「いい発電？わるい発電！？持続可能な再生可能エネルギーの選び方を考える」オンラインセミナー視聴報告2020.11.21

くうのる @kuunoru

オンラインセミナー「いい発電？わるい発電！？持続可能な再生可能エネルギーの選び方を考える」始まりました。認定NPO法人環境市民 主催。 kankyoshimin.org/modules/join/i…

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セッション１。森本隆さん（舞鶴西地区の環境を考える会 代表）「国内外の環境と人権に悪影響を与えるパーム油発電」。 普通のおっちゃんおばちゃんの集まり。悪い発電を止めるための反対運動をした。悪い発電の見本のようなもの。 #いい発電わるい発電

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森本氏＞日立という企業、政治家、行政が進めていたもの。市民が立ち向かった。パーム油発電は、植民地問題。利潤は投資家（宗主国）へ、地元はわずかな対価の代わりに労働力と土地を提供する（植民地）。植民地には実質、人権も環境保全もない。大げさではない、本当に植民地。 #いい発電わるい発電

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森本氏＞パーム油の生産国は環境を破壊される。植民地とは言わないが、現地の土地を搾取している。低賃金・長時間労働。劣悪な労働環境。土地の搾取。これまで住んでいた土地に住めなくなる。公害。マフィアと権力者。 #いい発電わるい発電

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森本氏＞私たちは昨年秋に活動を始めて今年6月にパーム油発電を食い止めた。仲間の意気込みは強かった。その前に、隣の福知山市土師新町でパーム油によってぼろぼろにされた地域がある。住民が分断されて反対運動もできなかった。人権侵害と公害被害。 #いい発電わるい発電

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森本氏＞発電所と言っても、駄菓子屋さん二つぐらいの小さな施設。斜陽産業のパチンコ屋が経営。最初は実験のために始めた。当初から悪臭を地域に垂れ流すように。住民は反対、私たち舞鶴にヤバイよと教えてくれた。それで私たちは覚醒した。福知山市は悪しき事例だった。 #いい発電わるい発電

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森本氏＞すごい騒音と悪臭。周囲の家庭では空気清浄機24時間フル稼働。周辺は頭痛、嘔吐、吐き気、不眠等で悩まされている。克明な記録をつけている。HPで公開。しかし誰も話を聞いてくれない。行政も企業も向き合わない。 #いい発電わるい発電

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森本氏＞反対運動を始めると相手方弁護士から脅し。業務妨害、名誉毀損、損害賠償で訴えるということに、小さな町の人々はおののいた。行政は「法律の範囲内だからどうにもできない」と逃げる。住民を守る法律ではない。大都市圏は厳しい環境基準があるが、田舎にはない。 #いい発電わるい発電

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森本氏＞田舎は環境基準を厳しくすると企業が来ないから、市民を守るための法律がない。行政も法律もお金のために骨抜き。反対運動で様々な手段で立ち向かった。最後に投資家や企業が撤退すると決めても、舞鶴市長は推進を言い続けた。政治家としてのただのメンツなのか？ #いい発電わるい発電

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森本氏＞舞鶴市長には今も働きかけ続けている。誰も守ってくれないから、何かあれば自分たちが頑張るしかない。この反対運動を通じてテロが起こる理由がわかった。発信手段も解決手段もなければそうなるだろう。できたら市役所で腹を切るというおじいちゃんもまさにいた。 #いい発電わるい発電

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森本氏＞福知山では故郷を奪われた。私たちは奪われたくない、独立戦争のような気分だった。それぐらい盛り上げて闘いに勝ったが、福知山は奪われて抑圧されている。現在コロナ禍でパーム油が輸入されないため昨冬から発電中止。恩返しのために舞鶴から支援に動いている。 #いい発電わるい発電

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森本氏＞福知山市土師新町の反対運動にご協力を。私たちのHPに情報がある。Youtube動画を見るだけでもプレッシャーになる。署名への強力を。さらに石巻市須江にもパーム油に替わるバイオマス油発電の計画がある。こちらも注視してほしい。復興してきているところなんだから。 #いい発電わるい発電

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森本氏＞今後、注目して応援する手段を考えたい。生産地も消費地も苦しめるエネルギーはだめ。地元の利益になるならまだ我慢もできるが、住民には何の得にもならない。構造がおかしい。エネルギーは、植民地政策（搾取）をやめて地産地消を目指すべきだと思う。 #いい発電わるい発電

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森本氏＞私たちの活動に注目して、応援してほしい。 司会・下村氏＞相手方が情報開示のない中、自分たちで情報を集めて地域の人と共有。それを特定地域だけでなく生産地や他の消費地での問題ととらえ、自分たちの活動で変えようという民主的な取り組み。他地域に勇気を与える。 #いい発電わるい発電

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セッション2「地産地消の電気づくりをめざす『ならコープでんき』の取り組み」 伊東 真吾（ならコープでんき（株式会社CWS）エネルギー事業部、一般社団法人市民エネルギー京都専務理事） #いい発電わるい発電

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伊東氏＞100％非の打ち所がない電気はない。自然や地域とどう折り合いをつけて誠実に対話しながらできるかという試みが必要。これをヒントに今日からどんな電気を選ぶか考えてみてほしい。 #いい発電わるい発電

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伊東氏＞ならコープは、2011年の東日本大震災と台風12号の教訓を踏まえ、大規模災害を止めるため温暖化防止に取り組もうと、2012年に新方針を策定。「原発に頼らない社会を目指す」「吉野地域との共生」をうたう。奈良南部の吉野は広いが人口はほとんど北部に住む。共生を。 #いい発電わるい発電

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伊東氏＞ならコープのエネルギー政策を2014年に策定、2016年に改訂。2020年までに再生可能エネルギー施設を太陽光発電出力閑散で5MW建設。東吉野つくばね小水力発電所の計画ができる。大正時代に小さな水力発電所ができ、昭和38年まで関電の施設として稼働していた。その後廃止。 #いい発電わるい発電

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伊東氏＞中心人物の元電力会社職員もりたさんが議員となり復活の動きを。2012年にFITの法律ができ、事業性が確保できそうと地元で発電所づくり計画、2017年6月に完成。林業が盛んだった時代、東吉野村は人口8000人、今は1600人。地域を元気にするために取組を始めた。 #いい発電わるい発電

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伊東氏＞計画から完成まで4,5年。取水口から発電所まで距離があり、21件の地権者。全員と契約を結ばないとFITはできない。2年かけて了解を得ていったのが一番の苦労だった。一人ひとりに説得を重ねた。コストは3億円近い建設費用。地域の人だけでは集めるのが難しかった。 #いい発電わるい発電

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伊東氏＞ならコープは応援のためにお手伝い。発電量は62万kWh、173世帯分。クラウドファンディングも。発送電分離、調達。由来を会員に配達や店舗で伝え「ならコープでんき」の利用者を増やしている。見学会を2年実施、7回、のべ200人参加。会員の楽しみに。 #いい発電わるい発電

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伊東氏＞見学会参加者の声、評判。今年はバスで出かけていくことはできていないが、森のようちえんが親子見学会。Iターンの方が開くこども食堂もあわせて交流。ユーザの子どもが店員として働き、地域のつながりづくりを。 #いい発電わるい発電

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伊東氏＞ならコープでんきの内訳。つくばねは1％。ならコープFIT、他社FIT、ごみ発電、火力13％、市場調達、その他。他から調達しているものは必ずしも環境配慮かどうかは確認できていない。火力は減らし、再エネを増やしたい。 #いい発電わるい発電

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伊東氏＞昨年から組合員と職員でならコープの2030年目標をつくっている。グループ全体でCO2を2030年度に13年度比で50％削減、2050年でゼロへ。電気を使わない暮らし方のモデルづくり。遠くへ車で買い物に行かないなどで6割ぐらいは減らせるのではと検討。 #いい発電わるい発電

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伊東氏＞次の場、下北山村。旧小又川発電所（1993から2017年）、川のポテンシャルはもっと大きいと提案。村とならコープで協定、一緒にすることに。川の改修工事。新発電所除塵機の導入。管路の増強、水車発電機の更新。 #いい発電わるい発電