ライト文芸ブームってほんと何だったんだろうな。タレーランシリーズ読み返しても、パッケージがそれっぽいだけで中身全然ライトじゃないだろって思うんだけど。
2020-12-15 14:31:48最近ある編集者さんから聞いたんですよね。「本当はライト文芸ブームなんて実在しなかったんじゃないか」って。その日以来、自分が目撃したものは何だったんだろうってずっと考えてます。
2020-12-15 14:59:47わたしも同様の見解をある編集者さんから聞いていて(もしかすると岡崎さんと同じソース元かも)、岡崎さんをはじめとした方々が主導していた「文庫版の若者向けミステリブーム」と今のライト文芸(キャラクター文芸)の間には断裂があるのかも知れないと思ってます >RT
2020-12-15 15:08:53わたしとしては、そもそも「ライト文芸」というジャンルそのものが時期によって内実の変わる不定形なものゆえに、何が流行っていたのかを見えづらくなっているんじゃないか、という考えです。
2020-12-15 15:22:03言い方を変えると、ライト文芸とは、その時々の流行をスピード感とともに世に出す舞台装置なのではないか、ということ。舞台装置そのものに色はない。だからこそ、中身の断裂が起こっている。
2020-12-15 15:27:17@izumi_k 現場にいらっしゃる和泉先生のご意見、説得力があります……。 思うに、日常の謎ミステリの日常部分を楽しむお客さんが増えて、気づけばジャンルそのものが断絶したんじゃないかというのがわたしの暫定的な考えなのですが……。
2020-12-15 15:13:43@izumi_k あっ、今、そんな感じなんですか! >ライト文芸でミステリが売れない 確かに書店さんの棚を覗くと、お店屋ものかあやかしものか……みたいなラインナップですもんね……。
2020-12-15 15:18:36@hagiu_aki そういう意味では、「新文芸(なろう系)」も、棚の名前ですもんねえ。実際にはライトノベルから一般文芸、海外文学まで、色々な流れがあるところですもんね。
2020-12-15 15:37:27@yatsuyaguruma あくまで状況の推移を見ていくと…MW文庫で、一般文芸やミステリ作品で、昔はソフトカバーやハードカバーでだしていた本を、最初から文庫で描き下ろしたのが売れて、そのニッチを見つけ出した各社が、MWで売れている作品の模倣作を出し、女性読者が多いのでそれに合わせた調整をして…今に至るのかなと
2020-12-15 16:06:44@SagamiNoriaki ふむふむ……。ということは、もしかして、ライト文芸の最初期から今のライト文芸の種はあったってことなんですかね? MW文庫が祖ということは……。
2020-12-15 16:14:01@yatsuyaguruma 創刊当初のラインナップは、なかなか個性的な面々でしたけども、この中ですでに、シアター、陰陽ノ京、探偵・花咲太郎は閃かない…など、今のお仕事ものや恋愛、連作短編形式のライトミステリ…の祖型があるといえますね。
2020-12-15 16:25:28@yatsuyaguruma おっと。mwbunko.com/product/releas… 忘れてました。ビブリア古書堂の事件手帖がでるのが2011年3月で、だいたい今の形式に近いものは中華系以外はでていると思います。この頃には確か、女性読者が多いって話は編集の方に伺っていました。
2020-12-15 16:27:49@SagamiNoriaki 10年くらいかけて、ジャンルそのものが先鋭化したといえるわけですね……。ご教示感謝です!
2020-12-15 16:27:30@yatsuyaguruma そうですね。そんな感じですね。まあ、AMWさんが業界の先駆的なものでヒット飛ばして、特に執着せずにあれこれ別のものに手を出している中、よそがそれをより先鋭化させていく…というのは、ライトノベルですでに何度か見た記憶があります。ある意味でいつものことです…。
2020-12-15 16:34:27ライト文芸ブーム…は、いうてしまえば、それまでソフトカバーかハードカバーで出していたような作品を、文庫書き下ろしで出すようになって、売れた…ということなのだと思っている。
2020-12-15 15:48:49ここらのニッチをMW文庫さんが『ビブリア古書堂の事件手帖』で切り開き、そこを各社が注目し、読者の多くが女性であったことから、女性向けと言われる要素が重視され…今の袋小路みたいなところに陥っているのだと思っている。 twitter.com/SagamiNoriaki/…
2020-12-15 16:13:36あとまあ、「ライト文芸」というカテゴライズが認知されたことによって、ライトノベルの棚の側に置かれるようになり、狭い平台で苛烈なサイクルに飲み込まれ…今の惨状に陥っている…という可能性も取りざたされている…。
2020-12-15 16:15:43