ファミコンゲームについて

ファミコンゲームの開発をしているので、たまに好きなゲームを吸い出しては中身を見たりしています。気づいた点などをTweetしてます。 各ツイートのツリーにいろいろ書いています。
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Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

気になるのがドラです。普通の麻雀ではドラは表示牌の次ですが、このゲームでは表示されている牌がドラです。つまり、この場では二筒がドラ表示牌のはずです。敵は二・三筒子は持っていません。手牌にいずれも1枚ずつあるので、本来は二筒子が残り2枚、三筒子は3枚山に残っているはずですが…!?(続 pic.twitter.com/D6rEo44Noo

2021-05-01 15:31:16
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Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

どうもこのゲームは同じドラを4枚持てないようです(ちゃんと確認したわけではないです)。ちなみに裏ドラも和了るまで決まっていません。表示する必要があるときに残っている牌から選んでいるようです。試しに立直あがりした直後にステートセーブすると、ロードのたびに裏ドラが変わります(続 pic.twitter.com/gosr1NzsqS

2021-05-01 15:31:17
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Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

現代の環境で調べていくと、場当たり的にランダムに決めていることが散見されて驚きます。ですが、遊んでいるときはそういった嘘くささをまるで感じさせません。ファミコン初期の少ない容量・メモリで麻雀を表現するために、現実と同じ手順を踏まずに、麻雀らしさを優先しているわけですね。

2021-05-01 15:31:17
Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

ちなみに「4人打ち麻雀」は同じ容量ながら、敵側もキチンと麻雀を打ってくれます。また任天堂麻雀はダブル役満がないようですが、4人打ち麻雀はその辺もしっかりしており、メモリをいじくるとこんなのもできました…。いやぁまさか發を18枚も自模れるとは思ってもいませんでした~ pic.twitter.com/uvJGdIQGJl

2021-05-01 16:06:51
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イーアルカンフー

Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

【イーアルカンフー】元は同名アーケードゲームですが、のちにMSXへアレンジ移植されました。ファミコン版はどちらかというとMSX版の移植です。たった8KByteのグラフィックスペースに、6人の格闘家たちのアクションが凝縮されています。この詰め込みはもはや芸術です! pic.twitter.com/ZKhZwyZFH8

2021-02-11 14:04:09
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Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

まずは簡単にファミコンの色と絵の仕組みを解説します。54色の中から3+1色のパレット(色のセット)を、BG、スプライトそれぞれ4本持っています。3+1色のうち+1というのは、BGの場合は背景色、スプライトの場合は透過色となります。背景色は共通の1色です。つまり、3*4+3*4+1=合計25色です。 pic.twitter.com/kmocdEf7JV

2021-02-11 14:04:10
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Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

イーアルカンフーでは、主人公は5人の格闘家と1VS1で戦います。スプライトは横に8枚しか表示できませんので、このゲームでは主人公をスプライトで描き、敵はBGとスプライトの組み合わせとなっています。そのため敵の移動はガクガクっとしてしまいます。 pic.twitter.com/DSvwzuLEeJ

2021-02-11 14:04:11
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Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

スプライトはドット単位で配置できるため、滑らかに動かせ、しかも表示を左右、上下に反転できます。ですので、キャラの位置関係が変わっても反転するだけで済みますが、BGは反転ができないので【右向きと左向きの両方をパターンで持つ】必要があります。これを5人分…。控えめに言って無理です…。 pic.twitter.com/37InHME1dM

2021-02-11 14:04:12
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Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

先ほど色の説明をしましたが、3色指定できるということは、組み合わせを工夫すると1つの絵に、2つ分の絵の情報を持たせることができます。言葉で説明するのは難しいので図を参照ください。このテクニック自体は他のゲームでも見られますが、ここまで積極的に使ったゲームは珍しいです。 pic.twitter.com/gJ6itYVTQ2

2021-02-11 14:04:13
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Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

さすがにこれを全て手作業でやったとは考えにくいですが、どのようなパターンを用意するかはデザイナとプランナ、そしてプログラマが、協力しあわない限り絶対に実現しないものであることは想像に難くありません。

2021-02-11 14:04:13
Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

余談その1:紅一点のランですが、このキャラだけMSX版と違い、アーケード版のデザインに置き換わっています。なぜ? と問うまでもない気もしますが、他のキャラと微妙にデザインラインが異なるのはこういう理由だったんですね。 pic.twitter.com/aPEitG65Gt

2021-02-11 14:04:14
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Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

ここまで厳しいのに、タイトルと社名のロゴを入れるのはすごい! この後にロムも大容量化が進みますので、時期が違ったらAC版の移植もあり得たかもしれません。しかし、その時にはもっと容量いっぱいまで詰め込んだ大作が作られていましたので、単純な移植はされなかったかな?と妄想してしまいます。 pic.twitter.com/2tw7Htqv1d

2021-02-11 14:04:16
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Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

余談その2:全然関係なくて恐縮ですが、当時ウーはずっと尻を掻いているように見えました…。ボリボリ…。 pic.twitter.com/BSaNVLevfI

2021-02-11 14:04:15
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イース1

Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

イース1の炭鉱ではスポットライト状の表現があります。ファミコンはとても苦手な表現ですが、とても美しく表現されています。ちなみにマスクの上下隅から2段目はスプライトを7枚使用しているため、残り1枚しかスプライトが余裕がありません! pic.twitter.com/xa0a0D1Srn

2021-02-06 16:03:50
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Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

前述したイース1ファミコン版の炭鉱の動画です。スポットライトの表現と滑らかなスクロールが美しいですね! pic.twitter.com/aD53bCIGdr

2021-02-06 16:04:00

ワルキューレの冒険

Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

【ワルキューレの冒険】ナムコ初期のARPG。小容量(32KB+32KB)ながら、夢いっぱいの冒険が楽しめる名作です。このゲームはチップによる拡張機能を使わずに画面を上下分割し、自由に上下左右に移動できます。ファミコンでこれを実現するのがどのぐらい大変か、掘り下げてみたいと思います。(続) pic.twitter.com/HwOswTl2i6

2021-02-06 14:45:17
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Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

まず、そもそも上下分割とはどのように行っているのか? 特別な機能を用いずに行う場合、多くは0番スプライトの描画を判定して行う、通称「ゼロ爆弾」という手法が多いようです。詳しくは図を参照ください。(続) pic.twitter.com/ADZu1IJIwF

2021-02-06 14:45:18
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Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

左右にスクロールするだけのゲームなら問題ないですが、上下に移動し続けると、そのうちUIのところまで画面が到達してしまいますね。そのときはどうするのか? その時はUIを別の場所に描き直しているんです。これを管理するのはとても大変そうですね…。(続) pic.twitter.com/eVvo8DgR14

2021-02-06 14:45:20
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Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

次に左右のスクロールですが、ファミコンは2枚の画面を持っていて、ワルキューレでは縦に繋げています。そのため左右はループしています。ですので左右に移動したら、すぐに反対側のものが出てきてしまうのです。このゴミが出ないように本ゲームでは左右にマスクが配置されています。(続) pic.twitter.com/5aDH5PFWSr

2021-02-06 14:45:21
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Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

試しにマスクをとって左右にスクロールさせてみました。あぁ…こういうファミコンゲームもありますよねぇ…。ワルキューレがこういう問題に対して、丁寧に作られていることがわかりますね! pic.twitter.com/b7ePSdCx9G

2021-02-06 14:45:30

スパルタンX

Karu_gamo★★☆☆☆ @Karu_gamo

【スパルタンX】ジャッキー・チェンの人気映画のゲーム化で、オリジナルはアイレム社によるアーケードゲームでしたが、任天堂がファミコン版を開発・販売しました。大量の敵を捌く軽快なアクションと、カンフーボイスがゲームを盛り上げてくれる初期の名作アクションです。 pic.twitter.com/xLmhLhUKLZ

2021-01-30 23:50:45
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