渡邊先生の行動分析学関係のつぶやき

良いタイトルが浮かびませんでしたorz いろいろな論点が混在しています。一部「行動分析学入門」を超えた話もありおもしろいです。 最後の方の「ほめる/しかる」は日常で使う意味とは少し違います。行動分析学の「強化」「罰(弱化)」のそれぞれに相当するものを、わかりやすくするために「ほめる/しかる」で代用しているようです。
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渡邊芳之 @ynabe39

まさにまさに。正確には「結果によってしか区別できない」。 RT @moco_tantan: 結果的な概念なのかぁ。

2011-07-25 21:18:27
渡邊芳之 @ynabe39

だから「不良にとことんつきあう先生」は不良を叱ってるようで不良をほめてるわけです。しかしそれ自体がその先生にとって望ましい場合も多いだろうというのは昨晩か今朝書いたことです。

2011-07-25 21:23:13
渡邊芳之 @ynabe39

では「自主性がある」とはどのような状態を言いますか? RT @asimasik: たとえば勉強したことをほめて、勉強時間が増えたら、自主性が育ったということ?それはおかしい。

2011-07-25 21:26:58
渡邊芳之 @ynabe39

「自主性」というのも「なんとか力」みたいなものの仲間だと思う。

2011-07-25 21:27:48
渡邊芳之 @ynabe39

ひとつはっきりしているのは「自主性」というのも原因ではなく「結果の記述」であるということだ。

2011-07-25 21:33:07
渡邊芳之 @ynabe39

@fsxtnkn そもそも考えるべきなのは「禁煙するかどうか」だけで「意欲する」とか「強く意志する」とかは「第三者からの評価」に過ぎないように思います。「意志があって行動がある」という「迷信」に惑わされないように。

2011-07-25 21:37:34
渡邊芳之 @ynabe39

人の行動が「まず心が変わって,それから行動が変わる」ものだと考えるのは,まったく「心理学的でない」考え方だ。

2011-07-25 21:39:00
渡邊芳之 @ynabe39

@hirotakadaikou 自信をつくるのに一番必要なことは「人からほめられること」です。

2011-07-25 21:40:41
渡邊芳之 @ynabe39

同じ原因で行動が変わり,同時に心も変わる。RT @01_kenshin: まず体が変わってから、心が変わると言う事でしょうか。

2011-07-25 21:42:07
渡邊芳之 @ynabe39

心と行動との関係は「相関」です。「人間」になにかが起きると,心が変わり,同時に行動も変わる。どちらも結果であって,心が変わることが行動が変わる原因ではありません。

2011-07-25 21:43:29
渡邊芳之 @ynabe39

心は車のダッシュボードのようなものです。エンジンの回転が速くなると,ダッシュボードの回転計の針が回り,同時に車の速度が上がる。しかし「回転計の針の動きが車の速度を速くさせている」わけではない。

2011-07-25 21:45:35
渡邊芳之 @ynabe39

自分が現場でなにかを上手にできないことを「理論や考え方が間違っている」と思い込むことは臨床ではほんとうに毎日のように見ることです。 RT @ne2007: 私も幼児の仕事を始める前は先生と同じ考えでした。

2011-07-25 21:47:12
渡邊芳之 @ynabe39

@fsxtnkn その違いを生み出しているのは外的な環境の構造であって意欲とか意志といった概念は「結果の解釈」に過ぎません。

2011-07-25 21:50:56
渡邊芳之 @ynabe39

効果的にほめることの頻度があがれば行動の頻度も増えます。効果的に𠮟ることの頻度があがれば行動の頻度も減ります。RT @fsxtnkn: 「ほめる/叱る」を結果と直接的に結びつけるだけでは、頻度の増減をうまく説明できないのではないかと思ったのです。

2011-07-25 21:52:17
渡邊芳之 @ynabe39

意欲とか意志とかの問題は「器質的な問題」なんですか? 器質的な問題がほんとうにあるならそれは意欲や意志以前に考えられるべき問題です。RT @fsxtnkn: 当の禁煙する人の器質的な問題は、「外的な環境の構造」に含めて理解するということでよいでしょうか?

2011-07-25 21:55:07
渡邊芳之 @ynabe39

もうすこしいえば,ほめたり𠮟ったりして行動が増減することは徹頭徹尾「個人内の問題」です。その人がどのような「器質的な問題」をもっていようが,ある行動が今より増える,今より減るということと「ほめるか𠮟るか」との関係はなんの問題もなく「直接的に結びつける」ことができます。

2011-07-25 21:57:04
渡邊芳之 @ynabe39

@fsxtnkn それについての答えは先に述べました。「同じ程度にほめたなら同じ程度に効果する」などということは最初から考えません。ある人にどのようにほめたらその人の行動がどのように増減するか,だけが問題です。

2011-07-25 21:58:18
渡邊芳之 @ynabe39

うれしく感じることのハードルは「だんだん上がっていく」ことが大事なので,最初はつまらないことでもほめて「ほめられ慣れ」させて,それ以降は徐々に「つまらないことではほめない」ようにしていくこともできます。 RT @massurubodee

2011-07-25 22:00:30
渡邊芳之 @ynabe39

アメリカの内発的動機づけとか自己効力感の研究は悪いけど私は「くだらない」と思っています。 RT @sweetpeajupiter: 自己効力感との関連性は、研究されてますよね

2011-07-25 22:01:15
渡邊芳之 @ynabe39

だから「ほめたかどうか」は結果としての行動の増減からしか判断できないと言っています。RT @fsxtnkn: ほめる/叱ることについて、何かしら「程度・類似」を観念しないと、そもそもある人を「ほめる」という言い方が、現にその語に対応する行動をとる時点で無意義になると思うのです…

2011-07-25 22:06:09
渡邊芳之 @ynabe39

その「面白くてやる」ということ自体が「他者にかまわれた・ほめられたことの内在化」として発達するのです。 RT @asimasik: 外からの視線を内在化させて自分をほめて勉強させるのではなく、自分がそのこと(勉強)自体が面白くてやることだと思います。

2011-07-25 22:08:50
渡邊芳之 @ynabe39

「なぜ」なのかはわかりませんが,人間も含めほぼすべての脊椎動物は「行動の直後に生存に有利なものを与えられるとその行動を増やす」傾向を持っています。RT @okikazuya18: 初歩的な質問で恐縮です。そもそも、なぜ「褒められる」ことで直前の行動を増やしてしまうのでしょうか?

2011-07-25 22:10:52
渡邊芳之 @ynabe39

消去抵抗の大きさだと思います。ただ内在というのは「外在ではない」というだけの意味ね。 RT @TanTanKyuKyu: 昔から気になってたんですけど強化子が外在から内在へと向かうという理論モデルにはどういう実証的根拠があるんですかね?

2011-07-25 22:12:25
渡邊芳之 @ynabe39

「目的」とか「自分の意志」というものも「ほめられること」によってつくられるものです。RT @asnal09: @asimasik 面白い、とは思わなくても、目的をもって自分の意思で勉強に取り組むことは、自主性とは言えないのでしょうか??

2011-07-25 22:13:55
渡邊芳之 @ynabe39

絵を見るのも,絵を書くのもです。RT @TriflingDoodle: 絵をみるのもですか?

2011-07-25 22:14:43