日本労働研究雑誌 2020年9月号~特集:専門・管理職の女性労働

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Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

女性教員の割合は助手で58.4%,助教で30.8%,講師で32.9%,准教授で25.1%,教授で17.4%であった(文部科学省2019)。

2020-11-30 00:27:44
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

(´ω`) 配偶者の職を見てみると,所属機関にかかわらず,男性の配偶者として最も多かったのは「専業主婦」で半数以上であった。その一方,大学等,研究機関に所属する女性の配偶者の職として最も多かったのは,大学・研究機関等の研究技術職で半数弱であった。

2020-11-30 00:27:46
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

企業に所属する女性の配偶者の職として最も多かったのは,企業の研究技術職および研究技術職以外の職で7割以上だった(男女共同参画学協会連絡会2017)。

2020-11-30 00:27:47
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

(´ω`) 米国においても,博士号を持つ女性は,男性にくらべて有配偶率が低く,子どもをもつ場合でも,その数が少ない傾向にあることが報告されている。例えば,大学に所属する研究者のうち,未婚者の割合は女性が28%であるのに対し,男性は11%であり,その差は2倍以上である。

2020-11-30 00:27:48
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

また,子どもをもつ有配偶女性の割合は41%であるのに対し,男性は69%である(ウィリアムス/セシ2013)。他の研究においても,博士号取得後12~14年のテニュア(終身在職権)を有する研究者のうち,70%の男性に同居する子どもがいたのに対し,女性ではその割合は50%にとどまっていた。

2020-11-30 00:27:49
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

(´ω`) 博士号取得後5年以内に子どもをもった科学分野の研究者のうち,77%の男性が学位取得から12~14年後までにテニュアを有していたのに対し,女性では53%にとどまっていたと報告されている(Hill,Corbett and St.Rose 2010)。

2020-11-30 00:28:32
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

米国では,キャリア形成と家庭生活の両立の課題から,男性研究者にくらべて,女性研究者が要求の高いテニュア・トラック制度の職ではなく,より柔軟なパートタイムや補助的な職に従事する傾向にあるため,キャリアの形成段階で女性の割合が低下していくという指摘もある。(ウィリアムス/セシ2013)

2020-11-30 00:28:32
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

(´ω`) わが国では,依然として家事代行サービスやベビーシッターの利用は一般的であるとは言えない。筆者が実施した女性研究者へのインタビュー調査においても,子どもの急な発病や,夜間や休日の教育研究業務の際,その多くが同じく研究職である配偶者が対応できない場合には,

2020-11-30 00:28:33
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

自身や配偶者の親からのサポートを得ているという声が多く聞かれた。坊農(2018)は,研究者としての自身の経験から,女性活躍のためには,女性を重要な役職に就かせるだけではなく,その職務を全うできるような社会環境を提供することが重要であると述べている。

2020-11-30 00:28:34

「女性の社会進出のためには女性にケア労働をさせる必要がある」パラドックス

Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

「女性の社会進出のためには女性にケア労働をさせる必要がある」パラドックス / note.com/kyslog/n/n50af…

2020-11-30 00:29:37

専門・管理職の女性労働 女性医師の活躍を阻むものはなにか 深見 佳代(鳥羽商船高等専門学校助教)

Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

[PDF] 専門・管理職の女性労働 女性医師の活躍を阻むものはなにか 深見 佳代(鳥羽商船高等専門学校助教) / jil.go.jp/institute/zass…

2020-11-30 00:35:45
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

日本は全医師に対する女性医師の割合がOECD諸国の36カ国中で最低である(図1)。多くの国において女性医師の割合は40%を超えつつある一方,2016年においても日本における女性医師の割合は21%と,約半分である。

2020-11-30 00:35:47
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

女性医学生の割合は1980年に15%以下だったがその後順調に伸び,わずか14年後の1994年には30%を超えた(図2)。ところがその後25年間にわたって横ばいが続いており,2019年は37%と,依然として40%には届いていない

2020-11-30 00:35:49
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

女性医師の割合を見ると,1996年は内科群(36.7%),眼科(13.8%),小児科(13.6%),皮膚科(7.2%)の4診療科で全女性医師の7割を占めていたが,2018年は内科群(33.8%),小児科(9.8%),眼科(8.4%)産婦人科群(7.9%),

2020-11-30 00:35:51
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

皮膚科(7.2%),精神科(5.9%)の6診療科まで含めて7割を超えている。減少幅の大きい順にみると,眼科は5.4ポイントの減少,小児科は3.8ポイント,内科群は2.9ポイント,耳鼻咽喉科は2.0ポイント減少しており,これら以外の診療科の選択が広く増加している。

2020-11-30 00:35:52
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

既存の外科医の数が減少しかつ若年の供給も少ない男性外科医と,既存の外科医の数をほぼ維持したまま若年の大幅な供給がある女性外科医という二つの状況が背後で起こっている

2020-11-30 00:37:07
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

外科群を選択する30代の男女別医師割合推移 pic.twitter.com/dbhhsVkzaC

2020-11-30 00:37:09
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Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

30代医師の診療科選択傾向をみると,1996年には30代男性医師の13.4%が外科群を選択していたのが,この割合は年を追うごとに減少し,2018年には9.8%にまで減少している(図4)。

2020-11-30 00:37:09
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

一方,30代の女性医師は1996年時点でわずか2.7%が外科群を選択していたのが,2018年には5.4%に上昇している。つまり,若手男性医師は外科群を選ばなくなりつつあり,若手女性医師は外科群を選びつつある。

2020-11-30 00:37:10
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