匿名批評
→筆名をつくることは、「現実の自分」とは別の「もう一人の自分」をつくろうとする行為です。生身の自分に、げたをはかせることもできる。しかし、「あんな華麗な筆名だけど本名は▼▲だろ」「その顔で、この文かよ」と言われることから、永遠に逃げることはできない。だから「匿名の発言は脆弱」。→
2011-07-23 03:04:17つまらないと思う映画をつまらないと言い切ることは、その全スタッフを批判することになると思ってる。どこかでそのスタッフの誰かと自分が仕事することになるかもしれない。その時、批判の跳ね返りを受けなくてはいけない。受ける覚悟がないのに、批判だけするのはずるいと思ってる。)続く
2011-07-23 03:04:43「説得力なんていらない。とにかく罵倒したい」というような意図で匿名で書かれた文章が、「場」の力によって妙な説得力を持ってしまう場合がたまにある。2ちゃんねるをたまに見ると出くわすことがある。そしてかつて『短歌現代』には『31ちゃんねる』という匿名時評が存在した。こんな例もある。
2011-07-23 03:05:46@mokotanningyou 私は某掲示板じゃないけど、ヲタクの匿名の世界で交流したり、ネチケットとかを学んだのが大きいと思ってる。基本腐女子の世界ですが絶対個人情報ばらさないしね!ネットで個人情報書くと危険って身に沁みこんじゃってる気がする。やっぱり環境によって違うと思うのね
2011-07-23 03:07:07かつて批判したスタッフが、「あんたとはやりたくない」と言って、私の現場放棄するかもしれない(そんなことは実際にはないけど)。でも、そういう可能性まで含めていつも考えてる。その時、「あーあんなつまらない作品のスタッフだから帰っていいです」と言えるほどの自分なら、いいけど…続く)
2011-07-23 03:07:17その覚悟も自信もないのに、批判できないです。軽はずみには。するときはさし違える覚悟でいかないと。作ったひとや書いたひとがどれほど命かけて作っているか知っているので、批判も命がけで…と思ってます。
2011-07-23 03:09:21→その脆弱性にだれもが薄々気づいているのに、気づかないふりをしているから、匿名批判は「卑怯」なのです。私は、あらゆる人が戸籍名で発言すべきだとは思いません。ただ、匿名批判はそのように読まれる宿命を持っているということに、皆、もう少し自覚的であってほしいとは思います。(一応おわり)
2011-07-23 03:11:05僕はまったく無名の研究者だけど本名でツイッターをやっている。というのも、もし匿名でやってもおそらく僕は「宗教史学」とか「ペッタッツォーニ」とか書くだろうからあまり意味がないかなと思ったからである。一年間やってみて、結構楽しかったし、トラブルも予想していたよりずっと少なかった。
2011-07-23 03:16:16と言いつつ、中学生の頃、匿名でラジオ番組に葉書送ってました。自分の通っていた学校は厳しくて、ラジオやテレビに出ると退学だったので。あと大学生の頃、ペンネームで素性を証さず、エロ小説書いてました。あ…これらは批評じゃないからいいのかしら。匿名でも。
2011-07-23 03:18:06(追伸。私のツイート、「匿名批評」と「匿名批判」が混在していました。小谷野敦さんは「匿名批判」と書いています。私は「匿名批評」という言葉をつかいたかったのですが、「匿名批判」という言葉に置きかえて読んでくださってもかまいません)
2011-07-23 03:18:59文章を読めばその人が誰かはわかるが、あえて匿名にする、という場合が存在する。あと誰だかわかってほしい文脈であえてイニシャルとかで表記するブログをたまに見る(S藤S藤さん、とかU山さん、というように)。これはどういう意図なのだか未だにわからないでいる。
2011-07-23 03:28:13明日早起きなのに、「名前」について考え込んでしまう。2ちゃんねるみたいに誰だかわからない良さもあると思う。巨悪に立ち向かう時、最初から本名でいったらつぶされるかもしれない。匿名で仲間を募って革命起こすってこともあるかもしれない。だから一概にいつでも「名を名乗れ」ってわけじゃないが
2011-07-23 03:35:35匿名で批判するのは卑怯だという意見をたまに見るたびに、なら匿名で誉めることについてはどう考えるんだろうと思う。「誉める方は誰も傷つかないからいいんだよ!!」と言われたら「えー」って言う。
2011-07-23 03:36:56「匿名批判は卑怯だ論争」って、やっぱFacebookが侵食してきたことの露見なんだろうな…徐々に実名派が増えてって大半が実名になれば俺も実名にするけど。あんなのは結局「赤信号、みんなで―」だからな。
2011-07-23 03:41:59@Minority20 ここでいう「匿名」って戸籍名・実名でもなければ"Minority20"でもない別の新たなアイデンティティで、という意味ですか?すでに「匿名」の"Minority20"からさらに「匿名」にするというのは面白いなと思いまして。
2011-07-26 13:31:00はい、そうです。実名では匿名でも何でもなく、恥ずかしさが直接私に影響してきますので、実名にはしない。 RT @zerobase ここでいう「匿名」って戸籍名・実名でもなければ"Minority20"でもない別の新たなアイデンティティで、という意味ですか?
2011-07-27 02:00:32(実名ではそれなりに恥ずかしくない、誇れるものを公開したいわけですw)Minority20はこれはこれで極めて複数の人に認知されてしまい、事実上、実名での環境以上の親密濃密な人間関係が形成されているので、Minority20でやっても恥ずかしさを回避できない。@zerobase
2011-07-27 02:01:33そうなると、全く別のHNを使うか、一切何の名前も持たずにただ作品(詩)を置くというだけの形になります。確か名前が必須でないブログはあったので、まさに名前の表示が皆無なまま、ひたすら詩だけが置かれ、訪問者はそれだけを見てくれたらいいというわけです。@zerobase
2011-07-27 02:02:27@Minority20 丁寧な説明ありがとうございます!複数のアイデンティティ(1)実名・戸籍名 (2)Minority20 (3)匿名の使い分け。そのリテラシを広めたいです。CIP三位一体論 http://t.co/6qbrpdV に最近「匿名」も加えて考察中です。
2011-07-27 02:14:03「匿名」に「実名」を対置するのは適切ではなかろう(反義語でない)。anonymity(匿名性)はCIP三位一体論 http://t.co/6qbrpdV をふまえて理解したほうがよいと思う。匿名、記名、実名、偽名の概念整理とGoogle+論を兼ねたアーキテクチャ論をいずれ。
2011-07-27 02:16:40