この世界そのものが悪であるという宗教について
最近、反出生主義が流行ってますね。詳細な議論は追えてないけど、僕は、「この世界そのものが悪なのではないか」という問いの方がずっと興味がある。 そもそも世界はない方がよかったのでは?という問い。 なぜ人類は「悪なる神によって作られた悪なる世界」という宗教をもたなかったのか?
2020-10-27 23:35:39あったけど、流行らなくて滅んだのかな?(確かに人気はなさそうだ) 一応、補足しておくとこの場合、現世を儚んで天国を夢見る、みたいな考えとは異なります。 「前世も現世も来世も天国も地獄も、あったとしてもすべて悪」という立場です。
2020-10-27 23:37:47ついでに言うと、世界全体が悪ならば、私が生まれてきてよかったのかという問いはどうでもよくなる。悪に決まっている。 そして世界全体が悪の場合、その先に何か実存的問題が残るのかと言えば、何もない気がする。 むしろ幸せがあるのか? 悪なる幸せ。 確かに魅惑的な響きだ。
2020-10-27 23:42:10@hirosekazutaka 「悪なる神によって作られた悪なる世界」は、グノーシス主義がそれですね。デミウルゴスによる悪で不完全なる世界の創造。
2020-10-28 00:12:33@hirosekazutaka 紀元後すぐの地中海世界でとても流行りました。その後のヨーロッパ思想にも多大な影響が。
2020-10-28 00:13:39@Sukuitohananika あれ。グノーシス主義では、創造神は下級に位置付けられていて、そのさらに上位に真なる神がありそしてその真なる神は世界にタッチしない、という構造だったと理解してますが、違いましたか??
2020-10-28 00:29:37@Sukuitohananika 私の考えているのは、完全な悪の世界で、至高神や創造神を認めたとしてもいずれも悪であると見做す立場です。 不可知を含めてまったく善の可能性を認めない点でグノーシス主義と異なると考えているのですが…。
2020-10-28 01:03:46@hirosekazutaka あ、そういう意味ですね。至高神が悪というのはなかなかないかもですね。それはバッドトリップじゃないですか。
2020-10-28 01:57:51@Sukuitohananika 完全な悪の世界でも、公正さを追求するなど生への駆動はあると感じます。 善悪と公正不公正を分けるのは、それになりにありだと考えています。 私は個人的に、悪世界を作った神へのものすごく強い怒りが、生きる力になっていることに最近気づきました。
2020-10-28 02:10:55@Sukuitohananika まぁ完全な悪の世界には、ゲゲゲの鬼太郎の歌にある「楽しいおばけの世界」的な要素もあって、捨てたものではないかと。
2020-10-28 02:12:23・・・
百億の昼と千億の夜 #ハヤカワ・オンライン hayakawa-online.co.jp/product/books/… twitter.com/juangotoh/stat…
2020-12-17 18:02:51百億の昼と千億の夜では、宇宙そのものが高次元の存在によってつくられたエネルギー炉で、そのなかでイレギュラーに発生した高エネルギー粒子みたいなのが生命体。放置すると炉が壊れちゃうので緩和剤を入れたのが、個々の生命にとっての宗教であって、宗教はそもそも生命を滅亡させるためのお薬という
2014-10-15 16:17:31反出生主義
「本人の同意なしになぜ生んだ?」インドの男性が両親を告訴へ huffp.st/xcT1pEA
2019-02-07 17:14:01ビジネスインサイダー誌で、反出生主義についての私へのロングインタビューが掲載されました。「私たちは「生まれてこないほうが良かったのか?」哲学者・森岡正博氏が「反出生主義」を新著で扱う理由」(牧内昇平氏による記事) 私の考えがクリアーにまとめられていますのでご覧ください。 twitter.com/BIJapan/status…
2020-10-21 12:48:14「反出生主義」という言葉が、SNSやネットを中心に注目を集めています。このほど、『まんが 哲学入門』著者の哲学者・森岡正博氏が、哲学の観点から反出生主義を真正面から扱った新著を刊行しました。その背景を深掘りします。 yomu.bi/Rk19bn |Business Insider
2020-10-21 11:02:33「反出生主義」という言葉が、SNSやネットを中心に注目を集めています。このほど、『まんが 哲学入門』著者の哲学者・森岡正博氏が、哲学の観点から反出生主義を真正面から扱った新著を刊行しました。その背景を深掘りします。 yomu.bi/Rk19bn |Business Insider
2020-10-21 11:02:33『生まれてこないほうが良かったのか?』(筑摩選書10月15日刊行)のカバーがアマゾンに出た。反出生主義の哲学思想を古代ギリシア、古代インドからショーペンハウアー、ベネターまで扱った日本初の本。ベネターの誕生害悪論の誤謬をどう克服するかをも考えた。(続 amazon.co.jp/dp/4480017151/ pic.twitter.com/m8xx3wlm0q
2020-10-02 15:06:23第1章 ゲーテ 第2章 古代ギリシア、シオラン、ベネター 第3章 ショーペンハウアー 第4章 ウパニシャッド 第5章 原始仏教 第6章 ニーチェ 第7章 ベネター批判と誕生肯定の哲学、生命の哲学 というような内容になっています。濃いです。
2020-10-02 15:06:24ネットやツイッターで断片的に語られている反出生主義の思想を歴史的視座で見通せるものになっていると思う。もちろん森岡なりのバイアスがかかっているので、みなさんはこれを参照してそれぞれの見方を確立してください。私は反出生主義=子どもを産まない思想、とはしていない点で独特かも。(続
2020-10-02 15:19:34あと私は反出生主義を外側から弄んでいるのではなく、自分の問いとして捉えてそこからどうすれば肯定の方向に向かえるかを考えている。あとツイッターで相手をナタカスとかオスとか呼ぶの本当にやめてほしい。反出生主義者を侮蔑するのもやめてほしい。
2020-10-02 15:19:34@hakama01 進化心理学、というか進化学がもし正しいとすれば、反出生主義者の数が人類の一部である限りそれは子孫繁栄のためにあることになり、進化学側からすれば何の矛盾もありません。反出生主義側からすれば正しいかどうか分からん進化学と戦うことになり、こちらにも矛盾は生じません。
2020-10-06 14:44:22