帝国憲法に殉死した清水澄法学博士の遺言

最後の枢密院議長 清水博士は、帝国憲法に殉じて投身自決しました。 彼が命を賭してまで戦後日本人に伝えようとしたことを読み解くため、原文より平易な言葉になるよう、書き起こしを行いました。
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ふぐば🐽 @Fuguba

恐らくその意味が今の人には分からなくなってしまっている。だから「急に帝国憲法を持ち出すとは」などという無明な反駁に合う羽目になるのだ。「なぜ一系の皇統が歴史の成果・国民の確信なのか」と聞かれても、それはもう現存する人間が生まれる遥か昔からそのようであったのだから、

2020-09-22 02:04:36
ふぐば🐽 @Fuguba

それ以上説明しようがない。その前提が共有できないと、大御軍(おおみくさ)の本来天皇の統帥し給うべきことも理解できないし、政権が朝敵となり得ることも分からないのだろうと思う。「文民にして最高指揮官たる首相に盲従するのが武官の道」がごとき誤解が隅々まで蔓延っている

2020-09-22 02:08:25

国軍は将軍や執権・管領に属する私軍ではなく、
天皇に直属すべきものであることもまた、肇国以来の歴史を明らかにしたもの。
中世にその本末が転倒していたが、明治維新でそのもといを正したのです。

翻って現行の自衛隊法では、総理大臣が最高指揮官であるとされています。
平時に於いては大きな差異はないかも知れません。
しかしその最高指揮官たる総理大臣らが、国家に対して反逆するような状況に、国軍はどう行動すべきでしょうか。

国家の安全を保持するということは、あらゆる有事を想定し、必要あれば無政府状態から回復することも含まれる。

本題から逸れるので、本件は別の機会に譲ることにします。

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