h_risa さんによる「レッジョエミリア展」感想

征矢里沙 @h_risa

レッジョエミリア展に行ってきた！アートの観点からの展示だったから、教育的観点からもっと深く知りたいと思う、とても面白い実践だった。子供達はみんな素晴らしい感性を持っている芸術家であり哲学者で、今の普通の学校がそれを奪っているだけなんだと実感。

征矢里沙 @h_risa

冗談じゃない。百のものはここにある。 Loris Malaguzzhi 子どもは、百のものでつくられている。 子どもは、百の言葉を、 百の手を、 百の思いを、 百の考え方を、 百の遊び方や話し方を持っている。 (続)

征矢里沙 @h_risa

百、何もかもが百。 聞き方も 驚き方も愛し方も 理解し歌うときの 歓びも百。 発見すべき世界も百。 発明すべき世界も百。 夢見る世界も百。 子どもは百の言葉を持っている。 (他にもいろいろ、百、百、百。) (続)

征矢里沙 @h_risa

けれども、その九十九は奪われる。 学校も文化も 頭と体を分け こう教える。 手を使わないでやりなさい。 頭を使わないで考えなさい。 話をしないで聴きなさい。 楽しまないで理解しなさい。 愛したり驚いたりするのは イースターとクリスマスのときだけにしなさい。 (続)

征矢里沙 @h_risa

こうも教える すでにある世界を発見しなさい。 そして百の世界から 九十九を奪ってしまう。 こうも教える。 遊びと仕事 現実とファンタジー 科学と発明 空と大地 理性と夢 これらはみんな ともにあることは できないんだよと。 (続)

征矢里沙 @h_risa

つまり、こう教える。 百のものはないと。 子どもは答える。 冗談じゃない。百のものはここにある。 ／Loris Malaguzzhi レッジョエミリア展@ワタリウム美術館 展示冒頭の詩

征矢里沙 @h_risa

所謂メインストリームの「いい学校、いい塾」は、子供からいかに早く完全に九十九を奪うかという競争をしているわけで。 これからの世界には、きっとその九十九こそが必要なのに。