『魔女見習いをさがして』が刺さりに刺さったオタクの私見まとめ【2020.12.31追記】

おジャ魔女未見で「魔女見習いをさがして」を見に行ったら見事に嵌ったオタクの個人的な感想を備忘録的に纏めました。(※途中からおジャ魔女を見始めたのでその感想も含まれています)
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ぽてかな @momonekopotte

牧田君が”自分に合った環境”に身を置くことで周囲と上手く付き合えるようになった事を知った長瀬ソラは、予てから適性を疑っていた教師の道を諦めて”自分に合った環境”を見つけるために新たな道を探す事に決めた、みたいな話でも普通に成立すると思うんだけど、でもそうならなかったんだよな。

2020-12-21 00:43:09
ぽてかな @momonekopotte

そうならなかった所に長瀬ソラの「適性」が垣間見えるのよ。

2020-12-21 00:45:42

長瀬ソラと春風どれみって正反対だと思っていたけど実は……という話。

ぽてかな @momonekopotte

長瀬ソラさん、どれみ未見・魔女見習い初見の段階では、どれみとは正反対の性格というイメージだったが、今となっては「自分に自信は無いが意外と積極的。(連絡先交換を真っ先に提案したのは彼女だし、最初の旅行もソラが発案。)あと惚れっぽい。」という割とまんまなキャラ造形である事に気付いた。

2020-12-12 13:52:51
ぽてかな @momonekopotte

どれみも案外、劣等感の塊……と言うと言い過ぎかもしれないが、間違いなく自己評価は低めなので。

2020-12-12 13:54:41
ぽてかな @momonekopotte

妹が人としても魔女見習いとしても優秀過ぎるからね……。

2020-12-12 13:55:54
ぽてかな @momonekopotte

魔女見習いをさがして。今更な気付きなんだけど、発達障害者支援の塾で牧田君に漢字を教えるソラが自然と教師の顔になるシーンは、どれみが妹のぽっぷを(9級試験を受けられなくなるのと引き換えに)助けた時にお姉ちゃんの顔になったのと同じ構図なんだよな。 pic.twitter.com/f1tdwMqbE0

2020-12-13 00:37:49
ぽてかな @momonekopotte

おジャ魔女3期20話。どれみが不登校のクラスメイトの事を日がな一日悶々と考え込む姿は、牧田君の事や教師の適性について悩む長瀬ソラと重なって見えるし、最終的に不登校の子は復帰できなかったがどれみという初めての友達を得た、というオチも含めてパイロット版・魔女見習いをさがしてだった。

2020-12-30 00:03:46
ぽてかな @momonekopotte

このカットとか白川郷の温泉で自分の悩みを吐露する長瀬ソラにそっくりじゃん……ってなった。 pic.twitter.com/MNcrD2eICu

2020-12-30 00:06:59
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「どれみちゃんの元々持っていた魔法」というフレーズがソラから出て来た経緯について考えた

ぽてかな @momonekopotte

魔女見習いをさがして。「レイカが傷付いたのは魔法のせいではなく、元よりミレが無神経な言動を繰り返していた事が原因。」を裏返すと「どれみ達は魔法に頼らずとも、元から持っていた"魔法"で願いを叶えた。」になるのでは?という事に気付いた。

2020-12-29 23:29:07
ぽてかな @momonekopotte

「どれみちゃんが元々持っていた魔法」というフレーズは素敵だけど、それを長瀬ソラが思い付いた理由(作劇上のエクスキューズ)が今一つ見えなかった。強いて言うなら、3人の中で一番洞察力が高い、頭の回転が速いという描写は散見されるけど、理由付けとしては弱い。

2020-12-29 23:30:18
ぽてかな @momonekopotte

ソラは優柔不断だけど愚鈍ではないので、ミレのミスを先回りしてレイカのバイト先候補のリストを送るし、大宮が困っている理由に逸早く気付いたのも彼女だった。

2020-12-29 23:32:39
ぽてかな @momonekopotte

「(どれみ達が)魔法が無くても上手くやれる」なら当然「(ソラ達が)上手く行かなかったのは魔法のせいじゃない」も成立するので、前者を結論に持って行くために後者を先に提示し、両方とも同じキャラクターに発言させることで作劇として一本の筋を通したと考えれば割と納得がいく。気がする。

2020-12-29 23:33:35
ぽてかな @momonekopotte

現実の人間関係の軋轢が"魔法のせいじゃない"のは当たり前なんだけど「魔法とか関係なく原因はお前の性格だぞ」が「お前の夢や才能こそが魔法だ!」に反転する流れをやりたいなら、前振りとして"(仮に魔法があったとしても仲が悪くなったのは)魔法のせいじゃない"を提示する必要がある。

2020-12-29 23:34:20
ぽてかな @momonekopotte

3人の相互認識がズレていく経緯を精緻に描くほど最後の結論が力を持つ構図なので、高山旅行編では、レイカがミレへの憧れを募らせる一方でソラはミレに対して幻滅していく様子が繰り返し描写されている。

2020-12-29 23:35:40
ぽてかな @momonekopotte

例えばレイカが白川郷の旅館でダメンズ彼氏の愚痴を吐露したとき「私なら一発ぶん殴ってハイさよなら、ね。」と言い放ったミレに対してレイカは「(やっぱりミレさんは凄いなぁ……)」みたいな憧憬と劣等感の入り混じった表情を見せる。

2020-12-29 23:37:57
ぽてかな @momonekopotte

そんな彼女が「魔法を信じてみない?」という荒唐無稽な提案に対して「(ミレさんがそう言うなら……)やります!」ってなるのは当然の流れだが、逆にソラはミレのデリカシーの無い言動の数々に辟易していたのでレイカとは正反対の反応を示す事になる。

2020-12-29 23:40:12
ぽてかな @momonekopotte

高山行の列車に乗り込んだ段階では「ミレさん凄い!」で一致していた2人の認識が、たった2日間でここまでズレてしまい、その認識のズレが病院での一件で急激な落差と化してレイカの失望に繋がる。

2020-12-29 23:41:52

あのマジカルステージは成功だったのか失敗だったのか

ぽてかな @momonekopotte

魔女見習いをさがしてのマジカルステージ(ごっこ)は初見では明確に失敗として描写されていると思ったけど、おジャ魔女1期を見終わった上で改めて考えると「成功も失敗も無いけど、考えように依っては成功と解釈する事も可能」ぐらいのニュアンスで作られていると思うようになった。

2020-12-06 22:39:59
ぽてかな @momonekopotte

そもそもTVシリーズの頃からマジカルステージはどれみ達の願いを一発で叶えられる便利アイテムではなく、問題解決に繋がる……のかも良く分からないような何かが与えられるに過ぎない。「ヒントをやるから後は自分達で何とかしろ」が基本的なスタンス。場合によってはそれ以下。

2020-12-06 22:40:22
ぽてかな @momonekopotte

特に酷い例を挙げると1期34話で3人が「あいこの母親の勤め先を教えて」と願った時は、空から一脚のベンチが降って来て「また失敗?」と項垂れながら座っていたら、通りすがりの老婆に道を聞かれて案内した先が実はあいこママの勤め先の介護施設だった……という最早ただの結果オーライでしかなかった。

2020-12-06 22:41:40
ぽてかな @momonekopotte

要するにTVシリーズの頃からマジカルステージは直後の描写だけで成功か失敗かを判断できるような代物としては描かれていない。何なら殆ど問題解決には寄与してなくても結果的には解決したから成功!みたいなクソ判定も間々ある。

2020-12-06 22:42:32
ぽてかな @momonekopotte

これを踏まえて魔女見習いをさがしてのマジカルステージを捉え直すと「どれみにお礼が言いたい」という願いが即座に叶う事は無かったが、通りすがりの女の子(CVどれみ)の言葉が切っ掛けになって自分達の夢や才能を"魔法"と再定義するに至り、(続く)

2020-12-06 22:43:13
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