」 「転がりすぎたー、田中も巻き込めなかったー」 「いやいや、路地を雷球が転がっていくときは、ひやひやしましたよ」 pic.twitter.com/DOkVbufgGV

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